12月30日(土)に4時間半にわたって生放送される『第65回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系 午後5時30分~10時)に先立って表彰式が行われ、会見に市川由紀乃、Imase、木村徹二、JO1、FRUITS ZIPPER、僕が見たかった青空、LIL LEAGUE、緑黄色社会が出席した。
まずは新人賞を受賞した木村徹二、FRUITS ZIPPER、僕が見たかった青空、LIL LEAGUEが登壇し、続いて優秀作品賞を受賞した緑黄色社会、JO1、Imase、市川由紀乃が登壇。登場の際、JO1メンバーと続けて登場したImaseだったが、衣装の雰囲気が似ていたため、2度ほど名前を呼ばれるハプニングが。会場が笑いに包まれ、リラックスムードで会見がスタートした。
受賞した時の心境を問われた木村は「最初に聞いた時はうれしい気持ちと、昨年までアルバイトをしながら活動してきたので、1年ちょっとたち、状況がガラッと変わったことが信じられないような驚きの気持ちがありました」と答え、父・鳥羽一郎に報告をしたかどうかも問われ、「ちょうど賞が決まった瞬間、同じ楽屋にいたので、すぐ報告をしたら『お疲れ』とひと言もらいました」と明かした。
賞が決まった時、全員が同じ場所にいたというFRUITS ZIPPER。代表して鎮西寿々歌が「社長から急にすごい剣幕で電話があったので、何か起きてしまったのかなと悪い方向に考えてしまっていたら、日本レコード大賞の新人賞を受賞したというめでたいお知らせを聞いて、みんなで大号泣しました」と振り返った。
今年8月にデビューした僕が見たかった青空からは八木仁愛が代表し、「まさかこのようなすてきな一生に一度の賞を頂くことができるなんて、本当に思ってもいなかったので驚いたのですが、この賞を頂けたのは私たちの今までの頑張りもありますが、それ以上に応援してくださった方々と普段からを支えてくださる方々のお力が大きいなと思っていて。すごく感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝を口にした。
同じく今年デビューしたLIL LEAGUEから岩城星那が代表して「今年の1月11日にデビューさせていただいたばかりで、年齢も下が14歳、上が19歳というすごく年齢的にも経験的にもまだまだ未熟なグループではありますが、今回のような新人賞という素晴らしい賞を頂いて、本当に恐縮な気持ちです」と思いを明かしつつ、「ファンの皆さんや支えてくださっている全ての皆さまに感謝の気持ちを込めてパフォーマンスしたいと思います」と意気込んだ。
緑黄色社会の長屋晴子は「『サマータイムシンデレラ』という曲を作っていた時、メンバー、スタッフが一丸となって何度も悩みながら必死に作ったものだったのですごくうれしい気持ちです」と明かし、JO1は與那城奨が「11人で仕事している時に、この話を聞いて、本当にみんな喜んで、本番はパフォーマンスをぶちかましたいなと思っております」と。
imaseは「本当にこのお話を頂いた時は本当にうれしいなと、そして光栄に思いました。 この賞は、僕だけの力ではなく、本当にエンジニアの方でしたり、プロデューサーの方でしたり、いろんなスタッフの方、そして、聞いていただけたファンの方たちのお力があってという賞だと思うので、本当にうれしく思います」と明かした。
以前、最優秀歌唱賞受賞した市川は「三重県でのコンサートを終えて、帰りの新幹線の中で、電話で報告を受けまして、涙がひたすら流れました。続けていくことの大切さだったり、頑張ってきてよかったなと、神様からのご褒美を頂けたような、そんな感謝の思いでいっぱいになりました」と心境を明かした。
当日、レコード大賞を取ることができたら、誰に喜びを伝えたいかと問われると、木村は「両親」と答え、「親孝行に少しでもなれば」と。また、LIL LEAGUEの岡尾真虎は「まずはHIROさん、そして家族に伝えられればなと。実際にメンバー全員、親元を離れて生活していたりとか、 あとはアーティストとしても多くのことを学ばせていただいているHIROさんに直接ご報告ができたらなと思っていて、まだまだ未熟な僕たちですが、何か少しでも恩返しができたら」と語った。
