笑福亭鶴瓶&原田知世、夫婦役で初共演「僕が旦那で気の毒(笑)」塚本連平監督が心温まる実話を映画化「35年目のラブレター」25年3月公開

映画
2024年03月03日
「35年目のラブレター」©2025「35年目のラブレター」製作委員会

笑福亭鶴瓶と原田知世が夫婦役として初共演する映画「35年目のラブレター」が、2025年3月7日(金)全国公開。2人と塚本連平監督からコメントが到着した。

本作は、人々の心に感動を残した、ある夫婦の実話を基に制作。戦時中に生まれた西畑保さんは十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人に。保さんは自分を支え続けてくれた最愛の妻・皎子(きょうこ)さんへの感謝を自身で書いた手紙で伝えようと、夜間中学に通い始める。一から文字を習い、妻へのラブレターを書こうと奮闘するのだが…。

2003年、朝日新聞でこの夫婦のエピソードが紹介されるとテレビや雑誌で取り上げられ、創作落語になるなど、さまざまな形式で広まり多くの感動を呼んだ。

そんな実話をベースにした本作で主人公の西畑保を演じるのは、落語家・タレントとして笑顔を届け続ける傍ら、映画「ディア・ドクター」(2009)、「閉鎖病棟-それぞれの朝-」(2019)、ドラマ『しずかちゃんとパパ』(NHK)など、俳優としても活躍を重ねる笑福亭鶴瓶。

妻・西畑皎子役には、2022年にデビュー40周年を迎え、歌手活動と共に映画「星の子」(2020)、『あなたの番です』シリーズなど、話題作に出演し続ける原田知世を迎える。芸能界の前線で活躍するベテラン俳優の2名が初共演、明るく愛に満ちた夫婦像を二人三脚で作り上げていく。

監督・脚本は映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」(2008)、「今日も嫌がらせ弁当」(2019)、ドラマ『舟を編む ~わたし、辞書つくります~』(NHK)など、ユーモアに富んだヒューマンドラマを手掛ける塚本連平が務め、涙と笑いの物語が誕生する。

映画は現在、鋭意撮影中。西畑夫婦を演じる鶴瓶と原田のにぎやかな掛け合いが飛び交う撮影現場から、キャスト2名のコメントが到着。塚本監督、物語のモデルとなった西畑保さんからもメッセージが届き、それぞれの作品への思いが収められている。

コメント

笑福亭鶴瓶(西畑保役)
「35年目のラブレター」笑福亭鶴瓶 直筆コメント ©2025「35年目のラブレター」製作委員会

西畑保さんのことは弟子のノンフィクション落語で字が書けない話だと大まかには知っていましたが、オファーをいただいて映画の脚本を読んで面白そうと思いましたし、その後、原田さんが妻役だと聞いて「ぜひ!」とお伝えしました。原田さんには僕が旦那で気の毒ですけど…(笑)。全然しゃべらなくてもいいなって思える空気で、完全に夫婦になってます。
先日、西畑保さんに実際にお会いしました。年を重ねてから何かいいものを手に入れた人って、なんかうれしそうなんです。そこが一番大事です。うれしそうなんですね。「字」を書いたことで人生が豊かになって、それだけ努力もされて…すごくすてきな方でした。
粛々と気張る必要なく淡々と過ごしていった結果に、幸せがある。そう思って撮影に臨んでます。何度も言いますが、原田さんと一緒に演技できるのがうれしいですね(笑)。

原田知世(西畑皎子役)
「35年目のラブレター」原田知世 直筆コメント ©2025「35年目のラブレター」製作委員会

脚本を読んで本当にすごくすてきなご夫婦のお話だと思いました。舞台が奈良県なので関西弁での演技が少し不安でしたが、鶴瓶さんと夫婦役をやらせていただくこんなチャンスはないと思い、参加させてもらうことを決めました。
この作品に出会って初めて映画の基となった西畑保さんの実話を知りました。大人になってからでも何かを始めて、達成することができるのだと希望が持てるお話です。
物語自体は日常が描かれています。だからこそ、鶴瓶さんと一緒に夫婦の空気感やテンポを大切にしています。ワンシーンの積み重ね1つひとつが、最後に大事な思い出の1つひとつになる。そういう作品だと思って、鶴瓶さんをずっと見つめていろいろ発見したいですし、その時間を大事にしようと思います。

西畑保さん

僕の人生が映画化されると聞いた時、驚きました。夢かと思いました。初めて鶴瓶さんの名前を聞いてあの有名な方なのかと、それも夢のようでした。この映画をたくさんの方々に見てほしいです。今から心がわくわくしています。そのために長生きしたいです。

塚本連平監督

西畑保さんの人生を知り、そのラブレターを読み、絶対に映画にしたいと思いました。コロナ禍で保さんに電話で何度も取材してから4年目、ついにクランクインを迎えます。思い描いていた夢のキャスティングが実現し、撮影は期待と喜びしかありません。夫婦の物語、家族の物語、絆の物語、学ぶこと、夜間中学、戦争、普通って何? 幸せって何? そして、可能性の物語。保さんの人生を通して、多くの伝えたいことを全て入れました。大笑いして、大泣きして、優しくて、素朴で、心に残る映画。見終わって誰かに感謝を伝えたくなる、そんな映画を目指します。

作品情報

「35年目のラブレター」©2025「35年目のラブレター」製作委員会

「35年目のラブレター」
2025年3月7日(金)全国公開

出演:笑福亭鶴瓶、原田知世
監督・脚本:塚本連平
配給:東映

公式サイト:https://35th-loveletter.com/
公式Xアカウント:@35th_loveletter
公式Instagram:@35th_loveletter

©2025「35年目のラブレター」製作委員会

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