赤澤遼太郎、高橋健介が「アキはハルとごはんを食べたい」(6月2日(金)公開)で主演を務めることが決定。両名に加え、原作のたじまことよりコメントが到着した。
原作は、ごはんものの新鋭・たじまことによる同名BL漫画。暖かみのある一軒家でルームシェアをする大学生のアキとハル。性格も悩みも違うものの、ご飯を食べたら気分がアガる二人が、ひたすら仲良くご飯を作って食べるだけのほのぼのとした日常を描く。
料理担当のアキを演じるのは、「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」「おそ松さん」「A3!」など2.5次元舞台・ミュージカルを中心に活躍する、赤澤遼太郎。
発表にあたり、赤澤は「初めて原作を読んだ時は、アキとハルのかわいらしいやりとりや、おいしそうなご飯の描写に心を奪われました!」といい、「映画の脚本を読んでる時も字面だけでもおいしそうな料理と楽しそうな二人のやりとり! ひたすら飯テロされてる気分です(笑)。よだれを垂らしながらどうやって演じようかとワクワクしていました」とコメント。
普段料理をしてこなかった赤澤は、包丁の持ち方からはじめ実際に原作のレシピを作ってみるなど役作りのために料理に励み、気合十分で撮影に挑んだ。
片付け担当のハルを演じるのは、初主演のテレビドラマ『ウルトラマンX』以来、ドラマや映画だけでなく、ミュージカル「刀剣乱舞」や「ワールドトリガー the Stage」など2.5次元作品に出演し話題の高橋健介。
高橋は、本作について「アキとハルがお互いを想い合うという、その想いの中にも非常に多くの種類があり、それを1種類ずつ考えていくのが楽しかったです。さらに料理という視覚的にもテンションの上がるスパイスが加わっていて、見た目的にも、中身的にも楽しませてもらえる作品だなという印象でした」と。
また「いまだに僕自身は実家住みなので、共同生活の中の家事や、今回のメインの料理などには多少苦戦しました(笑)」と撮影を振り返った。
数々の作品で共演歴のある二人。赤澤は高橋に対して「年齢も先輩で、映像現場の経験も豊富な健介さんにはたくさん助けていただきました」と感謝の思いを明かす。
いっぽう、高橋も「元々遼太郎とは共演歴があり、その時のイメージや最近の活躍を見ていると僕も個人的に刺激ももらえるなと」と出演を決めたといい、「実際撮影が始まると以前会った遼太郎より何倍もたくましくなっていて、逆に僕が引っ張っていただきました」と語った。原作から飛び出したようなアキとハルそのものの二人の姿に期待が高まる。
赤澤、高橋、原作のたじまことのコメント全文は以下掲載。
赤澤遼太郎(アキ役)コメント
◆原作・脚本を読んだ感想
初めて原作を読んだ時は、アキとハルのかわいらしいやりとりや、おいしそうなご飯の描写に心を奪われました! 映画の脚本を読んでる時も字面だけでもおいしそうな料理と楽しそうな二人のやりとり! ひたすら飯テロされてる気分です(笑)。よだれを垂らしながらどうやって演じようかとワクワクしていました。あと何と言っても、ハルと高橋健介君がピッタリすぎて……! 久しぶりの共演する高橋健介さんとのお芝居に想像を膨らませていました!
この仕事いただくまでは料理をほとんどしてこなかったのですが、実際に家でレシピ通り作ってみると、とても簡単においしくできました! 僕のオススメはチーズダッカルビ餃子です! ただカロリー高めなのでご注意を……!
◆演じたアキについて
アキは感情表現が豊かだからこそ、繊細な一面を持っている男の子です。コミュニケーション能力も高く、何でもそつなくこなすように見えますが、細かい一言に一喜一憂したり、あれこれ気にし過ぎて悩んでしまったりすることが多い子です。個人的には共感できる部分が多かったのでとても演じやすかったです! 撮影に入る前に、台本で役を作っていくよりも、撮影現場でハル役の高橋健介さんとのお芝居の中で僕の中のアキも完成してきたような気がします。あらためてアキにとってハルは大切な存在なんだなぁと実感しました。
◆高橋健介さんとの共演について
相手役が健介さんで本当に良かったです!!!
年齢も先輩で、映像現場の経験も豊富な健介さんにはたくさん助けていただきました。
僕が悩んでいる時も、こうしてみたら? とアドバイスをくれたり。NGを出してしまっても大丈夫大丈夫と励ましてくれたり。本当に感謝しています。
そして今回の映画は、アキとハルのアドリブがとてもたくさんあります! 川野(浩司)監督が二人の空気感を大切にするために、たくさん提案してくれたり、遊ばせてくれていたのですが、相手が健介さんだからこそできたアドリブだなと思っています! ぜひ楽しみにしていただきたいです!
