永野芽郁が主演を務める映画「マイ・ブロークン・マリコ」より、特報とティザーポスターが解禁された。
原作は「輝け!ブロスコミックアワード 2020」大賞を受賞。さらに「この漫画がすごい!2021年オンナ編」第4位にランクインするほか、2021年に文化庁が主催するメディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなど、ほぼ無名に近い新人作家の初連載作にも関わらず異例の快挙を成し遂げ話題となった、平庫ワカのコミック「マイ・ブロークン・マリコ」。
「親友の遺骨を持って旅に出る」という今までにない斬新な物語設定と、みる者に投げかける答えの見つからない問いかけが多くの読者の心に刺さり、一瞬にしてその世界に引き込んだ。
今作でメガホンをとるのは、「百万円と苦虫女」(2008)で日本映画監督協会新人賞を受賞し、その後も「ふがいない僕は空を見た」(2012)、「ロマンスドール」(2020)、「浜の朝日と嘘つきどもと」(2021)など、話題作を手掛けているタナダユキ。
鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨ(永野芽郁)は、テレビのニュースで親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。マリコの魂を救うために、マリコの実家から遺骨を強奪し逃走。マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることに。
このたび解禁された特報映像では、シイノの思いつめた表情、無謀にもマリコの父親に闘いを挑む必死さ、マリコを想い荒々しく走り続ける姿が映し出される。シイノを演じる永野について「シイノの衝動を、シイノの感情を、無様さを晒せる最高にカッコいいシイノという一人の人間のデコボコとした魅力を、余すところなく表現できると感じた」とタナダユキ監督は語ったが、本映像でもそんなシイノの魅力がみる者を突き動かすだろう。これまでのイメージを覆す、今までにない永野芽郁がそこにいる。
また、永野が「初めてマリコになった奈緒ちゃんを見て感動しました」と言うように、一瞬の笑顔で心を揺さぶるマリコ。ここから始まる2人の旅路に思いを馳せたい。シイノの親友マリコを突然失った衝撃、悔しさや怒り、悲しみ、マリコへの強い思いがうごめく、疾走感あふれる仕上がりとなった。
ティザーポスターは2種類。マリコの遺骨を抱いたシイノの表情は、「あんたの遺骨は、あたしが連れてく。」というコピーとともに強い意志を感じさせる。もう1枚は、マリコの実家のベランダから遺骨を抱え飛び降りるシイノの姿を切り取ったものだ。デザインは、グラフィックデザイナーの大島依提亜氏が担当した。
特報映像
作品情報
映画「マイ・ブロークン・マリコ」
2022年秋、全国ロードショー
出演:永野芽郁
奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊
監督:タナダユキ
脚本:向井康介 タナダユキ
原作:平庫ワカ「マイ・ブロークン・マリコ」(KADOKAWA)
製作:映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
製作幹事:ハピネットファントム・スタジオ
制作プロダクション:エキスプレス
制作協力:ツインズ・ジャパン
配給:ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWA
公式サイト:https://happinet-phantom.com/mariko
公式twitter:@mariko_movie
この記事の写真
©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会