中井友望主演の映画「サーチライト-遊星散歩-」(2023年公開予定)から、ティザービジュアル、特報映像、場面写真が到着した。
平波亘監督の最新作「サーチライト-遊星散歩-」は、映画応援コミュニティ「DOKUSO 映画館」と、音楽×映画の祭典にして“実験”を繰り返してきた異色のプロジェクト「MOOSIC LAB ムージックラボ」がタッグを組んだ映画製作レーベル「Dm7(ディーエムセブン)」 の第2弾作品。
2023年に都内劇場ほか全国順次公開予定で、「MOOSIC LAB 2023」(12月3日(土)~開催)での先行上映、さらに第28回函館港イルミナシオン映画祭(12月2日(金)~4日(日)開催)にてワールドプレミア上映が決定している。
本作は、病を患った母・貴子との暮らしを守るために、苦しい生活を余儀なくされている女子高生の物語。大家族を養うためにバイト生活を送る同級生の輝之が果歩の事情を知って気にかけるも、周囲の心配をよそに、果歩はやがて禁断の「JK散歩」の世界に足を踏み入れていく。
主人公・果歩を演じるのは、ミスiD2019でグランプリを獲得以降、昨年は「かそけきサンカヨウ」「シノノメ色の週末」「ずっと独身でいるつもり?」と立て続けに出演作が公開となり、来年2月には東京国際映画祭のアジアの未来部門に出品が決まった「少女は卒業しない」の公開も控えるなど、女優として活動の場を広げる中井友望。本作で映画初主演を飾る。
そして輝之役は、自らも創作活動を行う山脇辰哉、母・貴子役は演劇や映像で確固たるキャリアを築く安藤聖。果歩(中井)をJK散歩の世界に導く花先輩役で都丸紗也華、果歩と“お散歩”するサラリーマン・長谷川役で山中崇が共演。この他、西本まりん、詩野、水間ロン、安楽涼など若手からベテランまで多彩な顔触れが物語を支える。
このたび果歩が、果歩が何かを見上げている印象的な表情が切り取られたティザービジュアルが到着。それは本編で象徴的に描かれる街の上空を照らすサーチライトなのか、それともさらにその先を見据えた少女の厳かな決意なのか…。
併せて解禁された特報では、果歩が輝之(山脇)に「あんたなんか家族じゃない」と言い放つシビアな展開から始まり、果歩が貴子(安藤)とサーチライトについて語り合うシーンや、全力で駆ける果歩、泣き崩れる輝之、そしてギターを奏でる謎の男・4番さん(合田口洸)の姿などが、合田口のエモーショナルな音楽に乗せてつづられた。
場面写真では花先輩(都丸)とJKカフェで働く果歩や、新聞配達に勤しむ輝之、同級生の舞(詩野)や奈々子(西本まりん)、散らかった部屋の貴子、果歩と“お散歩”する長谷川(山中)の姿などが初公開された。
平波監督は「映画『サーチライト-遊星散歩-』のビジュアルと特報、場面写真を公開します。この作品は、病を患った母親との暮らしを守ろうと孤軍奮闘する女子高生・果歩の物語です。『目の前にある当たり前のような小さな幸せを守りたい』そんなささやかな願いすら打ち砕かれてしまう世界線で、時に塞ぎ込み、叫び、疾走する10代たちの姿を描きました。その姿が愚かで滑稽に映っていたとしても、僕はずっと彼らの味方でありたい、寄り添い続けたいという思いでこの映画を創りました」と。
さらに「中井友望さんをはじめ、本当にすてきな俳優陣が登場人物たちに息吹を与えてくれた『サーチライト-遊星散歩-』という映画が、たくさんの人に見つけてもらえることを願っています」とコメントを寄せている。