「怪物の木こり」亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆らがハロウィンの夜に東京国際映画祭・ジャパンプレミアに登場

映画
2023年10月31日
「怪物の木こり」左から)吉岡里帆、亀梨和也、菜々緒

映画「怪物の木こり」(12月1日(金)公開)のジャパンプレミアが10月31日(火)に開催され、亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆、染谷将太、中村獅童、三池崇史監督が登壇した。

原作は、2019年第17回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した同名小説(倉井眉介/宝島社文庫)だ。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生。次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰。しかし二宮は、犯人をも上回る狂気のサイコパスだった。

犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なストーリー、その驚がくの結末とは。ぶっ飛んだ設定と意表を突く展開が連続する衝撃作を“超刺激サスペンス”として映画化。

監督を務めるのは、世界中に熱狂的ファンを持つ鬼才・三池崇史。そして、目的のためには手段を選ばず殺人すらいとわない狂気のサイコパス弁護士・二宮彰を亀梨和也が演じる。

「怪物の木こり」亀梨和也

そんな本作のジャパンプレミアが、10月31日(火)ハロウィンの夜に開催。まず、亀梨が「ハッピーハロウィン! 今日はお越しいただきましてありがとうございます。皆さんが日本で見ていただくお客さんの第1号ということで、我々もドキドキワクワクしているんですけれども、ぜひ楽しんでお帰りください。本日はよろしくお願いいたします」とあいさつ。

続いて、三池監督が「シッチェスの映画祭に亀梨くんと一緒に行ってきたんですけど、スペインでも大変好評でした。さっき獅童さんが『なんでハロウィンなんだよ! 世代が違うんだよ、クリスマスだろ!』とブチギレていましたので、皆さんお気をつけて(笑)」。菜々緒は「今日は皆さまの反応がすごく楽しみです。短い時間ですがよろしくお願いします」、吉岡は「本当にめちゃくちゃ面白い映画なので、今日はぜひ楽しんで帰ってください。そして感想をまた、どこかでお話ください」。

「怪物の木こり」三池崇史監督

染谷は「ハッピーハロウィン生まれて初めて言った…ちょっと今、言ってみたいなって(笑)。すごく刺激的な映画になっているので皆さん、ぜひ楽しんでいってください」。そして、中村は「ハッピーハロウィン。今日は俺に会いに来てくれて本当にうれしいぜ。どうもありがとうね」とクールなあいさつで会場を沸かせた。

さっそく、亀梨は一同との共演について語っていく。「菜々緒さんとは3度目の共演ということもあり、名前の並びを見たときから安心感がありましたし、実際に撮影現場でも多くを“こうしよう、ああしよう”と話さなくともあうんの部分でお互いの芝居の変化を感じ取って構築しながら本番を迎えてられて。すごく楽しかったです」。

「怪物の木こり」菜々緒

それを受けて、菜々緒は亀梨について「各作品でそれぞれ違うキャラクターを演じられて、今回は今までにない怖いキャラクターでしたが、本当に多才だなと。お芝居だけでなく、アーティスト、キャスターとしても活躍されているので、亀梨さんはどこまで行くんだろうと、また楽しみになります」と。そんな話から「YouTubeも始めました。インスタも」と満面の笑みを浮かべる亀梨。菜々緒は「何になっていくんですか…!? それにしても今回のサイコパス役は亀梨さん以外は考えられないほどのハマり役、そして二宮だったんじゃないかなと思います」と語った。

また、初共演となる吉岡については「一方的にメディアで見ていて、ふわっとした雰囲気が本当に男性の心をギュッとわしづかみしてくれるような方だと思っていて、周りの男性陣からも『いいな、共演してるんでしょ!?』と言われるような柔らかい印象を勝手に持っていたんですけど、現場だと芯があって作品やキャラクターに正面から強く向き合っている。テレビを見ていたときの印象とはまた違った職人っぽさ、そして覚悟を非常に感じます」と亀梨。

「怪物の木こり」染谷将太

また、染谷についても「もうとにかくうらやましいなと。現場にもふわっといるんですよ。そして、お芝居もサーっとやられていて、見ていただいたら分かると思うんですけど。めちゃくちゃ存在感があるんです。撮影日数2日ですよ(笑)。他人にある種つかませないというような感じがあって、でもすごいものをしっかり残して帰られるという。俳優さんとして見習う点をたくさん感じさせていただきました」と称賛する。

