清水崇監督の最新作「ミンナのウタ」が、8月11日(金)に全国公開。それに先駆け、7月11日(火)に完成披露試写会が開催され、主演を務めるGENERATIONS(白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友)、早見あかり、マキタスポーツらが登壇した。
本作は“呪いのメロディ”を奏でる謎の少女・さなから送られてきたカセットテープをきっかけに、彼女に標的にされたGENERATIONSメンバーが、マネージャーや探偵と共にその怪異に迫るホラーストーリー。近年稀にない“怖すぎる”予告編にクレームが殺到したりと、Jホラーの原点を感じさせるような内容に注目が集まっている。
そんな本作の完成披露試写会が7月11日(火)に開催され、GENERATIONS、早見あかり、マキタスポーツ、清水崇監督が登壇。それぞれが「白濱亜嵐役の白濱亜嵐です」などユニークにあいさつをしていく中、話題は「一番怖かったシーン」へ。白濱は「テープを逆再生するシーン。撮影中にメンディー君が悶え始めておかしくなりました(笑)」と当時の関口の様子を物まねしつつ回答。
片寄が「シャワーを浴びるシーン。くもり具合とか泡での隠れ具合とか、そういった細かい部分も含めて出来上がりが怖くて。映画を見た方は、帰ってからシャワーを浴びるのが厳しくなるんじゃないかな(笑)」と語ると、関口が「王子(片寄)の裸体がもっと見たかった!」と残念がる場面も。
小森は「なにせ僕は(劇中で)最初にいなくなるので(笑)」と明かしつつ、「ラジオブースでのシーンがとてつもなく怖かったです。あの衝撃は“ザッツ・ホラー映画”な怖さ」と。続けて「この後、ラジオ(の収録)に行かなきゃいけないんです…」と不安げな表情を浮かべていた。
続けて、佐野は「夜道のシーン。それ以外にも“来るか、来るか!?”みたいなポイントがたくさん散りばめられていて、試写では展開を知っていても怖かった」、関口は「予告でも流れている、小さな男の子が廊下を走ってくるシーン。純粋無垢な小さな子が、ただただ走ってくるっていうのが想像以上に怖かった!」、中務は「廃墟に入っていくシーン。深夜の廃墟には入ったらダメですよ!」とそれぞれ振り返った。
そして、GENERATIONSのマネージャー・凛役を演じる早見は「ホラー作品が苦手で、初めてこの映画でホラー作品を最後まで見ました」と告白。「音や映像など、スクリーンで見ると迫力が全然違うなと感じたので、小さな画面ではなくまさにスクリーンで見るべき作品」と太鼓判を押した。
また、探偵・権田役のマキタスポーツは撮影時に「こんなに人の力でやっているんだ」と驚いたそう。これについて、清水監督は「“怖さ”ってCGを使えば楽に出せるのですが、そうすると生身の肌感とか汗臭い怖さが抜けちゃうんですよ。なので、僕はなるべくアナログに、人力でやっています」と制作秘話を明かした。
さらに、本作は主題歌「ミンナノウタ」もGENERATIONSが担当。同楽曲について、数原は「この映画があったことで表現できた楽曲。苦しみや悲しみだけでなく、そこからあふれだすさまざまな感情も描かれ、GENERATIONSの楽曲史上一番いろいろな色が詰まった楽曲になっています」と真摯にアピール。
すると、清水監督は「最初に楽曲を聞いた時は“えっ、大丈夫ですか?”と思いました(笑)」と。「僕は大好きですし、映画の雰囲気を吸ってくれていて作品とも合っているのですが、普段はポジティブな楽曲を歌われているのに…」と不安げに問うと、片寄も「いい挑戦でしたし、いいきっかけをいただきました」と感謝を述べた。
会場後方から突如さなが現れるサプライズもありながら、イベントは終盤へ。白濱は「見るのが怖いなって思う人もいるかもしれないんですけど、僕らの楽曲が流れてきたり、違和感なくライブシーンが差し込まれていたりするので、そういう部分で怖さを和らげることもできます(笑)」と笑顔を。
「僕自身、ホラー作品がすごく好きなんですけど、同じホラーファンの皆さんに“皆さんが見たかったものがついに公開されますよ!”とお伝えしたいです。僕たち日本人のDNAに刷り込まれている“怖いもの”が、この映画には詰め込まれています。さなに存分にビビっていただき、楽しんでください!」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
作品情報
「ミンナのウタ」
2023年8月11日(金)全国公開
出演:GENERATIONS 白濱亜嵐 片寄涼太 小森隼 佐野玲於 関口メンディー 中務裕太 数原龍友
早見あかり / 穂紫朋子 天野はな 山川真里果
マキタスポーツ
主題歌:「ミンナノウタ」GENERATIONS(rhythm zone/LDH JAPAN)
監督:清水崇
脚本:角田ルミ 清水崇
音楽:小林うてな 南方裕里衣
製作:「ミンナのウタ」製作委員会
製作幹事:松竹 テレビ東京
企画・配給:松竹
制作プロダクション:ブースタープロジェクト”PEEK A BOO films”
©2023「ミンナのウタ」製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/minnanouta/