三代目 J SOUL BROTHERSにとって約2年ぶり、6度目のドームツアー「三代目 J SOUL BROTHERS PRESENTS “JSB LAND”」の最終公演が、12月23日に京セラドーム大阪にて開催された。
個人活動が中心だった2022年から、グループとして再始動した2023年。今回のドームツアーは、三代目 J SOUL BROTHERSとMATE(ファンの呼称)がたどり着いた約束の地“JSB LAND”を舞台に、メンバー7人とMATEの13年間のつながりを感じ、楽しみ、盛り上がる空間をコンセプトに創り上げる“新しいライブの形”を示している。
開演前に行われた囲み取材にはリーダーのNAOTOとボーカルのØMI、今市隆二が出席。意気込みを聞かれ、NAOTOは「“JSB LAND”ではすごくチャレンジをしていて。各々のソロ楽曲をライブの中に混ぜているんですが、その混ぜ方だったり演出の仕方は僕らにとっても初めてやることだったので、それが皆さんにとって喜んでもらえて成功したことはすごく自分たちの収穫になりました。今年はアリーナツアーから始まって全部で42公演なんですが、今日はその集大成とも言えるライブなので、自分たちも残っている力を全部ここに注ぎ込むような気持ちでやります」とコメント。
続けて、「日経エンタテインメント!」が発表した日本人アーティストのライブ年間動員力ランキングで三代目 J SOUL BROTHERSが見事1位にランクインしたことを受け、ØMIは「数字がすべてじゃないけど、目に見えてこうやってファンの人たちと過ごした1年の結果がそういった形で見えるってすごくアーティスト冥利に尽きるなと思います。すべてのステージかみ締めてやってきましたが、そういったことも踏まえて今日がファイナルと考えると、もうぶちかまします」と。
今市も「コロナ禍で埋められなかったものを、今年はファンの皆さんと近い距離で埋めていって。その熱をドームに持ってこられたのですごく充実した1年だなと思います。ライブに来てくださった皆さんにも感謝ですし、サポートメンバー、ミュージシャンをはじめ、サポートしてくれた人たちに感謝の気持ちを込めて、ファイナルぶちかましたいと思います」と気合を見せた。
11月11日にリリースされた新曲「Awakening Light」から始まる怒とうの前半戦は、「CHAIN BREAKER feat. 登坂広臣」(PKCZ®︎/ØMIソロ曲)、「TUXEDO」(今市ソロ曲)、「NEOTOKYO」(ELLYソロ曲)など、メンバーのソロ楽曲を7人全員でパフォーマンスするという本公演でしか見ることのできない演出もあり、会場はスタートから大盛り上がり。
中盤には山下健二郎のMCから始まる「山フェス」コーナーが始まり、「FIGHTERS」では小林直己がギターを奏で、NAOTOは来年アルバムの発売を発表しているHONEST BOYZ®️の楽曲である「要!」でオーディエンスを盛り上げ、岩田も自身のソロ曲である「Only One For Me」を歌い上げる。
後半はボーカル2人での歌唱や「Best Friend’s Girl」「花火」とバラードを送り、「SCARLET」から一気にラストスパートへ。「STARS」「RAINBOW」で会場全体がひとつになり本編は終了。
アンコールではサポートダンサーを引き連れたパフォーマー5人が登場し、それぞれチームに分かれて力強いダンスパフォーマンスを繰り広げる。続けて、ØMIのコール&レスポンスを合図に始まるEXILEリスペクトを込めた特別アレンジの「24karatsメドレー」で会場の熱気は最高潮に。
岩田は「本当に今年1年、たくさんMATEのみんなと会えました。この勢いのままに2024年も最高の三代目イヤーとしてMATEのみんなと最高の年にしたいと思います!」と語り、小林も「今回はメンバーそれぞれの強みを活かしたショーができました。このようなことに挑戦できたのも本当にMATEのみなさんのおかげです。来年も楽しみにしていてください!」と期待を煽る。
NAOTOは「俺たち裏切らないようなパフォーマンスできましたかね? また来年さらに成長してみんなとの絆深めていきますので、これからもよろしくお願いいたします!」と問いかければ、ELLYも「三代目が帰ってきたって感じですよね。こういう三代目が好きな人? 俺も大好きなんです。次の年も絶対皆さんに最高のライブを届けるので待っていてください」と。
いっぽう、山下は「あっという間に1年駆け抜けたなっていう感じです。フロートで(会場を)回っている時に(客席から)『“ZIP!”ポーズしてください』と言われていたのですが、なかなか返せていなかったのでここで一斉にやりたいなって思います! 今日という日が最高だった人、せーの!(“ZIP!”ポーズ)」と山下節であいさつ。
ØMIは「来年はソロの活動があったりしますが、三代目 J SOUL BROTHERSとしてもまた素晴らしい音楽を作ってまたみんなの前に帰ってきたいと思っていますので、皆さんMATEでいることを誇りに思ってください。俺たちもみんなのことを誇りに思います」と、今市も「本当にたくさんの方のおかげで最高の“JSB LAND”を作り上げることができました。自分たちだけじゃなくて、サポートメンバー、ミュージシャン、そしてたくさんのスタッフさんのおかげで完成しております」と感謝を述べた。
そして、最後は45,000人のMATEと共に「Starting over ~one world~」を大合唱。約束の地“JSB LAND”は幕を閉じた。
今回が6度目のドームツアーとなる三代目 J SOUL BROTHERS。NAOTOは「どこにたどり着くのも大変ですけど、それをつなげていく、続けていくってすごく難しいことだと思うんですよ。だから13年目にしてまだドームツアーができるっていうのは、もうめちゃくちゃ幸せなことなのかなと思いますね」と感慨の表情を浮かべた。
なお、12月26日(火)には同じ会場でファンクラブ公演「三代⽬ J SOUL BROTHERS PRESENTS “JSB LAND” 〜AFTER PARTY〜」が開催。このイベントについても、ØMIは「ファンのみんなも本当に尽くしてくれた1年だったので、お互いにお疲れ様って言い合えるようなファンクラブならではの公演。たぶんツアーでは見せられない表情も見せられると思うし、僕らもみんなもリラックスした空間で、今年をいい笑顔で終われる日にしたいなと」と思いを語った。
リリース情報
三代目 J SOUL BROTHERS
NEW ALBUM『タイトル未定』
2024年3月27日(水)リリース
オンラインストアリンク一覧:https://jsb.lnk.to/20240327-album-pkg