映画界の鬼才・阪本順治が脚本と監督を務めた、伊藤健太郎主演作「冬薔薇(ふゆそうび)」のBlu-ray&DVDが12月2日(金)に発売される。
本作は、阪本順治監督が伊藤健太郎に”当て書き”したオリジナル脚本。阪本監督はシナリオを書く前に伊藤から生い立ちや仕事観、順風満帆だった役者人生を暗転させた過ちやその後の生き方について話を聞き、主人公・渡口淳のキャラクターに落とし込んだ。
そんな監督の思いに応え、「自分はもう、失うものはなにもない」という強い気持ちで内面をさらけ出した伊藤のリアルな演技により、阪本監督のフィルモグラフィーに新たな傑作が加わった。
専門学校にも行かず、半端な不良仲間とつるみ、友人や女から金をせびってはダラダラと生きる渡口淳(伊藤)。“ロクデナシ”という言葉がよく似合う中途半端な男だ。父・義一(小林薫)と母・道子(余貴美子)は埋立て用の土砂を”ガット船”と呼ばれる船で運ぶ海運業を営むが、時代とともに仕事も減り、後継者不足に頭を悩ませながら日々をやり過ごしていた。
淳はそんな両親の仕事に興味も示さず、親子の会話もほとんどない。そんな折、淳の仲間が何者かに襲われる事件が起きるが、浮かび上がった犯人像は思いも寄らぬ人物だった…。
共演には、小林薫や余貴美子のほか、石橋蓮司、伊武雅刀、笠松伴助、眞木蔵人が出演。さらに、永山絢斗や毎熊克哉、坂東龍汰、河合優実、和田光沙、佐々木宝が顔をそろえた。
Blu-rayには、メイキング(約41分)を含む、1時間を超える大ボリュームの特典映像を収録。さらに伊藤と阪本監督が2人きりで収録したオーディオ・コメンタリー音声や直筆メッセージ(印刷)入りの豪華仕様となっている。
伊藤健太郎&阪本順治監督オーディオコメンタリー見どころコメント
伊藤健太郎
もちろん僕も何度か見させていただいていますが、実際、監督と一緒に見ることで、自分が出ていないシーンの話もお聞きできましたし、見てくださる方にも楽しんでもらえるようなお話がしっかりできたんじゃないかと感じています。
本編とオーディオ・コメンタリーあわせて、『冬薔薇』の何か違った楽しみ方を見つけてもらえたらと思っております。
阪本順治監督
主演俳優と2人っきりで、振り返りながら見るというのはそうはないことなので、裏話も含めて面白さ満載のはずです。加えて、僕も彼の言葉で気付かされることもあったので、とても有意義な109分でした。後半での意表をつくトークは、かなりびっくりさせるかと!
商品情報
映画「冬薔薇(ふゆそうび)」Blu-ray&DVD
2022年12月2日(金)発売
※同時レンタル開始
■Blu-ray
価格:\6,380(税込)
映像特典(72分):メイキング(41分7秒)、完成披露上映会、初日舞台挨拶、劇場予告編
音声特典:伊藤健太郎×阪本順治監督 オーディオ・コメンタリー
印刷特典:伊藤健太郎×阪本順治監督 直筆メッセージ(印字)
※内容・仕様等は変更の場合あり
DVD 価格:\4,290(税込)
発売元:キノフィルムズ/木下グループ
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
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