映画「月の満ち欠け」の大ヒット御礼舞台あいさつが12月10日に行われ、主演の大泉洋のほか、柴咲コウ、有村架純、目黒蓮、廣木隆一監督が登壇した。
映画上演前の劇場のステージに登壇した大泉は、妙に慎重な足取り。登壇者の先頭を歩いてた目黒もその様子を察して、早くも笑いが止まらない。その訳は、大泉がかなり厚底の靴を履いていたため。冒頭のあいさつで大泉は「気持ちが高ぶっているのか、いつもより視界が高く感じる。2階席も近く感じますね」と得意げな表情。そんな主演俳優に目黒は「厚底がすごすぎて話が入ってこないです。見たことないです、そんな(靴底が)厚いやつ。だって今日、僕より目線高いじゃないですか」と涙を浮かべ、笑いが止まらない様子でツッコんだ。
大泉が目黒の言動に対してボヤくのが毎回のお決まりとなった本作のイベント。「今日、どうしても負けたくなかったんですよ。おまえ(目黒)に勝つ最後のチャンスだったから」と明かした大泉は、「ちょっとキミ、小さくなったか? キミ忙しすぎるのかな」と目黒への“口撃”の手を緩めなかった。
すると目黒も「さっきも僕に気づいてほしかったのか、僕の前まで来てアピールしてたじゃないですか」と舞台裏でのエピソードを暴露。大泉は「おまえがいつもいつも厚底ばっか履いてくるから! 俺は“厚いのをお願いします”って発注したんだよ。竹下通りで買ってきたらしいんだよ、スタイリストさんが!」とこのために用意してもらったことを告白した。
映画の公式Twitterで募集した観客からの「2、3回見る人に注目してほしいポイントは?」という質問では、大泉が「三角(目黒)の厚底シューズですね」と回答。すかさず目黒が「三角は履いてないんです、厚底…!」とツッコミを。さらに、「同じキャスト4人でまた作品を作るなら?」という質問には、目黒が「厚底の映画。誰が一番すごい厚底を履いているかっていう…」と答えるなど、どうしても厚底から逃れられない展開に。目黒の「すみません、ボケてみました(笑)」という弁解に、大泉も「(そんな映画)公開2週間で打ち切られるよ!」とツッコんでいた。
最後のあいさつを振られた大泉は「フォトセッションないんですか? 今日それを楽しみにしてきたのに」とこぼし、司会から「この後に行います」と教えられるひと幕も。それでも「まだ見ていない方はもちろん、1度見た方も2度、3度と楽しめる映画ではないかと思います。年末も年明けも、皆さんにこの映画を見ていただいて。気持ちが豊かになっていただけるといいなと思っております」としっかりと締めくくっていた。
映画「月の満ち欠け」
全国公開中
主演:大泉洋
出演:有村架純、目黒蓮(Snow Man)、伊藤沙莉/田中圭、柴咲コウ ほか
原作:佐藤正午「月の満ち欠け」(岩波書店刊)
監督:廣木隆一
脚本:橋本裕志
公式HP:movies.shochiku.co.jp/tsuki-michikake/
公式Twitter:@eiga_tsukimichi
公式Instagram:@eiga_tsukimichi
©2022「月の満ち欠け」製作委員会