12月16日(金)公開の映画「ケイコ 目を澄ませて」より、岸井ゆきの演じる主人公・ケイコのさまざまな表情を切り取ったアザービジュアル6種が解禁された。
原案は元プロボクサー・小笠原恵子さんの自伝「負けないで!」。「きみの鳥はうたえる」で『映画芸術』2018年日本映画ベストテン1位に輝いた三宅唱が監督を務める。
生まれつきの難聴と付き合いながらプロボクサーとなった主人公・ケイコには、「愛がなんだ」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した岸井。プロボクサー役としてクランクインの約3か月前から厳しいトレーニングを行ったほか、劇中で使われる手話の練習など、入念な準備を行い撮影に臨んだ。
ケイコの実直さを誰よりも認め見守るジムの会長に三浦友和。その他、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美、中島ひろ子、仙道敦子など実力派キャストが脇を固める。
解禁となったアザービジュアル6種は、ケイコのさまざまな表情を切り取り、彼女の心の揺れ、不安や迷い、喜びや情熱といったたくさんの感情を想起させるものが並ぶ。
中でも、目の上から血を流しリングの上での激戦の熱量そのままに闘志むき出しの鋭い視線を向けるビジュアルと、リングを降りた日常の中で物思いにふけるように一点を見つめるはかなげな横顔を押さえたビジュアルの2点は、“動”と“静”を体現したようなギャップを感じさせる。同じケイコというひとりの女性をこれだけの振り幅を持って演じる岸井のすごみに圧倒される。
ビジュアル内には、既に解禁となっている著名人からのコメントを一部抜粋したものと、「ケイコ、29歳。耳が聞こえないプロボクサー。ゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、不安や迷い、喜びや情熱を抱き、前を向く――」というコピーが躍る。
愛想笑いが嫌いでうそのつけないケイコは、決して器用ではない。聴覚障害と向き合いながらプロボクサーとしてリングに立つ彼女に、母親は「いつまで続けるつもりなの?」と迫る。言葉にできない想いが募り、休みをもらいたいとしたためた手紙を会長に渡せずにいたある日、ジムの閉鎖を知ることに。
痛いのは嫌い、でもボクシングは好き。逃げ出したい、でも諦めたくない。矛盾した気持ちを抱え、自分の中でたくさんの想いに折り合いをつけながら揺れ動くケイコ。それでも一歩ずつ歩みを続ける彼女の美しい姿から目が離せない。
作品情報
「ケイコ 目を澄ませて」
2022年12月16日(金)公開
出演:岸井ゆきの
三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美
中原ナナ、足立智充、清水優、丈太郎、安光隆太郎
渡辺真起子、中村優子
中島ひろ子、仙道敦子/三浦友和
監督:三宅唱
原案:小笠原恵子「負けないで!」(創出版)
脚本:三宅唱、酒井雅秋
制作プロダクション:ザフール
配給:ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト:https://happinet-phantom.com/keiko-movie/
公式Twitter:@movie_keiko
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS