大みそかに放送の『第73回NHK紅白歌合戦』(NHK総合 午後7時20分~11時45分)のリハーサルが行われ、純烈、ダチョウ倶楽部、有吉弘行が囲み取材に応じた。
5年連続5回目の出場となる純烈は、応援ゲストのダチョウ倶楽部と有吉弘行と共に「プロポーズ~白い雲のように」を披露する。
このコラボのきっかけは、2022年5月に上島竜兵さんを亡くし、ダチョウ倶楽部のリーダー・肥後克広が「純烈のオーディションを受けます」というメッセージを発信したことから「純烈■(温泉記号)ダチョウ」というユニットを結成。「純烈■ダチョウ」が8月にNHKで放送された『ライブ・エール』で、上島さんを慕う後輩・有吉の大ヒット曲「白い雲のように」を披露したことから、今回のスペシャルメドレーが決定した。
まず初めにリーダーの酒井一圭が「今回は小田井(涼平)さんの卒業ということで。4月に『12月31日をもって卒業』と発表し、紅白のステージがこの4人での最後になればいいなという思いだったのですが、ご縁があってダチョウ倶楽部のお二人、そして有吉さんも加入して紅白のステージで『白い雲のように』を歌うという全く想像のできないようなことが次々と起こって。正直なことを言いますと小田井さんの卒業ふっとんでますね」と話すと、小田井は「自分でも気持ちの整理ついちゃってるんで、今回は最後お祭りだと思って。この7人でステージに上がって、見ている皆さんにとにかく元気になってもらうことしかないなと。僕は最後の瞬間まで熱湯風呂とか出てきて卒業だから入らされるんじゃないかって、油断できないなと思っております」と不安を口にした。
紅白出演についてダチョウ倶楽部の肥後は「いろんなことがあったダチョウ倶楽部を純烈さんが救ってくれて。有吉さんも来て、最後にみんなで“くるりんぱ”っていうのができるのがうれしくてしょうがありません」と話すと、寺門ジモンも「リーダーのなんでもない言葉から始まったんですよ」と感激した。
この特別なコラボについて、純烈の酒井には気になっていたことが。酒井が「俺が聞きたいのは、有吉さんはいつ出ようって思ったのか」と聞くと、有吉は「僕は25年前に落選してますから。恨みに恨んで、ここがチャンスだと思って。この2組が『白い雲~』をカバーしてくれた時から思ってましたから」と。これを受けて小田井が「今回のテーマは復讐ということで」とコメントすると「(後ろの紅白のテーマのロゴを見ながら)『LOVE & PEACE』だよ!!」と一同からツッコミを受けていた。
「上島さんは今日もいる?」という質問には肥後が「上島は今日もリハーサルで一緒にステージ立ってましたから」と話すと、有吉が「塩まいときましたから」とコメントし、有吉にしか発言できない言葉で純烈や会場を沸かせた。
次の質問に移る際には記者同士が図らずも「どうぞどうぞ」とゆずり合い、ダチョウ倶楽部から「ちゃんとやってよ、こっちも乗っかりますから」とツッコまれるなど、笑いに包まれた会見となった。
『第73回NHK紅白歌合戦』は「LOVE & PEACE -みんなでシェア!-」をテーマに、NHK総合、BS4K、BS8K、ラジオ第1で、2022年12月31日(土)に放送される。