木村佳乃 コメント
小説を読んで感じた心の震えを、映像が更に深く伝えてくれました。とても感動しました。
作家・島本理生 コメント
文が更紗に向ける視線は、性でも恋愛でも同情でもなく、ましてや少女性に対する幻想や崇拝であってはならない。
その奇跡は、もしかしたら誰も見たことがないものかもしれない。それが映画の中で見事に体現されていたことが尊かった。(※劇場パンフレットより抜粋)
妻夫木聡 コメント
行き場のない感情が、荒波のように引いては寄せ、寄せては返して、心がえぐりとられるようだった。
事実や真実なんてどうでもいい。ただこの2人に幸せになってもらいたいと願う自分は間違っているだろうか。
2人がたどり着いた先が、自分には絶望なのか解放なのかわからなかったが、この余韻に浸っていたいと思う自分に、これは救いの映画なのだと気付かされた。
映画監督・ポン・ジュノ コメント
李相日監督が映画的な怪力の持ち主であるということは前作『怒り』でもすでに感じていたが、今作ではさらに一歩、まさに最後までやりきっている。すべての俳優の繊細なニュアンスを光と影の中に描き出した撮影と演出の抜群の相性は、私に得も言われぬ嫉妬心を呼び起こした。
作品情報
「流浪(るろう)の月」
2022年5月13日(金)全国ロードショー
原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)
主演:広瀬すず、松坂桃李/横浜流星、多部未華子/趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子/柄本明
監督・脚本:李相日
撮影監督:ホン・ギョンピョ
音楽:原摩利彦
製作幹事:UNO-FILMS(製作第一弾)
共同製作:ギャガ、UNITED PRODUCTIONS
配給:ギャガ
作品公式サイト:gaga.ne.jp/rurounotsuki/
パンフレット情報
『流浪の月』劇場パンフレット
発売予定日:2022年5月13日(金)
価格:820円(税込)
この記事の写真
©2022「流浪の月」製作委員会