STU48が9月12日(日)、広島県・サンプラザホールにて昼夜2公演を開催。昼公演「STU48 2期研究生 夏の瀬戸内ツアー〜昇格への道・決戦は日曜日〜」のレポートを以下に掲載する。
7月17日(土)からスタートした、STU48夏のツアー。2期研究生は昇格を目指し「STU48 2期研究生 夏の瀬戸内ツアー〜昇格への道〜」と題し瀬戸内7県のライブハウスを、1期生・ドラフト3期生は「STU48 瀬戸内サマーツアー2021〜サングラスデイズ〜」と題し山口・香川・兵庫のホールをまわってきた。
9月12日(日)広島県・サンプラザホールの昼公演では、冒頭の「夢力」から「無謀な夢は覚めることがない」「水夫は嵐に夢を見る」「夢を死なせるわけにはいかない」「夢は逃げない」と5曲続けて、全員でパフォーマンス。ツアー最終日に合わせた“昇格から夢へ繋ぐ”といった意味を込め、新しいセットリストで魅了する。
自己紹介ではツアー最終日に対する、それぞれの思いを一言ずつ言葉にしていく。そこからユニット曲「好きになれただけで幸せだ」「片思いの入り口」「誰かがいつか好きだと言ってくれる日まで」「誰かといたい」「あの日から僕は変わった」と5曲続けて披露。
ツアーでの思い出の話になると、ご当地グルメが食べられたことや楽屋差し入れが豪華だったなど食べ物の話で盛り上がる場面も。続いて「大声ダイヤモンド」「言い訳Maybe」「少女たちよ」「手をつなぎながら」「孤独なランナー」と5曲続けて披露する。
その後MCを挟み、「暗闇」「原点」「思い出せる恋をしよう」と3曲続けたところで、司会の中島尚樹が登壇し、いよいよ昇格のジャッジへ…。中島が発表を焦らすと、不安な様子を隠せないメンバーたち。
「今回はチケット販売最終枚数が2000枚を超えていれば昇格。チケットセンター1899枚、プレイガイド174枚合計で2073枚ということで2期研究生全員、正規メンバーに昇格です! おめでとうございます」と昇格決定を発表。
客席からは「昇格おめでとう」の文字が入ったフライヤーが掲げられ、喜びのあまり泣き崩れるメンバーも。ファンからもらった昇格祈願のダルマに、工藤理子が代表して墨を入れた。そのダルマと観客と一緒に記念撮影後、「僕らの春夏秋冬」で本編を締めくくる。
観客の手拍子で始まったアンコールは、「出航」「スクラップ&ビルド」からスタート。田中美帆が「2期生だけでこんな大きな会場でコンサートさせていただき本当にうれしかったです。これからもどんどんパワーアップしていけるよう頑張ります」 と意気込みを述べる。
ラストは「ペダルと車輪と来た道と」で終演。加入直後にコロナ禍に見舞われ、思い描いた活動ができない中でも、この約2年間地道に積み上げてきた彼女たち。その努力の成果が結実した、ファンも納得の昇格に値するコンサートだったと言えるだろう。
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