『西本願寺音舞台』村松崇継、工藤静香、Cocomi、宮田大らが「いのち」をテーマに世界遺産・西本願寺で共演

音楽
2021年10月05日
「西本願寺音舞台」左から村松崇継、工藤静香、Cocomi、宮田大
「西本願寺音舞台」左から村松崇継、工藤静香、Cocomi、宮田大

MBSテレビがこれまで30年以上にわたり数々の名刹、世界遺産を舞台に、至高のエンターテイメントを送ってきた一夜限りの文化イベント「音舞台」。34回目を迎える今年は、世界遺産・西本願寺で無観客での収録となり、MBS/TBS系全国ネットで10月24日(日)深0・30から放送される。

コロナ禍で不安を抱える世の中に音楽の力で少しでも勇気と希望を与えたいとの思いを込めた村松崇継音楽監督の思いに賛同したアーティストたちが選んだテーマは「いのち」。安らかで穏やかな日々への願いを込めて、生命科学者・柳澤桂子さんの『いのちのことば』をステージに織り交ぜ展開する。

10月24日の放送で、この『いのちのことば』を旅人として朗読・紹介するのは女優・比嘉愛未。西本願寺を代表する国宝・飛雲閣、菊の間をはじめ、普段は非公開の場から「いのちのことば」を届ける貴重な映像も見どころだ。

旅人・比嘉愛実
旅人・比嘉愛実
出演者インタビュー(一部抜粋編集)

■村松崇継(音楽監督)
今回音楽監督として、コロナ禍の中いろんな人がいらっしゃる。子どもたちの生活にも影響がある中、もう一度「家族」に立ち返り、混沌としたコロナ禍の中で失いかけた大事なことをこの音舞台を通してみなさんに音と音楽で伝えられたらと思い、曲の構成やアーティストの方をふまえて色々構成を考えました。
宮田さんはどんな既成のクラシック音楽も曲目も自分のものとし壮大なストーリーをつけていいただける人。そしてCocomiさんの音色を初めて聞いた時、その美しさと音色から発するオーラや清らかさに驚き音舞台へお誘いしました。フルートの楽曲「Earth」は普段はピアノとフルートのシンプルな構成なのですが、今回それをオーケストレーションし、新たにフルートコンチェルトのように壮大にアレンジしています。Cocomiさんのいまだからこそ出せる清らかさ、若さが一層ひきださていると思います。
工藤さんの魅力は、歌1曲の中で壮大なストーリー、映画を作ってくれる。壮大な映画をみているような。そこにCocomiさんのフルートが入ってきたときに音楽監督としてもこのご縁に感動しました。工藤さんの「いのちの歌」でのオーラを感じてもらいたいです。『西本願寺音舞台』は自分が尊敬する奏者・アーティストをキャスティングできたと思います。

■宮田大(チェリスト)
ステージ最初の出だしをチェロの深い曲で選んでくだったことに感謝しています。それからCocomiさんとは初めての演奏となりましたが、演奏中も一緒に音楽で対話をしているといいますか、私がしゃべったことをCocomiさんが音で返してくれました。そして何と言っても「いのちの歌」。チェロで悲しさや嬉しさを表現し村松さんのすばらしい音楽とすばらしい歌詞。そして工藤さんの歌でどういう風に伝わるのかが見どころだと思います。

宮田大
宮田大

■Cocomi(フルーティスト)
室内とは違い天井がないオープンな空間での演奏がはじめてで、開放感あふれる中でのびのびとできました。素敵な機会をありがとうございます。感謝しかないです。村松さんとは奇跡的なめぐりあわせです。宮田大さんはもともと大ファンでした。初共演のアンサンブルはときめきが止まらず、ずっと興奮状態でした。

Cocomi
Cocomi

■中村祥子(バレエダンサー)
今回本当にこんなご縁をいただき、こんな貴重なところで踊れるなんて私のバレエ人生の中でも大切な思い出となる作品であり、舞台であるので、衣装・メイク・音楽すべてが合わさって出来上がった一つの作品です。そのスタッフ皆さんのエネルギーをそのまま受け入れて自分の気持ちを出しました。見る人によって受ける印象や感じる事が違うと思いますので最後までじっくりといろんなものを感じながら味わっていただきたいと思います。

中村祥子
中村祥子

■錦織健(オペラ歌手)
26年ぶりの音舞台に声をかけていただき、うれしく光栄です。今回は非常にリラックスしております。厳かな場所なので穏やかな気持ちで歌いました。今一番いのちの大切さが叫ばれている時期。エンタメを過信してはいけないが、私たちがエンターティンメントのもっている力を発信していきたい。今すぐではないが今の機運を盛り上げる、みんなの集中力を切れないようにするという、そういった効果も確実にあるのでそういったところは発信していきたい。大変な時代になりましたが、夢を捨てないで希望を描きながら今を辛抱することを伝えたいです。

錦織&村松
錦織&村松

■工藤静香(歌手)
西本願寺でステージをする。日本の文化に触れながら歌うというのは素晴らしい経験で凄く感動してしまいました。今回の「いのちの歌」は、村松さんが書いていらっしゃる曲。竹内まりやさんが歌われている、とても広い方々に伝わる歌だと思います。あまり強く歌ってもいけないし、うまく歌ってもいけないし、心で伝える歌だと思いました。みんなに伝わる、「継がれていく命の歌」なので、色々頭で考えず自分なりに心の中から出たものを音にさせてもらいました。

工藤静香
工藤静香

<曲目>
M#1「いのちのプレリュード」宮田大
M#2「Earth」Cocomi、村松崇継
M#3「ビオレンタンゴ」Cocomi、宮田大、村松崇継
M#4「アヴェマリア」中村祥子
M#5「Nelle Fantasia」錦織健、村松崇継
M#6「Pray for the World」SILT、村松崇継
M#7「いのちの歌」工藤静香、宮田大、Cocomi、村松崇継
ほか

西本願寺音舞台前列左から錦織健、Cocomi、村松崇継工藤静香、宮田大、中村祥子
西本願寺音舞台前列左から錦織健、Cocomi、村松崇継工藤静香、宮田大、中村祥子

『西本願寺音舞台』
TBS系
2021年10月24日(日)深0・30~1・24

出演:
村松崇継(音楽監督)、宮田 大、Cocomi、中村祥子、錦織 健、工藤静香、SILT、比嘉愛未(旅人)、草刈正雄(ナレーション)ほか

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©MBS

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