ここで、亀梨が中村についてだけ語り忘れるハプニングが発生。「ず〜っと待ってたのに、本当に亀ってそういうところあるよね。“あの話”バラすから…!」と中村にツッコまれ、「ダメダメ! 何か分からないけど(笑)。獅童さんとはプライベートで何度もご一緒させてもらっているので、今回もすごく心強くて。いつもの感じで『おい、亀』とやってくださるお兄さんです。役としては難しい関係性でしたが、初めて役を抱えた状態で向き合ったときのすごみとして、ラストスパートに向けて気持ちを乗せてもらったなと。これには非常に感謝しています」と。

「怪物の木こり」中村獅童

しかし、気が済まない中村はあの話について切り出す。「僕がクランクアップの日に、亀梨さんは出番が終わるのが早くて帰っちゃったんです。それで、スタッフの皆さんに送っていただき、帰ろうかなと思ったら『亀梨さんが今こちらに向かっていて、ごあいさつしたいと言っている』と伝えられて。亀梨くんが来るのを僕は30分待ちましたどこに行っちゃったのよ(笑)」と暴露。亀梨は「監督が巻いたんですよ!」と抗議するも、「飲み屋で会ったときもすごくいじめてくるし」と中村はいじけた様子だった。

また、当イベントはハロウィンの夜に開催ということで、一同がハロウィンの思い出を語るひと幕も。亀梨は「毎年かぼちゃ書いています、ちゃんと顔に」と一言。しかし、吉岡が不思議な表情をして、「自分の顔に?」と勘違い。ミスリードを修正すべく亀梨はツッコもうとするのだが、「俺、カボチャじゃねえから! フルーツで言ったら梨だから! どっちかっていうと! あ。ごめんなさい、かぼちゃはお野菜ですね 疲れ出てます?(笑)」とお茶目な一面を垣間見せた。

「怪物の木こり」吉岡里帆

そして、菜々緒は「私はとにかく六本木と渋谷に近づかない、という過ごし方をしています。あと、やっぱり私たちのこの職業って毎日がハロウィン、毎日仮装しているみたいな感じでもあって。今回も男っぽいスーツを着させていただいて、男性用の靴を履いてみたいな感じで、なかなか新しいキャラクターを演じさせていただいて刺激的だったなと思っています」と語った。

吉岡は「普段は本当に何もしないんですけど、1回だけ本場のニューヨークのハロウィンに遊びに行ったことがあります。めちゃくちゃすごいんですよ、仮装のクオリティが高くて。スーパーに行くとスパイダーマンの格好をしているちっちゃい子がいっぱいいて、それがすごくかわいかったっていう思い出があります。私は何もしなかったので逆に恥ずかしかったです」と。すると、亀梨が「きつねとかはやらなかったんですか?」と吉岡が過去に出演していたCMに絡めた質問を。吉岡は「持って行けばよかったですよね あのときまだ契約続いてたんですけど(笑)」と振り返った。

染谷は「僕は年がら年中仮装しているようなもんで、本当に血まみれになったり、ものすごい格好になった自分の特殊造形を目にしたりとかで、仮装意欲がなくなっちゃったんですよね なんか寂しいですよね」としょんぼり。中村は「かぼちゃ書いてます。ハロウィン、僕はすごく大好きなんだけどね。渋谷で芝居をやっているときに大渋滞になっちゃって、なかなか家に帰れなくてっていう思い出かな。迷惑だから早く帰ってもらいたいな。だけどハロウィンは好きだぜ」と明かした。

「怪物の木こり」亀梨和也

最後に、亀梨が「とにかくまず皆さんが最初に感じとったものを大切に見ていただきたいです。そして、バイオレンスが苦手な方もいらっしゃると思いますが、監督が幅広く皆さんに見ていただきたいということで、すごくきれいに撮ってくださっています。メッセージをぜひ感じ取ってもらって、見終わった後にみんなでお話ができるような映画になっていると思いますし、2回目見ていただくと違った景色が見える、そんな作品にもなっていると思いますので、まずはピュアな感覚を大切に、何も考えずに見ていただけたらと思います。ぜひ楽しんでください。亀梨でした」とあいさつし、イベントを締めくくった。

作品情報

「怪物の木こり」
2023年12月1日(金)劇場公開

出演:亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆、柚希礼音、みのすけ、堀部圭亮、渋川清彦、染谷将太、中村獅童

原作:倉井眉介「怪物の木こり」(宝島社文庫)
監督:三池崇史
脚本:小岩井宏悦
音楽:遠藤浩二
主題歌:SEKAI NO OWARI「深海魚」(ユニバーサル ミュージック)
製作・配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:kaibutsunokikori.jp
公式Twitter:@kaibutsukikori

©2023「怪物の木こり」製作委員会

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