7月29日（金）全国公開の映画「今夜、世界からこの恋が消えても」の七夕願いごとイベントが7月6日に開催され、W主演を務める道枝駿佑（なにわ男子）と福本莉子が登壇した。
原作は、映画化もされた「君は月夜に光り輝く」を輩出した電撃小説大賞の2019年受賞作品。応募総数4607作品の頂点にして、冒頭からは全く予想できないストーリー展開と結末に、全選考委員が涙したという傑作で、日本、韓国、中国書籍の合計発行部数が50万部を突破するなど、国境を越えて異例の大ヒットを広くしている一条岬の同名恋愛小説だ。
クラスメイトのいじめを止めるため、同級生の女子にうその告白をする主人公・神谷透役には、映画初主演となるなにわ男子の道枝駿佑が抜てき。うそと分かりながらも、3つのルールと合わせてOKの返事をする、「前向性健忘」を患うヒロイン・日野真織を福本莉子が演じている。
そんな本作の「七夕願いごとイベント」が7月6日に開催され、主演の道枝と福本が登壇。イベントがスタートすると、笹が風にたなびく美しい庭園から、2人が涼やかな浴衣姿で入場する。
まず本作について、道枝は「すごく切ない物語なんですけど、前向きになれる作品で、出演のお話を聞いた時はとてもうれしかったです。しかも、以前ドラマで共演させていただいた福本さんとだったので、すごくご縁を感じました」と思いを。
福本も「三木（孝浩）監督をはじめ、道枝君とも2回目ということで、心強い皆さんとご一緒できることがうれしかったです。この作品は、初めて原作を読んだ時に号泣して、今回役作りをするに当たって読み返したのですが、結末を分かっていてもまた泣いてしまって…。でも、切ないだけじゃなくて希望もある作品で、とてもすてきなお話だと思います」と語る。
両名のコメントにもあったよう、大ヒットドラマ『消えた初恋』での共演が記憶に新しい2人。改めてお互いの印象を問われると、道枝は「さばさばしていて、明るく天真爛漫な方。クランクインした後も、それはいい意味で変わらなかったです」と。
対して、福本も「初めて会った時から、変わらず真っすぐで誰にでも優しい。原作を読みながら“透君、道枝君にそっくりじゃん”と思っていたので、お芝居をする時も違和感がなくスッと入ってきました」と、築き上げてきた信頼関係を伺わせた。
本作は「記憶」がテーマになっていることにちなみ、それぞれの「忘れられない記憶」に話題が及ぶと、道枝は「もうすぐ1年が経ちますが、横浜アリーナで、なにわ男子のデビューを発表させていただいた時というのは一番記憶に残っていますね。本当に何も知らなかったので…」とぽつり。
「急に会場が真っ暗になって、スクリーンに“デビュー決定”って文字が出てきたときは涙があふれてきて、気づいたらメンバーと円陣組んでたりしていて。でも、さっき“一番記憶に残ってる”って言ったんですけど、実は泣きすぎて記憶がないんです（笑）。なので、後から映像で見返して、“こんなことしてたんだ…”って」と満面の笑みを見せる。
続けて、福本も「東宝シンデレラオーディションで“グランプリです”って言われた時ですね。あの瞬間から人生が180度変わりましたし、私も強烈すぎてちょっと記憶が飛んでいて（笑）。衝撃的すぎて、喜びというよりも驚きましたし、この先どうなるんだろうっていう不安のほうが大きかったです」と当時の心情を明かした。
さらに「七夕願いごとイベント」らしく、2人がそれぞれ短冊に書いた願いごとを発表するコーナーへ。「たくさんの方々の心の中で忘れられない作品になりますように」という道枝に対し、福本が書いた願いごとは「映画の初日を大阪で迎えたい」。
これについて司会から問われると、「私たち、2人とも関西の出身なので、“大阪で（初日舞台あいさつを）やりたいなぁ”ということをずっと言っていて。いろんな大人の方に届いたらいいなと思って書かせていただきました！（笑）」と。すると、道枝も「お願いしますね！」と加勢し、2人でおねだりする場面も。
最後は公開を前に、道枝が「この作品は、1日1日を大事にしようという思いが込められた作品です。そんな中で登場人物それぞれの葛藤が描かれていたりもして、少しでも皆さんの人生の励みになったり、明日も頑張ろうと思っていただけたらうれしいです」とあいさつし、イベントは締めくくられた。
作品情報
「今夜、世界からこの恋が消えても」
2022年7月29日（金）全国東宝系にて公開
キャスト：道枝駿佑（なにわ男子） 福本莉子
古川琴音／前田航基 西垣匠
松本穂香
野間口徹 野波麻帆 水野真紀／萩原聖人
原作：一条岬「今夜、世界からこの恋が消えても」（メディアワークス文庫／KADOKAWA刊）
監督：三木孝浩
脚本：月川翔、松本花奈
主題歌：「左右盲」／ヨルシカ（UNIVERSAL J）
音楽：亀田誠治
配給：東宝
公式HP：https://sekakoi-movie.toho.co.jp/
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