福山雅治が、12月15日(金)公開のディズニー100周年記念作「ウィッシュ」にて、ヴィラン・マグニフィコ王の日本版声優を務めることが決定。福山演じるマグニフィコ王の声を聞くことができる日本版本予告映像も公開された。
どんな願いもかなう魔法の王国で、王国の驚くべき真実をたった1人知ってしまったアーシャ(日本版声優:生田絵梨花)。願いを信じ続けた彼女が起こした奇跡とは。「アナと雪の女王」のスタッフ陣が制作を手掛け、今年創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーの集大成となる、新たなドラマティック・ミュージカルが完成した。
マレフィセントやアースラなど、ディズニー・アニメーションには欠かせない“影の主役”と言っても過言ではないのがヴィラン。このたび、本作で登場する、国民の願いを支配するディズニー史上最恐のヴィラン・マグニフィコ王の日本版声優に福山雅治が決定した。
シンガーソングライターとして活躍する一方、ドラマや映画・ラジオなど各方面で日本のエンターテインメント界を牽引している福山。近年では、ドラマ『ガリレオ』シリーズの劇場版の第3作「沈黙のパレード」(22)や、全盲のFBIの特別捜査官・皆実広見役として主演を務めたTBS系日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』(23)が多くの注目を集めた。
そんな福山が今回担当するのは、どんな願いもかなう魔法の王国の国王・マグニフィコ。魔法の力でロサス王国の国民の願いをかなえる偉大な王だが、かなえるのは自分が良かれと思う願いだけで、実は国民の願いを支配しているという“裏の顔”を持っていた。そして、人々の心の原動力である”願い“の力を利用して、さらなる強大な魔力を手に入れようとする恐ろしさを秘めたキャラクターだ。
王としてのカリスマ性や恐ろしいヴィランへと変貌していく難しい感情を表現することが求められる、マグニフィコ王役。確かな演技力はもちろん、福山の持つ低く落ち着いた声が王としての威厳、力強さを表現できると評価され、US本社のオーディションを経て、日本版声優に起用された。
なお、劇中ではマグニフィコ王が歌う「輝く願い」「無礼者達へ」という楽曲も登場。キャリア初のミュージカル作品への参加となる福山は、「大変驚いたのと同時にすごく光栄でした。当然プレッシャーもありましたが、こんな経験はなかなかないので、そのプレッシャーも含めて思いっきり楽しみたいなと思って現場に挑みました」と本作に向けての心境を吐露。
ディズニーが歩んできた100年の歴史の中でも「史上最も恐ろしいヴィラン」と制作陣が語るほどのマグニフィコ王。福山はそんなマグニフィコ王を、「とても正しく正義感にあふれているキャラクター」と語り、「その行き過ぎた正義感故に悲しい存在となってしまった、悲劇の王様だと思う」とコメント。
マグニフィコ王なりの信念や正義が劇中でどのように描かれていくのか、そして、どのようにディズニー史上最恐のヴィランへとなっていくのかにも注目だ。
アフレコを終えた福山は、「人は誰しもどんな立場でも年齢でも時と場合によって表と裏があります。裏の部分をどう表現できるのか、シーンによってそのあんばいをチューニングするということを注意しました」と振り返る。
さらに、「マグニフィコ王のことがよく分かると言うと、福山は暴君なんだなって思われそうですけど。マグニフィコ王に対して甘すぎるのかもしれませんが、複雑みをどうやって入れ込めば、その悲しみがおかしみにまで昇華できるのか、というアプローチをしたつもりです」と、キャラクターへ愛情を持って声を吹き込んだとも語った。
本作を楽しみにしているファンには、「願い、希望を持つことは大事なんだと教えてくれる作品になっています。そして、正しさとはなんだろう、人間にとって正義とは、悪とはなんだろうということを深いところで教えてくれる作品になっています」と熱いメッセージを送った。
「ウィッシュ」日本版本予告
作品情報
「ウィッシュ」
2023年12月15日(金)全国公開
監督:クリス・バック、ファウン・ヴィーラスンソーン
脚本:ジェニファー・リー
音楽:ジュリア・マイケルズ
製作:ピーター・デル・ヴェッコ、フアン・パブロ・レイジェス
声の出演:生田絵梨花(アーシャ役)、福山雅治(マグニフィコ王)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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