映画「禁じられた遊び」(9月8日(金)全国ロードショー)の完成披露イベント(マスコミ向けイベント/完成披露台あいさつ)に橋本環奈、重岡大毅、堀田真由、倉悠貴、正垣湊都、猪塚健太、長谷川忍(マスコミ向けイベントは欠席)、中田秀夫監督が登壇した。
ホラー映画「カラダ探し」の大ヒットも記憶に新しい橋本環奈と、ホラー初挑戦となる重岡大毅がW主演を務める映画「禁じられた遊び」。2人は本作が初共演で、橋本は今まで演じてきた役柄とは全く異なるキャラクターで映像ディレクター・倉沢比呂子役に挑み、重岡は比呂子の元同僚であり、優しいながらもどこか頼りない父親・伊原直人役を好演。2人を取り囲む一癖も二癖もあるキャラクターたちには、堀田真由、倉悠貴、長谷川忍(シソンヌ)、猪塚健太、MEGUMI、清水ミチコ、新納慎也ら個性派キャストが集結している。
監督を務めるのは「リング」(1998)など、ホラーやサスペンスなどのあらゆる恐怖を追求し世に送り出してきた中田秀夫。今回は企画プロデュースの平野隆と2年ぶりのタッグを組み、清水カルマの10万部突破のデビュー小説を実写化。海外の映画配給会社からも注目され、既に58か国から上映・配信オファーが殺到。日本のみならず世界で注目を集める新たな“ジャパニーズホラーエンターテインメント”としての期待が高まっている。
まず、一同はマスコミ向けのイベントに登壇。橋本が「今日は皆さんに『禁じられた遊び』の怖さを体感してもらえるようにたくさんお話しできたらと思います。よろしくお願いいたします」、重岡が「約1年前に撮った映画なんですけど、公開が間近で皆さんの前でお話しできることをすごく楽しみにしています」とあいさつ。
登壇直後、さっそく本作の鍵となる大切な人を蘇らせる魔法の呪文「エロイムエッサイム」を盛り土に向かって唱えた一同。「はっきり言います、これ推していきたいんです」と力強く宣言する重岡に、橋本は「随分とはっきり言いますね(笑)」とびっくり。重岡は自身が演じた直人の息子・春翔役を演じた正垣に優しく「この盛り土を見るといろんなことを思い出すな」と呼びかけた。
そんな盛り土だが、重岡は「今日はウイカさんがいないと聞いて、なんでいないんだろうと想像していたんです。そんな中でこのイベントの台本を読ませてもらった時に“盛り土があるので最初に呪文を唱えてください”とあって。ドッキリでウイカさんが出てくるんじゃないかと勝手に予想したんですけど、ステージに上がってきたら完全に人が入れない盛り土で(笑)」と。橋本も「私も思いました。盛り土ちっちゃいなって(笑)」と大爆笑した。
マスコミ向けイベントを終えた一同は、長谷川も加わって観客が待つ舞台あいさつに登壇。いよいよ公開を迎えようとしている本作について、重岡は「ここに立ってむちゃくちゃ実感が湧いてきました」と。橋本も「今日皆さんに見ていただけるということですごくうれしいです。ホラーが好きな方もそうですけど、苦手意識を持っていらっしゃる方にも見ていただきたい作品なので」と語った。
本作に登場するファーストサマーウイカ演じる“最凶蘇り怨霊モンスター”の美雪について、橋本は「美雪は相当怖かったですよね。ウイカさんはすごくおしゃべりが面白い方なので、撮影は明るく楽しく進んでいったんですけど、特殊メイクに4時間ほどかけていましたし、根本にあるウイカさんのパワーみたいなものが美雪とリンクしていて。かっこよかったです」と絶賛。
重岡も「本作の“体感型ホラーエンターテインメント”の大部分を美雪が引っ張っていってくれて。狙われたら終わりなんです」と。さらに「みんな比呂子の気持ちに共感してつらくなる気がします」と橋本が続くと、重岡は「先に言っておきます、今日の夜、頭の中に出てきます」とその恐ろしさを伝えた。
また、本作に登場する呪文にちなみ、一同が“蘇らせたいもの”を明かしていくひと幕も。橋本は「環境。特になかったんですけど、外に出るのが億劫なぐらい暑いので」、猪塚も「あの頃の夏。もうちょい前はこんなに暑くなかったのに」、倉は「夏休み。大人になって30日も休みをもらえることがなくなったので、夏を満喫したい」。
堀田は「愛用していた布団。“ふとんちゃん”と名前をつけてしまうぐらい愛用していたので」、正垣は「好きなアイスのチョコチップ味。期間限定の味でした」、中田監督は「愛する人たち。かなわないなと思っていても、蘇ってほしい。本作にも通ずる思い」と。
重岡が挙げたのは「まぼろしのCM」。「マネージャーさんに急に『重岡さん、ホワイトニングされてますか?』と聞かれてたので『してないですよ。どうして?』と聞き返したら『事務所にCM関係の方が来られたのでもしかしたら…』と」。
「何か決まったんだなと思ってそこから2、3か月たって『あの話ってどうなった?』と聞いたら食い気味に『ああ、終わりました』と言われて(笑)。始まったことも知らなかったけど、もう終わったのと。まぼろしのCMでございます」と、エピソードを明かした。
また、「出身高校」と挙げた長谷川は「急に地面が割れて土の中に入っていっちゃって」と。すかさず重岡が「出身高校が!?」と強調すると、会場の妙な空気を察した長谷川は「もう帰ります。早く映画を見ましょう」と促し、会場は笑いに包まれた。
最後に重岡が「美雪はこの令和の新しいホラーアイコンになると思いますし、この夏皆さんの中で、もっと言うとこれからずっと忘れられない作品になるんじゃないかな。“体感型”とありますが、わー!となるところは一緒にわー!となったり、クスッと笑ってもらって。全身でこの映画を楽しんでいただけたらと願っております」と。
橋本も「ホラー初心者の方も結構いらっしゃると思うのですが、一緒にキャーキャーなりながら楽しめる、そして涼める作品だと思います。私はこの映画を見て、“怖い”とか“ゾッとする”といった感情と一緒に、笑いが共存するのが珍しいなと思いました。映画館で見ることによって音の怖さとかもより伝わると思いますし、ゾクゾクと楽しんでいただけたらと思います」と語った。
そして、締めくくりとして登壇者と観客が一緒に「エロイムエッサイム エロイムエッサイム」と唱えることになると、重岡が「何か起こっちゃうかも。ほら、割れて沈んだ出身高校が…」、橋本が「あれは絶対ネットニュースに使われないです」と長谷川をたっぷりといじりつつも呪文を唱え、イベントは幕を閉じた。
作品情報
「禁じられた遊び」
2023年9月8日(金)全国ロードショー
出演:橋本環奈、重岡大毅(ジャニーズWEST)
堀田真由、倉悠貴、正垣湊都、猪塚健太、新納慎也・MEGUMI、清水ミチコ
長谷川忍(シソンヌ)
原作:清水カルマ『禁じられた遊び』(ディスカヴァー文庫)
監督:中田秀夫(「リング」「スマホを落としただけなのに」「事故物件 恐い間取り」「“それ”がいる森」)
企画・プロデュース:平野隆(「スマホを落としただけなのに」「糸」「ラーゲリより愛を込めて」)
プロデューサー:小杉宝、岡田有正、大脇拓郎、田口雄介
脚本:杉原憲明
公式HP:https://kinjirareta-asobi.jp/
公式Twitter:@kinjirareta_asb
©2023映画『禁じられた遊び』製作委員会