JO1からは河野純喜がメンバーに見守られながら「一番に伝えたいのは、事務所の社長とマネージャーさんとスタッフさん。会社の皆さんに伝えたいです。本当に4年間、JO1が一緒に会い、本当に小さい頃から少しずつ大きく歩んできたので、みんなで喜びたいです」と。
さらに、レコード大賞に抱いていたイメージと受賞楽曲の「Trigger」についても問われると、河野は「選ばれた賞に恥じないように、僕たちのステージにしたいなと、かます場所というイメージがあります。『Trigger』は僕たちの中でも一番強くて、自分たちが表現したいことが山積みな楽曲だなと思うので、しっかり準備してみんなで最高のパフォーマンスをしたいです」と明かした。そんなJO1はimaseと共に、後列のFRUITS ZIPPERと僕が見たかった青空がコメントをする際、かぶらないようにとかがむというジェントルな一面を見せていた。
注目する受賞者について問われると、FRUITS ZIPPERの鎮西は事務所の先輩の新しい学校のリーダーズを、LIL LEAGUEの中村竜大は「一緒に頑張っていたメンバーがいる」というBE:FIRSTを挙げた。
JO1の鶴房汐恩がAdoの名前を挙げると、「僕もいいですか」とマイクをもらった佐藤景瑚は「imase君です」と告白。続けてimaseが「豪華なアーティストの皆さんですごく楽しみですが、僕はもちろんJO1さん。同じステージに出演させていただく機会がありまして、そういった時にパフォーマンスを見させていただいて刺激を受けたので、当日も楽しみにしています」と明かすと、佐藤はほっと胸をなでおろし、JO1のメンバーからはツッコミを受けていた。
賞を取る自信について問われ、FRUITS ZIPPERの鎮西が「寝る前に受賞した時のイメトレを最近していて」と明かすと、どんなイメトレなのかツッコまれ、「号泣しながら、嗚咽交じりにみんなで『いぇーい!』と言って…もうちょっと頑張ります」と恥ずかしがりながらも再現した。
JO1は豆原一成が代表して「自信しかありません。お客さんだったり、アーティストさん、そしてテレビの前の皆さん、楽しめよという感じです」と力強く答え、メンバーも「ふぉー!」と盛り上げた。
そして、先日急逝した伊集院静(伊達歩)さんに特別功労賞が送られることも発表された。
番組情報
『第65回 輝く!日本レコード大賞』
TBS系
2023年12月30日(土)午後5時30分~10時
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/recordaward/
公式 X(旧 Twitter):@TBS_awards
公式 Instagram:@tbs_ongaku
公式 TikTok:TBS_awards
各賞受賞者&曲名
■優秀作品賞(※曲名50音順)
「オトナブルー」新しい学校のリーダーズ
「ケセラセラ」Mrs. GREEN APPLE
「サマータイムシンデレラ」緑黄色社会
「唱」Ado
「だってめぐり逢えたんだ」純烈
「Ditto」NewJeans
「Trigger」JO1
「NIGHT DANCER」imase
「花わずらい」市川由紀乃
「Mainstream」BE:FIRST
■最優秀歌唱賞
JUJU
■特別賞(※50音順)
ano
「呪術廻戦」
NewJeans
■特別国際音楽賞
ENHYPEN
YOASOBI
■作曲賞・作詩賞・編曲賞
作曲賞 作曲者:Ayase「アイドル」YOASOBI
作詩賞 作詩者:Hiro「I’m a mess」MY FIRST STORY
編曲賞 編曲者:本間昭光 「星見酒(ほしみざけ)」天童よしみ
■新人賞(※50音順)
木村徹二
FRUITS ZIPPER
僕が見たかった青空
LIL LEAGUE
■企画賞(※作品名50音順)
作品:決定版 三波春夫映像集 アーティスト:三波春夫
作品:前略、道の上より アーティスト:EBiDAN(恵比寿学園男子部)
作品:HIROBA アーティスト:HIROBA
作品:ヨーロッパ三部作
『プラハの橋』 『一枚の切符』 『サンタマリアの鐘』 アーティスト:竹島宏
■日本作曲家協会選奨
辰巳ゆうと
■特別功労賞(※50音順)
伊集院静(伊達歩)
犬塚弘
大橋純子
KAN
小西良太郎
坂本龍一
櫻井敦司
高橋幸宏
竹村次郎
谷村新司
遠山一
三浦徳子
もんたよしのり