5月6日(金)に公開される嵐莉菜×奥平大兼共演の映画「マイスモールランド」より、本編映像が解禁された。
是枝裕和監督が率いる「分福」気鋭の新人監督・川和田恵真監督による商業映画デビュー作「マイスモールランド」。日本に住む難民申請中のクルド人の家族に告げられた、過酷な現実。在留資格を失い、普通の高校生としての日常が奪われてしまった17歳の主人公サーリャ。彼女が理不尽な社会と向き合いながら、自分の居場所を探し、成長していく物語が描かれ、本年度のベルリン国際映画祭では、アムネスティ国際映画賞《特別表彰》に輝いた。主⼈公サーリャを演じるのは、自身も5か国のルーツを持ち、ViVi専属モデルとして活躍する嵐莉菜。サーリャが心を開く少年・聡太を注目の俳優・奥平大兼が演じている。
この度、サーリャの告白に対して、寄り添って受け止めようとする聡太と、言葉を選びながらも真っ直ぐに気持ちを打ち明ける瞬間を捉えた本編映像が解禁された。
バイト終わりの放課後、コンビニの新作スイーツを頬張る2人。徐々に距離が縮まっていく中、サーリャは聡太に自分がクルド人であることを打ち明ける。「いつの間にかドイツ人と思われてて、なんかそれがちょうど良くて。自分でもドイツ人って言うようになって」「本当はどこの国から来たの?」「クルド…って知らないよね?」「分かんない、ごめん」突然の告白に戸惑いながらも、お互いの気持ちに寄り添い、受け止めようとする瞬間を捉えている。
ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門のヘッドプログラマーのセバスチャン・マルクト氏が「世界共通のテーマである現代社会の矛盾を、とても美しく、映画らしい構成で物語に練りこんでいる」と称え、海外メデイア「VERDICT」に掲載されたレビューには、「川和田監督の『マイスモールランド』はあくまでフィクションとして、彼女自身がダブルとして生きる経験から、クルド人全体を描くのではなく、一人の高校生であるクルド人に焦点をあてる。彼女が生きる日本社会の中で、希望や夢を持ち、目の前の困難に立ち向かう状況を描いた特別な映画である。日本当局の非人道的な難民政策を厳しく批判する一方で、17歳の少女が自分の感情や、複数のアイデンティティによってもたらされる責任と対峙する姿を感動的に描いており、注目されるべき作品」と、既に海外からも高く評価されている。
本編映像
作品情報
映画「マイスモールランド」
2022年5月6日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
出演:嵐莉菜、奥平大兼、平泉成、藤井隆、池脇千鶴
アラシ・カーフィザデー、リリ・カーフィザデー、リオン・カーフィザデー、韓英恵、サヘル・ローズほか
監督・脚本:川和田恵真
企画:分福
制作プロダクション:AOI Pro.
共同制作:NHK FILM-IN-EVOLUTION(日仏共同制作)
配給:バンダイナムコアーツ
公式HP:https://mysmallland.jp/
公式Twitter:@mysmallland
公式Instagram:@mysmallland
©2022「マイスモールランド」製作委員会