今年、結成15周年を迎えるHey! Say! JUMPの中島裕翔が、2023年2月公開の映画「#マンホール」(読み:ハッシュタグ・マンホール)の主演を務めることが発表された。中島は「僕らのごはんは明日で待ってる」(2017)以来、6年ぶりの映画主演となる。
本作は、「ライアーゲーム」シリーズ、「マスカレード・ホテル」シリーズの脚本家・岡田道尚が原案・脚本を手掛けるオリジナル作品。監督は「海炭市叙景」「私の男」などで、海外からも高い評価を受ける熊切和嘉。
中島演じる川村俊介は勤務先の不動産会社でNo.1の営業成績を誇り、上司や同僚の信頼も厚く、社長令嬢との結婚も決まり将来を約束された超ハイスペック男。しかし結婚式前夜、サプライズパーティからの帰り道に酒に酔いマンホールに落下し、幸せの絶頂からどん底に転落してしまう。
4月下旬に撮影を終えた中島は、「雨に濡れたり、泥や泡にまみれたりと想像以上に大変なことがたくさんありましたが、熊切監督作品の歴史に残る映画に参加できて光栄です」とコメント。さらに「国内外問わず類を見ない、とてもクレイジーな映画が出来上がりました。見ている人を1度、2度、3度、もっとたくさん驚かせたいと思います!」と、自信をのぞかせた。
また熊切監督については、「すごい方というイメージがあったので最初は緊張していたのですが、すごく気さくにしゃべってくださる明るい方。笑顔で”今のよかったよ!!”と現場で1番楽しそうに撮っている純粋な様子がちょっと怖くもあり、こういう人だからこそ狂気に満ちあふれたものを作れるんだなと思いました」と、初タッグを振り返った。
一方、熊切監督は中島について「とにかく身体能力が高い!今回自分の中でもここまでのジャンル映画というのは初なのですが、中島君が緊迫感を肉体で上手に表現してくれました。2人で演技プランをディスカッションしていく中で、僕が思っていた以上に中島君のいつもとは違った面が出てくるのも面白かったです(笑)」と、太鼓判を押した。
また、特報映像とメインビジュアルも解禁。結婚式前夜に開かれたサプライズパーティで同僚たちから新たな人生の幕開けを祝福された川村。パーフェクトな自分の人生に満足げな様子だったが、酩酊した川村は帰り道、深い穴に落ちてしまう。深夜、暗闇の中で目を覚ますとそこはマンホールの底だった。手元にあるスマホのGPSは誤作動を起こし、知人や警察も当てにならない。結婚式のタイムリミットとなる夜明けが迫る中、唯一通話できた元カノと、SNSでアカウントを立ち上げてつながったフォロワーたちに助けを呼びかけるが、事態は予想外の展開に向かう。
特報映像はそんなマンホールの底で緊迫感たっぷりに怪演する中島の新境地が垣間見えるものとなっており、最後はマンホールの蓋が不気味に閉じられて終わる構成に。
メインビジュアルでは、深く暗いマンホール内部のはしごをよじ登り、泥だらけ&傷だらけになりながら必死に脱出を試みる主人公・川村の姿が写し出され、「この穴、何かがおかしい。」というコピーからも、本作の不穏な展開が想起させられる。
中島裕翔(川村俊介役)コメント
3週間強の撮影期間だったのですが、もっと長い間撮影していたのではないかというくらい濃い内容でしたので、本当にそれが終わったんだなという実感があります。雨に濡れたり泥や泡にまみれたりと想像以上に大変なことがたくさんありましたが、熊切監督作品の歴史に残る映画に参加できて光栄です。
国内外問わず類を見ない、とてもクレイジーな映画が出来上がりました。没入感をもって見ていただけるような作品になっていると思いますので、皆さんもこの映画を見てちょっと息苦しくなってほしいなと思います。見ている人を1度、2度、3度、もっとたくさん驚かせたいと思います!
熊切和嘉監督 コメント
今回自分の中でもここまでのジャンル映画というのは初なのですが、中島君が緊迫感を肉体で上手に表現してくれました。2人で演技プランをディスカッションしていく中で、僕が思っていた以上に中島君のいつもとは違った面が出てくるのも面白かったです(笑)。
本当に難儀な台本ではありましたが、スタッフみんなが徹底的にやってくれたことと、
中島君が最後まで信じ切って演じてくれたことで、マンホールという狭い空間の中でとても大きな画を描けたような気がしてます。これから仕上げと編集も徹底的にやって、面白い映画に仕上げようと思いますので楽しみにしていてください。