松村北斗と上白石萌音がW主演を務める「夜明けのすべて」(2024年2月9日(金)公開)より、本予告&場面写真が公開された。
本作は、「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説を、「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱監督が映画化。NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が映画初共演&W主演を務め、同僚にして最高の理解者となる特別な関係性を演じる。
このたび解禁となった本予告は、PMS(月経前症候群)の症状で不機嫌そうな表情を浮かべる藤沢さん(上白石萌音)を外に連れ出す山添くん(松村北斗)の、少し風変わりな2人の関係性を切り取ったシーンから始まる。PMSで周囲にイライラをぶつけてしまう藤沢さんに「しばらく1人で怒っててもらっていいですか?」と声をかける同僚の山添くんもまたパニック障害を抱えていた。
心が思い通りにならず電車など逃げ場のない場所に行けなくなってしまった山添くんのために、藤沢さんはいきなり家に押しかけて自転車をプレゼントすることを思いつく。そうやって少しずつ互いの事情と孤独を知った2人は、生きづらさを抱える者同士、遠慮のない素の自分で関わり合うことで、少しずつ希望を見いだしていく───。
自転車で駆けていく山添くん、ベランダで風を感じる藤沢さんを優しく包み込むのは、16ミリフィルムならではの美しく柔らかな光。「ケイコ 目を澄ませて」で国内外の観客を魅了した三宅監督と撮影の月永雄太による圧倒的な映像美は本作でも健在だ。そして、「きみの鳥はうたえる」でも三宅監督作品の劇伴を担当したHi’Specの音楽が、少しずつ変化する日常に優しく寄り添う。
そして、藤沢さんのナレーションと共に映し出されるのは、“夜明け前がいちばん暗い。”という文章から始まる「夜についてのメモ」と、映画オリジナルの設定として登場するプラネタリウム。
「“夜明け”を単に希望の比喩とせずに、その人その人によってさまざまな意味を持ちうる「夜」を描きたいと考えていた」と語る三宅監督が導き出したこのシーンは、やがて迎える2人の新しい“夜明け”をそっと想像したくなるような、味わい深いシーンとなっている。
併せて、山添くんと藤沢さんを優しく見守る周囲の人々のいとおしい瞬間を切り取った場面写真も解禁。山添くんと藤沢さんが勤める栗田科学の社長・栗田和夫(光石研)や、藤沢さんの母・倫子(りょう)とのささやかな日常を切り取った写真。
山添くんの前職の上司・辻本(渋川清彦)や山添くんの恋人(芋生悠)らと関わり合いながら、少しずつ移ろいゆく2人の世界を捉えた場面も。生きづらさを抱えた2人にそっと寄り添う彼らの姿や優しい表情に、思わず心が温かくなる。
なお、11月23日(木・祝)よりムビチケカードの発売が決定。全国の上映劇場(※一部除く)にて購入することができる。詳細は公式サイトを参照。
「夜明けのすべて」本予告映像
作品情報
「夜明けのすべて」
2024年2月9日(金)ロードショー
出演:松村北斗 上白石萌音
渋川清彦 芋生悠 藤間爽子 久保田磨希 足立智充
りょう 光石研
原作:瀬尾まいこ『夜明けのすべて』(水鈴社/文春文庫 刊)
監督:三宅唱
脚本:和田清人 三宅唱
音楽:Hi’Spec
製作:「夜明けのすべて」 製作委員会
企画・制作:ホリプロ
制作プロダクション:ザフール
配給・宣伝:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース
公式サイト:yoakenosubete-movie.asmik-ace.co.jp
公式X:@yoakenosubete
公式Instagram:@yoakenosubete_movie
©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会