新垣結衣が主演を務める映画「違国日記」（2024年全国ロードショー）に、早瀬憩、夏帆、瀬戸康史、小宮山莉渚らの出演が決定。コメントが到着した。
原作は、「さんかく窓の外側は夜」など多くの人気作を生み出したヤマシタトモコの同名漫画。人見知りな30代女性と人懐っこいめい。まったく性格も異なる2人の交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点であぶり出し、「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得。今年6月に最終回を迎え、惜しまれながら6年という連載期間を経て終止符を打った。
人見知りな小説家の高代槙生（35）と、そのめい・田汲朝（15）、対照的な2人の同居譚。なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに、家族とも異なったかけがえのない関係になっていく。
槙生を演じるのは、11月10日公開の「正欲」が話題を呼んでいる新垣結衣。メガホンを取るのは、「PARKS パークス」（17）、「ジオラマボーイ・パノラマガール」（20）の瀬田なつき。普遍的なキャラクターたちの交流をみずみずしく切り取る演出力に定評のある瀬田が、槙生と朝のかけがえのない関係と、彼らを取り巻く個性的な人々を魅力的に描き出す。
このたび、第2弾キャスト情報が解禁。朝役にはオーディションで選ばれた大型新人・早瀬憩、槙生の友人・醍醐奈々役には「さかなのこ」（22）の夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役には「愛なのに」（22）の瀬戸康史。朝の親友・楢えみり役には「ヤクザと家族 The Family」（21）、「少女は卒業しない」（23）の小宮山莉渚が抜てきされた。
本作でメインキャストとしては映画初出演、さらにW主演を務める早瀬に対して瀬田監督は「まだ何にも染まっていない、15歳の早瀬憩さんと出会えました。朝が持つ10代の複雑さを、ふわりと自分に引き寄せる聡明さを持っていました」と起用した理由についてコメント。
早瀬は「分からないことは監督や新垣さんに相談し、助けていただきながら無事撮影を終えることができました」と撮影を振り返る。
夏帆は「ずっと好きで読んでいた『違国日記』の実写化にまさか参加できるとは、とてもうれしいです」と参加への喜びを語り、瀬戸は「誰かのために変わろうとか、誰かをリスペクトするって、自分の生活をいろいろな意味で豊かにしてくれるのだと、あらためて感じました」と作品の醍醐味をしみじみと感じた様子。
小宮山は「撮影中はずっと朝役の早瀬憩ちゃんの隣に居て、自然と朝とえみりと同じような関係性を築くことができたと思います」と早瀬との相性の良さに自信をのぞかせている。
さらに、新垣と早瀬扮する槙生と朝の姿を捉えた映画のファーストカットも解禁。遠くを見つめ海辺を歩いている2人の姿・距離感は原作イメージそのもので、まるで漫画から飛び出してきたかのよう。2人の関係性の行方が気になるカットとなっている。
早瀬、夏帆、瀬戸、小宮山、瀬田監督によるコメントは以下を参照。
コメント
早瀬憩
オーディション合格の知らせを聞いた時は、うれしさよりも朝を演じられることへの安堵の方が大きかったです。事務所の方々が喜んでくれているのを見て、そのことがうれしくて。それからは朝をどのように演じたらいいだろうと、朝になるための準備をしつつ、不安もありましたが、分からないことは監督や新垣さんに相談し、助けていただきながら無事撮影を終えることができました。お2人の存在がとても心強かったです。共演者の皆さんにも支えていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと作り上げた温かな世界を、1人でも多くの方々に届けることができたらうれしいです。
夏帆
ずっと好きで読んでいた「違国日記」の実写化にまさか参加できるとは、とてもうれしいです。撮影は数日だけでしたが、新垣さんと早瀬さんの間に流れる空気感がとてもすてきで、いい休日を過ごしているような、穏やかで居心地のいい現場でした。完成した作品を見るのが楽しみです。
瀬戸康史
誰かのために変わろうとか、誰かをリスペクトするって、自分の生活をいろいろな意味で豊かにしてくれるのだと、あらためて感じました。
決して簡単なことではないけれど、そういう気持ちが大切なのだと。
僕が演じる笠町もそういう気持ちで動いている人物の1人で、彼が人と対話する時の心持ちも、そんな気持ちからきているのだと想像しながら演じました。
心に余裕ができ、優しくなれるような物語、ぜひご覧ください。
小宮山莉渚
漫画が原作の映画に出演させていただくことは初めてで、
お話をいただいた時はどうえみりを演じるか不安でいっぱいでしたが、
撮影中はずっと朝役の早瀬憩ちゃんの隣に居て、
自然と朝とえみりと同じような関係性を築くことができたと思います。
朝とえみりの関係性は、私にとって憧れに近いものでした。
2人で過ごした時間は私の宝物です。
瀬田なつき監督
早瀬さん、夏帆さん、瀬戸さん、小宮山さん、すてきなキャストが集まりました。撮影現場では、原作の言葉にしがたい特別な空気感が、槙生を演じる新垣さんを介して、どんどん生まれていきました。
朝役は何百人かオーディションをして、まだ何にも染まっていない、15歳の早瀬憩さんと出会えました。朝が持つ10代の複雑さを、ふわりと自分に引き寄せる聡明さを持っていました。現場でも、臆することなく、いつも前向きで勇敢に、伸び伸びと楽しんで演じてくれ、一緒にワクワクしながら映画を作ることができました。早瀬さんにしか演じられない、あの瞬間の等身大の朝の魅力を、スタッフ・キャストみんなで映すことができたと思います。
作品情報
「違国日記」
2024年全国ロードショー
原作：ヤマシタトモコ （祥伝社フィールコミックス）
脚本・監督：瀬田なつき（「PARKS パークス」「ジオラマボーイ・パノラマガール」）
出演：新垣結衣 早瀬憩 夏帆 小宮山莉渚 瀬戸康史
企画・制作・配給：東京テアトル／宣伝：ショウゲート
公式Twitter：@ikokunikkimovie
©2024『違国日記』製作委員会
