12月31日(金)放送の『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)の司会を大泉洋、川口春奈、和久田麻由子アナウンサーが務めることが発表された。
今年の『紅白歌合戦』のテーマは「Colorful〜カラフル〜」。去年から続く新型コロナの影響で、なんとなく彩りの欠けた日々や景色が当たり前に。こんな時代だからこそ、2021年最後の夜は世の中を少しでも「カラフル」に彩りたい、との思いが込められているという。
そして「カラフル」には、“多様な価値観を認め合おう”というメッセージも。あらゆる色が集い、重なり合い、称え合い、すてきな大みそかを彩る。そんな今年の『紅白』では「紅組司会」「白組司会」「総合司会」という呼称を、全員「司会」に統一。司会は、番組の進行とともに、紅組白組をはじめ出演するすべての歌手・アーティストを応援する存在となる。
歌手・アーティストは、基本的にこれまでと同じ形で「紅組」「白組」に属して出演。会場への来場者や視聴者が紅組・白組のどちらが良かったか投票できるスタイルも、これまでと同様だ。
司会を務めるのは大泉洋、川口春奈、和久田麻由子アナウンサーの3名に決定。2回目の司会となる大泉は、これまで大河ドラマ『龍馬伝』、『真田丸』、連続テレビ小説『まれ』などに出演しており、来年放送の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、源頼朝を演じる。
2018年からは、音楽番組『SONGS』の責任者に就任。自身のエピソードやユーモアを交えた独自の語り口で、ベテランから若手まで数多くのアーティストの素顔や魅力に迫ってきた。
いっぽう、今回初めて司会を務める川口春奈は、これまでNHKで『受験のシンデレラ』、大河ドラマ『麒麟がくる』に出演。2022年度前期連続テレビ小説『ちむどんどん』では、ヒロインの姉・比嘉良子役での出演が決定している。
2020年1月からは、公式YouTubeチャンネル「はーちゃんねる」を開設。“すっぴん”から“滝行”まで、素の川口春奈の魅力がつまった動画を配信し、登録者数は現在149万人(2021年10月28日現在)という人気を誇る彼女が初の大役を担うことになった。
今回の起用理由に関して、『第72回NHK紅白歌合戦』実施本部長の杉山賢治は、まず大泉について「人気・実力ともに日本を代表する俳優であり、明るく巧みな話術に、抜群のユーモアのセンスを併せ持っている方です」と称賛。
続けて「木曜夜に放送している『SONGS』の番組責任者でもある大泉さん、歌やアーティストへの熱い思いが、新たな司会スタイルでお送りする紅白歌合戦をリードしてくれると確信しています」と期待を寄せた。
川口については「大河ドラマ『麒麟がくる』や、来年の連続テレビ小説『ちむどんどん』への出演など、今、最も注目を浴びている俳優のお一人です。これまで数多くの映画・ドラマ・CMなどに出演されているほか、YouTubeでも話題になるなど、活動の幅を広げています。川口さんが、どんな新しい色を紅白歌合戦に加えてくれるか大いに期待しています」と語る。
またNHKホールを離れ、東京国際フォーラムでの開催となる今年の『紅白』について、「これまでにないスタイルの紅白となりますが、今年も、最高の歌の数々をお届けします。司会陣の皆さんには、紅白の舞台で感じた、歌や出演者の皆さんへの思いを存分に、ご自身の言葉で伝えてくださることを期待しています」と述べた。
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番組情報
『第72回NHK紅白歌合戦』
NHK総合・BS4K・BS8K・ラジオ第1
2021年12月31日(金)後7・30~11・45(※中断ニュースあり)
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