映画「#マンホール」(2月10日(金)全国ロードショー)の映画公開直前イベントが2月3日(金)に開催され、主演の中島裕翔(Hey! Say! JUMP)が登壇した。
岡田道尚によるオリジナル脚本で、熊切和嘉が監督を務める映画「#マンホール」。第73回ベルリン国際映画祭においてエンターテインメント性や話題性、多様性のある特別作品が選出される「ベルリナーレ・スペシャル部門」での正式招待が決定している。
主人公・川村俊介役を演じるのは、デビュー15周年を迎えたHey! Say! JUMPのメンバーで、「僕らのごはんは明日で待ってる」以来6年ぶりの映画主演となる中島裕翔。川村は“超”がつくほどのハイスペック男だが、結婚式前夜のサプライズパーティーの帰り道にマンホールに落ちてしまい、幸せの絶頂からどん底に転落することに。川村の元カノ・工藤舞役を奈緒、同期社員・加瀬悦郎役を永山絢斗が演じる。
そんな本作の2月10日(金)の公開を前に、今年結婚予定がある観客を招いた映画公開直前イベントが開催され、中島が登壇。まず、中島が「すごい企画ですよね…この映画を今年結婚するカップルに見てもらうっていう(笑)。これからこのカップルは何があっても大丈夫だと思えるぐらい強いカップルになりそうだなと思います。今日は短い時間ですがお願いいたします」とあいさつ。
中島が演じた川村は“ハイスペック男”。その演技について問われると「普段やっている活動(アイドル)もいわばハイスペックでなきゃいけないわけじゃないですか。アイドル活動のセオリーみたいなものを役に投影したような感じなので、意外とやっていることはいつもと変わらない感じがしました。逆に自然体で演じることができた気がします、不思議なんですけどね」と。
そんな中島が思う、自分自身のスペックの高いところとは。「最近筋肉の名前を覚えることにはまっているんです。ライブをやっているとよく痛くなる部分が出てきて、それがどこの筋肉なのか知っておけば自分でケアすることができるので、もう覚えちゃお!と思って」と明かした。
「だから、どこか痛いときは僕に言ってもらえれば『どこの筋肉だね』って言ってあげられます。メンバーが痛そうにしているときは『どうしたの?』って声をかけて、『あ〜それ◯◯筋だね』なんて会話をすることもあります」と。そんな中島の弱点は「腸腰筋(ちょうようきん)」だという。
今回のイベントでは観客に事前アンケートが実施された。あるカップルの「出会いは、改札前で定期入れを落とした際に彼が拾ってくれたのがきっかけ」という声が紹介されると「そんなことあります!? すごいですね。俺も何か落とそう」とおちゃめな表情を見せた。
また「相手に内緒にしていること」について「トイレのとき、あえて扉を閉めないことに小さな背徳感を感じる」という回答が紹介されると「それは直した方がいい。結婚してもやりかねないですよ…! でも、なんかちょっと分かる気がします。1人のときにね…でも俺、メンバーの楽屋だったら開けられるかも…引かないでみんな」と意外な一面を披露した。
さらに、「お付き合いしている中で起こった最大のピンチ」について「彼の家の冷蔵庫に入っていた高めのアイスを勝手に食べてしまった」という回答に「アイスは駄目だよ〜!俺だったら怒ってるな~」と。そんな中島はメンバーと同じ楽屋を使う際、冷蔵庫にものを入れるときは必ず名前を書くようにしているという。
「絶対に食べられたくないんです。髙木(雄也)君が“ゆうや”って平仮名で書くので、僕も負けじと平仮名で“ゆうと”って書いて(笑)。でも、メンバーは俺がめちゃくちゃ怒るって分かっているから手をつけないんですよね。15周年たった今、うまい付き合い方ができていますね」。
そして、婚約者同士で秘密を抱えることについては「程度によるんじゃないですかね」と。「関係性の深さにもよるし、結婚する前にお互いの声を聞いておくのが一番いいと思うんですけど…守れるんだったら守り通してほしいですけど、あまり秘密は持ちたくないなと思います」と語った。
また、イベントでは中島が気になったアンケートの回答について直接カップルに聞いていくコーナーも。「彼氏が浮気をしている夢を見て不安になり、起きてから『携帯見せて』と言ったら大げんかになった」というエピソードに注目した中島は「俺も彼氏さんの気持ちちょっと分かるかも」とうなずいた。
「見せられるんですけど、最低限の線引きはあってほしいなって。どこかお互いにとっていい落としどころが見つかるといいんですけどね…」と考えこんだ。そして壇上に登場したカップルの女性が「今は私が我慢してます」と明かすと、中島は「ずるいよね、こういうとこで言われちゃう男子の気持ち分かる、俺(笑)。でも、我慢してるんだってよ」と男性に優しく訴えた。
それを受けた男性に「裕翔君だったらどうしますか?」と聞かれ、「条件を出して脅迫してきたら見せるかな。それで満足してくれるんだったら…」と話していると、男性が「裕翔君がそう言うならじゃあ…」と折れ、中島は 「いいの!? 彼女さんに加担したみたいになっちゃった、ごめんね…でもそれぐらい好きってことじゃないですか、俺から見てるとなんか、それがもううらやましい(笑)」とほほ笑んだ。
そんな中島は「理想のプロポーズ」を問われると「今までアイドル誌で散々答えてきたので皆さん、過去のを参照してください(笑)」と照れつつ「2つあります」と。「日々過ごしている中で普通にプロポーズするパターンと、海外でよく見るような急に指輪を取り出してひざまずいて…みたいな。それもやってみたいなって思うんです。男としての理想像は一応その2つかな」と明かした。
最後に中島は「ワンシチュエーションスリラーという邦画ではなかなか見られない珍しいジャンルに挑戦させてもらいました。日本で今一番尖っていてクレイジーで、ただ怖いだけじゃない作品です。マンホールの狭さや不気味さに没入感を持って見ていただけると思いますので、ぜひ最後まで楽しんでください」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。
作品情報
「#マンホール」(読み:ハッシュタグ・マンホール)
2023年2月10日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか 全国ロードショー
監督:熊切和嘉
原案・脚本:岡田道尚
出演:中島裕翔、奈緒、永山絢斗 ほか
制作プロダクション:ツインズジャパン
製作幹事・配給:ギャガ
WEB
公式HP:https://gaga.ne.jp/manhole/
公式twitter:https://twitter.com/manhole_movie/
公式Instagram:https://www.instagram.com/manhole_movie/
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