映画「Gメン」(大ヒット公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつが9月6日(水)に開催され、主演の岸優太、恒松祐里、矢本悠馬、りんたろー。、瑠東東一郎監督が登壇した。
原作は、2014年から2018年まで「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載された、小沢としおによる「Gメン」。国内累計発行部数150万部を突破し、連載終了後の今もなお新たなファンを獲得し続ける人気コミックを、瑠東東一郎監督が映画化。
全力だけど空回りな“熱き落ちこぼれ“ヒーロー・門松勝太を体当たりで演じるのは、本作が映画初主演となる岸優太。そして、G組メンバーを演じる竜星涼、矢本悠馬、森本慎太郎、りんたろー。に加え、恒松祐里、吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭らが共演する。
大ヒット御礼舞台あいさつには、岸、恒松、矢本、りんたろー。、瑠東監督が登壇。“Gメン納涼祭”と銘打たれた今回のイベントでは、一同が浴衣姿で登場。まず、岸が「皆さんのおかげでこの会が開けました。ぜひ楽しい気持ちを与えたいですし、今日一日が良い日だったなという日にできるように。この後上映もありますので、いい感じに体力を蓄えてください。お願いします!」とあいさつ。
続いて、恒松が「これからも映画を盛り上げていきたいので、感想もたくさんつぶやいていただけたらなと思います」、矢本は「本当に『Gメン』は岸の魅力にあふれた作品でめちゃくちゃ面白いので、いいアップになると思います(笑)」と。また、前回のイベントに寝坊による遅刻で不在となったりんたろー。は「今朝、森本慎太郎からLINEが入っていまして、『起きてる?』と(笑)。今日はなんとか間に合いました。よろしくお願いいたします」と話し、会場を盛り上げた。
作品の中で一番笑ったポイントを問われると、悩んだ岸が「どこをつまみ出せばいいのか…」とぽつり。りんたろー。に「そんな不審者みたいに言わないでください(笑)」とツッコまれつつ、「矢本君が教室で自己紹介をするときですね。肝田というキャラも強烈ですし、何より直にお芝居を受けていたので、笑いが耐えられなかったですね」と振り返った。
そんな話を受けて「直以外(での演技が)あるの?(笑)」と引っかかり、笑いをこらえる一同に「分かんないですよ、今後進化しまくってリモートとかもあるかもしれないじゃないですか」と反論する岸。あらためて「直接お芝居したときもですし、作品として見ているときも笑いました」と矢本を絶賛した。
恒松は「吉岡里帆さんのシーン全部でずっと笑っていました。完成披露舞台あいさつまで一度もお会いしたことがなくて、どういうふうに先生の演じていたんだろうと思いながら試写で見たら、思った以上にぶっ飛んでいて。“こんなお芝居をされてたんだ!”と同じ女優としてもすごく尊敬しました。現場に行きたかった~って思いました」と。
矢本は「竜星(涼)が演じた瀬名の、どこかで笑いましたね~」と大雑把な回答。岸から「漠然としすぎですよ!」とツッコまれると「竜星ってそもそも、ずっとちょっとオモロいんです。その良いところがどこかで出ていて。思い出せないんだけど、すっげえ笑ったな」と振り返った。すると、りんたろー。も「竜星君には瀬名っぽいところがあるのでその天然なところでしたり、田中圭さんの役に“乗り物と相性が悪い”というのがあるんですけど、それも結構シュールで面白かったです」と続いた。
本作では、吉岡演じる教師・雨宮瞳の存在感も話題に。岸は「吉岡さんは本当に、命懸けで芝居されているんだろうなというぐらい、テストから声を張り上げていましたね。ビンタのシーンがあって、それはアドリブなんですけど、本気でやってくださって。僕もまさか吉岡さんからビンタをいただけるとは思わず、テンパって“ありがとうございます!”と言ってしまいました。ちゃんと使われています(笑)。全力でぶつかってくださるところがありがたいですよね」と。矢本も、吉岡について「どの作品でも本気だと思うんですけど、今回は特に気合が入っていましたね。見たことがない感じでした」と語った。