◆撮影現場でのエピソード
撮影が深夜まで続き、家に帰れない時に健介さんとホテルに宿泊したのですが、その夜コンビニで「好きなモノ買いな」ってカゴを渡してくれて、“なんておとこ気があってカッコいい先輩なんだ”と思いました。
翌朝、前日コンビニで買った白のインナーシャツ一枚で部屋から出てきた時は、おとこ気ありすぎて衝撃を受けました。さすがに撮影終わりは、普通の服に着替えて帰るよな? と思っていたのですが、予想を裏切り、コンビニ白インナーシャツで電車に乗っている健介さんはとても輝いていて、これが人気者になる方法かと勉強させていただきました。
◆映画完成に向けてのコメント
映像の現場での経験、一つひとつが新鮮でとても充実していた撮影期間でした。まだまだ未熟な僕を支えてくださった健介さんはじめ、スタッフの皆さまには本当に頭が上がりません。本当にありがとうございました。今は早く完成した映画を見たい気持ちでいっぱいです! その時には、健介さんと並んでポップコーンでも食べながら見たいなぁと思っております! できれば上映する時に、映画館のコラボメニューとかもできたらなぁとか。ペンギン課長のグッズとかもあるのかなぁとか。いろいろワクワクしております!
皆さまもどうぞ完成お楽しみにしてくださいませ!
高橋健介(ハル役)コメント
◆原作・脚本を読んだ感想
アキとハルがお互いを想い合うという、その想いの中にも非常に多くの種類があり、それを1種類ずつ考えていくのが楽しかったです。これが白って200色あるということかと。さらに料理という視覚的にもテンションの上がるスパイスが加わっていて、見た目的にも、中身的にも楽しませてもらえる作品だなという印象でした。
◆演じたハルについて
ハルは比較的、順風満帆のように見えて、実はその中でもさまざまな葛藤がある人間です。でも決してそれは特別ではなく、アキもハルも皆さんもきっと当たり前にあることで、僕自身も実際に学生時代に考えていたことと重なる部分があったのでその時のことを思い出しながら演じさせていただきました。ただいまだに僕自身は実家住みなので、共同生活の中の家事や、今回のメインの料理などには多少苦戦しました(笑)。
◆赤澤遼太郎さんとの共演について
この作品のお話をいただいた時に、やはり物語の軸がアキとハルなので、アキが遼太郎と聞いて、それならやれる! と思い、受けさせていただきました。元々遼太郎とは共演歴があり、その時のイメージや最近の活躍を見ていると僕も個人的に刺激ももらえるなと。そして実際撮影が始まると以前会った遼太郎より何倍もたくましくなっていて、逆に僕が引っ張っていただきました。
◆撮影現場のエピソード
撮影は圧倒的に二人の時間が多く、ずっと一緒にいたのですが、毎日のように僕が年齢的に上ということで遼太郎が先にメイクをしてくれてました。朝の30分は夜の2時間に相当するので、本当に感謝しています。また体力的にきつい中でも、僕が別現場での動画撮影が必要と、伝えると率先して撮ってくれました。本当に良い人でした。もはや怖いくらい良い人でした(笑)。
◆映画完成に向けてのコメント
まずはこの映画が無事に完成し、皆さまにお届けできることをうれしく思います。特に大きな事件が起きるわけでもなく、急にみんなが犯人探しをするような作品ではないですが、見ていただいた皆さんが共感できたり、過去を思い出してくれたりすると思います。そして帰り道では本日の晩ご飯を考え始め、気づいたら我々と同じものを食べているというようになっていることを願っています。
たじまこと(原作)コメント
「実写映画になるかも」とメールをもらった時「エッ!?!?」っとリアルに声が出てしまいました。
本当か~? うそだろ~? とのんびり構えていたら、赤澤さんがアキ役・高橋さんがハル役に決まり(ハマってますよね)、撮影現場見学でアキハルシェアハウスの再現度やリアルペンギン課長、役者さんの演技を目の当たりにして「アキハルの世界がここにもある! 本当に映画化してるんだ…」と実感しました。いち読者として映画の完成を楽しみにしております!
作品情報
「アキはハルとごはんを食べたい」
2023年6月2日(金)シネマート新宿ほか2週間限定公開
出演:赤澤遼太郎、高橋健介
原作:たじまこと「アキはハルとごはんを食べたい」(竹書房刊)
監督:川野浩司
脚本:川崎龍太
制作プロダクション:レオーネ
配給:クロックワークス
公式HP:klockworx-v.com/akiharumovie
公式Twitter:@akiharumovie
©たじまこと/竹書房・「アキハル」製作委員会