映画『新宿スワンⅡ』の完成披露プレミアイベントに綾野剛、浅野忠信、伊勢谷友介、深水元基、金子ノブアキ、上地雄輔、久保田悠来、桐山漣、中野裕太、佐藤祐基、一ノ瀬ワタル、山本又一朗プロデューサー、園子温監督が登壇した。
本作は、和久井健の伝説的アウトロー漫画を原作に2015年に映画化。原作の中でも特に人気の高い「横浜王国編」をベースに、シマ拡大のため横浜進出を目論む白鳥龍彦(綾野)率いる新宿バーストと、その新宿さえも飲みこもうとする、滝マサキ(浅野)率いる横浜ウィザードの全面戦争を背景に男たちの熾烈な駆け引き、女たちの火花散る戦いが描かれている。
まず、映画館のエントランスエリアにレッドカーペットが敷かれ、劇中さながらキャストは集まったファンに名刺を配り“スカウト”をする。名刺の裏に星マークがついたものをもらったファンは、そのまま舞台挨拶へ招待されるというもの。キャストが登場すると会場は熱い雰囲気に包まれ、ひとりひとり握手やハイタッチなどファンと触れ合う姿が見られた。
そして、舞台挨拶では成人式の前日ということで、キャスト&スタッフの20歳のころの写真を公開。それぞれ番号が振られている写真に「誰が何番なの!?」とワイワイと盛り上がる13人。「僕、20歳のころの写真ってほとんどないんですよ。まだこの時は何者でもなく…」と綾野がコメントすると「えっ、これ剛なの!?なんか違うね、整形したんだ!?」という上地のとんでも発言に「バカヤロウ!するならもっとちゃんとするわ!(笑)」とツッコむ場面も。
前作よりパワーアップしたアクションシーンについて「“これ、本当に終わるのかな!?”ってぐらい浅野さんとは3日間かけて1シーンをアクションし続けました。お互い倒れないから、“早く倒れてくんねえかなって”思った」(綾野)、「もうすごかったよね。浅野忠信的には倒れてるんだけど、滝マサキは倒れないから(笑)」(浅野)と。すると話を聞いていた伊勢谷が「想像もしなかったアクションも入って羨ましかったと同時に楽しみにしていてほしい。でも、僕今回どつき合い参加できなくて寂しい…」と心境を明かした。また、アクションシーンの撮影中にある事件が起こったそうで「予告でも使われている看板倒しのシーンが、ちゃんと許可を取ってやらせていただいていたんですが、本当の事故だと思われて警察の方がいらっしゃって。それぐらい熱気あふれる中でも圧倒的な緊張感のもと、誰もケガせず完走したのでよかったです」(綾野)と。すると「オレ、絶叫しすぎて声が出なくなったことがあって。そしたら剛が先生を呼んでくれて、初めて喉に鍼を打ちました。それが一番痛かったです(笑)」(上地)、「しかも逃げるからみんなでとっ捕まえてね(笑)」(綾野)というエピソードも。
また、浅野は今作からの参加について「正直、突然決まったことなので“僕にはできない”と思っていたんですが、原作の漫画を見たら演じた役が僕そっくりなんです!しかも、僕は横浜出身なんですが、滝マサキは横浜王国の男でこれはやんなきゃいけないなって、すごく縁を感じました」とコメントした。
最後に「『新宿スワン』はみなさまが愛してくださったおかげでお届けすることができます。今年は酉年です。『新宿スワン』ということで、我々にとっても非常に縁起のいい年だと確信しております。よくやく始まります!『新宿スワンⅡ』行くぞー!」(綾野)と気合の入った挨拶で締めくくった。
映画『新宿スワンⅡ』は1月21日(土)より全国ロードショー!
出演:綾野剛/浅野忠信/伊勢谷友介/深水元基/金子ノブアキ/村上淳/久保田悠来/上地雄輔/広瀬アリス/高橋メアリージュン/桐山漣/中野裕太/中野英雄/笹野高史/要潤/神尾佑/山田優/豊原功補/吉田綱太郎/椎名桔平
プロデューサー:山本又一朗 脚本:水島力也 監督:園子温
原作:和久井健『新宿スワン』(講談社「ヤンマガKCスペシャル」所載)
公式サイト:ss-2.jp
©2017『新宿スワンⅡ』製作委員会