さらに、見どころの一つである豪快なアクションシーンについて問われると、岸は「ビビりましたね。危険も伴うので、そこは本当に気合を入れて臨みました。カメラのカットだったりですごく臨場感を出していただいて、めっちゃカッコよく映っていたなと思います」と。また、バク転を絶賛されると「この『Gメン』のためだけにバク転をやったと言っても過言ではない…事前にやるよと聞いていたので『Gメン』用に仕上げて持っていきました。でも、ジャニーズならできて当たり前だと思われているというか…バク転ってめちゃくちゃムズイですから。あの一回にどれだけの努力と涙が詰まっていることか」と熱弁。
そんな岸に「じゃあ今まではバク転できなかったってこと?」とりんたろー。が質問をすると「できなかったっす」と岸。しかし、観客の「え…」という戸惑いの声で我に返り「いや、うそです!テレビですごいな〜と映ればと思ったんですけど、ファンの人ばっかなのでバレるなと思って。(バク転)できました」と弁解し、会場は笑いに包まれた。
そんな「Gメン」も無事に公開を迎え、暦も9月に突入したが、まだまだ暑い日が続いていることから次のトークテーマは「今年の末にこれやり残したこと」。岸は「いつか欲しいと思っているのが、ジャケットに扇風機が付いているもの。なんでか分からないですけど、カッコいいと思って。そそられるんですよ! 今年こそはと思ったんですけど…もう秋も来ちゃうので、買うなら来年とかですかね」と。そんな話を受け「私も気になってはいたんです。あれって高いんですか⁉︎」と興味津々な恒松。矢本も「あれさ、袖まであるやつとベストのやつがあるじゃん」とノリノリで、「その話続けるの!? 正気ですか、皆さん」とりんたろー。にツッコまれた。
そんなりんたろー。は、「撮影中から岸のノリが悪いとずっと僕たちがあおりまくっていたんですよ。飯に誘っても来ない、みたいな。そんな中、岸がようやくグループLINEを動かして、みんなを誘ってくれたんですよ。そうしたらみんな行けないって…やっと誘ってくれたのに」と舞台裏のエピソードを明かした。岸も「俺3回くらい誘いましたよ! 俺はもう誘えるだけ誘ったので…。まあでもワンチャン、誘ってみます!」とリベンジを宣言した。
そして、これまで本作の舞台あいさつでいろいろな四字熟語を披露してきた岸にちなみ、今回は一同が「Gメン」を四字熟語で表現。瑠東監督が「青春爆走」、りんたろー。が「早寝早起」、矢本が「祝岸優太」、恒松が「愛羅武勇」と発表する中、岸の書が台紙から外れてお披露目する前に見えてしまうハプニングが。
大焦りでてんやわんやしつつ、気を取り直して岸が発表したのは「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」。「僕が調べて一番かっこいいなと思った四字熟語です。人生で初めて書きましたし、この先も一生書くことがないと思います。魑魅魍魎ぐらいこの映画がヤバいということでこれにしました。ちなみに魑魅魍魎の意味はヤバいってことです。なので『Gメン』もとにかくヤバいです!」とアピールした。
最後に、岸は「皆さん、今日は来てくださりありがとうございます。皆さんがものすごくこの作品を愛してくださったからこそ、今日、こうして会を開けました。変わらず、よりもっとこの作品を愛していただけたらうれしいです。そして、帰るときめっちゃ雨降ると思うので、本当に気をつけて。『Gメン』を全力で楽しんでいただけたらうれしいです。よろしくお願いします」とあいさつし、イベントを締めくくった。
作品情報
「Gメン」
大ヒット上映中
出演:岸優太、竜星涼、恒松祐里、矢本悠馬、森本慎太郎、りんたろー。/吉岡里帆、高良健吾・尾上松也、田中圭
原作:小沢としお「Gメン」(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)
監督:瑠東東一郎
脚本:加藤正人、丸尾丸一郎
主題歌:「ランラン」ザ・クロマニヨンズ(HAPPYSONG RECORDS / Sony Music Labels Inc.)
配給:東映
映画公式HP:https://g-men-movie.com/
©️2023「Gメン」製作委員会 ©️小沢としお(秋田書店)2015