木村拓哉主演の超大作映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」（レジェンド・アンド・バタフライ）（2023年1月27日（金）公開）の第2弾キャストが解禁され、伊藤英明、中谷美紀、宮沢氷魚、市川染五郎、北大路欣也が出演することが分かった。
誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長（木村拓哉）と、謎に包まれた正室・濃姫（別名：帰蝶／綾瀬はるか）の知られざる夫婦の物語を描く本作。今回、解禁になったのは、伊藤英明、中谷美紀、宮沢氷魚、市川染五郎、北大路欣也という5人の豪華キャスト。
伊藤英明が演じるのは、濃姫の侍従・福富平太郎貞家（ふくずみへいたろうさだいえ）で、彼女が信長に嫁ぐ際には共に織田家へと入るという役どころ。中谷美紀は、濃姫が幼い頃より見守り支えてきた筆頭侍女・各務野（かがみの）役。濃姫の父親にして”マムシ”の異名でも知られる美濃の戦国大名・斎藤道三役には北大路欣也と、主演級の俳優陣が”綾瀬濃姫”の脇を固めた。
いっぽう、信長に信頼され重用されるも、本能寺で謀反を起こしたとされる明智光秀役には宮沢氷魚。織田家家臣・森可成の息子で、信長の側近中の側近となる森蘭丸を時代劇映画初出演となる市川染五郎と、フレッシュなキャストが”木村信長”を支える。
戦国時代を駆け抜けた人物たちがどのような彩りを放つのか、新たなレジェンドの誕生に期待が集まる。なお、各キャストのコメントは下記に掲載。
本作は「東映70周年記念」を冠し、日本映画史上最高峰のキャスト・スタッフが集結して製作。木村にとって時代劇初出演となったドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』（1998・TBS）以来となる織田信長役、その正室・濃姫には木村とは3度目の共演にして初の夫婦役となる綾瀬はるか。
また脚本は『コンフィデンスマン JP』シリーズ、2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の脚本も手掛ける古沢良太、監督には「るろうに剣心」シリーズでアクションエンターテインメントの金字塔を打ち立てた大友啓史と、日本の映画界を牽引するスタッフが名を連ね、企画発表と同時に大きな話題を呼んでいる。
政略結婚という最悪の出会いから始まった信長と濃姫はいかにして真の夫婦となり、共に天下統一へと向かって行ったのか。”魔王”と呼ばれながらもときに悩み苦しむ信長をひとりの人間として描き、その側で支え続けた濃姫との知られざる物語を描いた感動超大作「THE LEGEND & BUTTERFLY」は、2023年1月27日（金）公開。
伊藤英明／福富平太郎貞家（ふくずみへいたろうさだいえ）役 コメント
東映70周年記念作品であり、主演の信長役が木村拓哉さん、さらに大友監督が信長の生きた時代を撮るということで、台本以上のものが必ず出来上がるだろうと楽しみでした。内容としては信長と濃姫夫婦の純愛ストーリーですが、いち歴史ファン、信長ファンとしては、どういう解釈で一つの作品になっていくのか、その過程を見たくて出番がない日でも現場に顔を出していました。
私が演じた貞家は、濃姫の目付け役、お守役という役どころです。自分の中で役の中に通る筋のようなものを見つけて、演じるというよりは、現場で貞家が「生きている」という感覚を持ち楽しみながら参加させていただきました。完成した映像を観るのが待ち遠しいです。
中谷美紀／各務野（かがみの）役 コメント
各務野は綾瀬さん演じる濃姫にお仕えする立場なので、濃姫への愛情を胸に秘めていて、彼女が可愛くて仕方がない、言うことを聞かないおてんばぶりまでもがいとおしいという気持ちで演じていました。また、以前ご一緒させていただいたこともある大友監督から、ある種、濃姫が憧れるような存在であってほしいとのご要望がありました。信長の正室の濃姫は、その立場のためささやかな日常を楽しむゆとり、普通の幸せを感じることが許されていない。各務野と濃姫、２人が得られる幸せの違いを際立たせてほしいというご依頼で、その点も大事に演じています。壮大なスケールの作品で、この中に存在させていただいただけで本当にぜいたくなことだなと思い、幸せでした。
宮沢氷魚／明智光秀（あけちみつひで）役 コメント
オファーを頂いたときは大変うれしかったですが、すぐ「本当に頑張らなければ」というプレッシャーが一気に襲ってきたのを覚えています。自分がクォーターで、髪や目の色が茶色だったり、身長が184ゼンチあったりもするので、そもそも時代劇に出られると思っていなかったので、脚本を読み込み、過去の映像作品を観て、自分なりに明智光秀についてリサーチや勉強をしました。そしてあえて自分にしか出せない明智を演じてみようという思いに至りました。ただ立っているだけなのに、何を考えているのだろうと感じるような不思議な雰囲気をまとっている、自分自身とシンクロした、自分にしかできないミステリアスな明智を作り上げてきたつもりです。
市川染五郎／森蘭丸（もりらんまる）役 コメント
台本を読み、殿のため忠義を尽くして生き抜いた蘭丸の姿を純粋にかっこいいと思い、自分で演じてみたいと、お話を受けさせていただきました。木村さんとの共演シーンが多く、クランクインした日から信長の、後ろに炎が燃え盛るような気迫に圧倒されましたが、木村さんは殺陣の稽古を見てくださり、刀の持ち方のアドバイスもしていただいて勉強になりました。所作が歌舞伎と違う部分も多く難しいこともありましたが、殺陣では今回ちゃんと刀を合わせることができて、歌舞伎とはまた違った実戦感が楽しかったです。殿のために生きている蘭丸なので、殿が命令する前に既に対応しているような頭の回転の早さが見えればいいなと思い意識して演じました。
北大路欣也／斎藤道三（さいとうどうさん）役 コメント
戦国という滾る時代の中で、激しく美しく熱く燃える男と女の紡ぎ合い、ハラハラドキドキ興奮と感動の内に脚本を読み切りました。斎藤道三と織田信長、その運命の出逢いから道三の中で奮い立つ夢と希望、そしてその願いを濃姫に託したいという想い。そういった想いを意識してこの役を演じ、まさに男が男に惚れた、道三の一面を表現しました。
自然体で受け止めて下さった、スタッフの皆様に感謝しています。
1956年（昭和31年） 映画「父子鷹」でデビューさせて戴いて以来66年、先人の方々が築き上げてこられた大きな山を、今も登り続けています。「東映70周年記念」と冠がついたこの作品に出演出来た事の喜びをかみ締めております。
STORY
尾張の織田信長は、格好ばかりで「大うつけ」と呼ばれていた。この男の元に嫁いできたのが、「マムシの娘」と呼ばれる男勝りの濃姫。権威を振りかざし尊大な態度で濃姫を迎える信長と、臆さぬ物言いで信長に対抗する濃姫。敵対する隣国同士の政略結婚という最悪の出会いを果たした2人は性格も真逆で、お互いを出し抜いて寝首をかこうと一触即発状態、まさに水と油のような関係だった。
あるとき、強敵・今川義元の大軍が攻めて来る。圧倒的戦力差を前に絶望しかけた信長であったが、濃姫の言葉により奮い立つ。2人は共に戦術を練り、激論の末に奇跡的勝利を。真っ向から対立していた2人はこの日から次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一へと向かっていく。
作品情報
「THE LEGEND & BUTTERFLY」（レジェンド・アンド・バタフライ）
2023年1月27日（金）全国公開
©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
