8月19日（金）公開の田中圭が主人公を演じる映画「ハウ」より、場面写真が解禁された。
本作は、「ゼロの焦点」「のぼうの城」などで日本アカデミー賞監督賞を受賞、日本を代表する映画監督・犬童一心と、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」などで同賞脚本賞を受賞、「余命1ヶ月の花嫁」「キセキーあの日のソビトー」など、人と人との温かいつながりや大切な人への想いを丁寧に描き続ける脚本家・斉藤ひろしが初のタッグを組み、〈人と犬の絆〉を描く感動作。
主人公の民夫を演じるのは、「あなたの番です 劇場版」「そして、バトンは渡された」など多くの大ヒット作に出演し、幅広い表現力で存在感を放つ田中圭。本作では、婚約者にあっさりフラれ、人生最悪な時を迎え途方に暮れるちょっぴり気弱な青年を熱演する。
そして、もう1匹の主人公・ハウを演じるは、本作で初演技となる俳優犬のベック。民夫と運命の出会いを果たし、優しく寄り添い、そっと支えるかけがえのない存在になっていく“ワンと鳴けない犬”を好演する。
このたび、田中演じる主人公の民夫とハウ、そして彼らを取り巻く人々の新たな場面写真が到着した。婚約者に別れを告げられ、人生のどん底にいた市役所職員・赤西民夫。一人空虚な日々を送る彼の元にやってきたのが、真っ白で大きな保護犬のハウだ。場面写真では、民夫がいとおしそうにハウに顔を寄せる姿や自宅での、自宅でのくつろぎタイム、散歩の様子などから、何をするにもいつも一緒な“ふたり”の幸せな日常がうかがえる。しかし、幸せな時間がずっと続くかと思われたある日、突然ハウが民夫の前から姿を消してしまう。
ハウと離れ離れになり意気消沈する民夫に寄り添うのは、同僚の足立桃子（池田エライザ）。愛するペットを通じて民夫と交流を深め、傷ついた彼をそっとフォローしながら、ゆっくりと心の距離を縮めていく。並んで昼食を取っているツーショットも印象的演技で、演技では初共演となる田中と池田の掛け合いにも期待が高まる。
ハウと民夫を引き合わせたのは、民夫の上司・鍋島史郎（野間口徹）と妻の麗子（渡辺真起子）。ハウがいなくなってしまった後も一緒に行方を追ったり、民夫を気にかけ優しく見守る存在として登場している。
民夫の元から離れてしまったハウが道中で出会うのは、さまざまな悩みや孤独、悲しみ抱えた人々。震災の風評被害に心を痛める女子中学生の朝倉麻衣（長澤樹）は、ハウとの交流によって閉ざした心を次第に解きほぐしていく。ハウの存在に背中を押されることで自ら問題と向き合うようになっていく、成長を感じさせるエピソードは必見だ。
DV被害に傷つき、修道院で保護されている森下めぐみ（モトーラ世理奈）は、ふらりと現れたハウをなぜか避けてしまう。さらに、彼女を支えるシスター（市川実和子）たちがハウを温かく迎え入れるも、滞在中にある事件が起きてしまい、民夫も知らなかったハウにまつわる衝撃の出来事が明かされる。
古き良きシャッター商店街でハウが出会うのは、愛する夫・関根次郎（石橋蓮司）を亡くし、一人で傘店を営む志津（宮本信子）。彼女の寂しさを埋めるかのように寄り添うハウに、思わずいとおしさを覚えてしまうこと必至のシーンが展開される。
果たして、ハウは大好きな民夫ともう一度再会することができるのか。そして神様からのギフトのようなハウとの出会いは、民夫や傷ついた人々の人生に何をもたらすのか。
民夫役の田中をはじめ、キャスト陣には犬好き＆動物好きが勢ぞろいしている本作。元気いっぱいでやんちゃながら素直に指示に従い、名演技を披露するハウ役の俳優犬・ベックに、共演したキャストたちも終始大興奮。現場では常に「かわいい！」の声が飛び交い、“ハウ”はたくさんのキャスト・スタッフに愛されながら撮影が進められた。
田中は「撮影しながら心が通じ合う瞬間は何度もあったし、まだ元気な仔犬なので2人で遊んでいる時に慕ってくれているというか、頼りにしてくれているのを感じられてうれしかったです」と。池田も「一度しか会えなかったけど、初対面とは思えないほどわ～っ！と来てくれて満たされました（笑）」とハウへの熱いコメントを語っている。
