映像配信サービスdTVとフジテレビが共同制作し、dTV“初”の連続ドラマ形式で毎週月曜日に配信するオリジナルドラマ『Love or Not』で、ドラマ初主演を果たす三代目 J Soul Brothersの山下健二郎さん。王道ラブストーリーとなる本作で、“三枚目”の主人公・宇佐美幸助を演じる山下さんと、その後輩・亘を演じる劇団EXILEの町田啓太さんの対談が実現。プライベートでも仲が良いという2人の“先輩・後輩トーク”をどうぞ!
◆それぞれご自身が演じられるキャラクターをご紹介ください。また、先輩・後輩を演じてみての感想もお願いします。
山下:僕が演じる宇佐美幸助は、非常に真っすぐでポジティブな男です。仕事に関しては抜けている部分もあるんですけど、仲間意識の高い、後輩の面倒見もいい男で。台本を読んだ時に、自分自身とリンクする部分が多かったので、役作りに関しては自分の思っていることを表現することによって、素直に演じることができるんじゃないかなと思いました。
啓太とは、このドラマに入る前から先輩・後輩の仲で。もうLDHに入って長いですし、仲のいい後輩の1人で、いろんな話もしてきた仲なので、非常に信頼しています。
役柄もそうですけど、亘という役と幸助という役はプライベートで持っている部分の関係性もあって、現場でもスムーズで。プライベートでも仕事でもしっかりした後輩がいてくれて本当に助かっていますね。
町田:(照)。僕が演じる佐野亘と健二郎さんが演じる幸助さんは、僕たちのいつもの関係性のまま、やらせていただけているなという感じです。亘はおぼっちゃんなんですが、ちょっと恋愛観が変わっていて。普通の御曹司とも違うようなテイストなので、そこを楽しみながら演じさせていただいています。
撮影に入る前から健二郎さんと僕と八木将康君(矢吹草太役で出演)でご飯に行って、役柄や作品について話をしてから現場に入ることができたので、今すごく密な時間を過ごさせていただいています。
◆普段からいろんな話をしてきたというお2人ですが、仲良くなったきっかけは?
山下:僕は三代目 J Soul Brothersになる前は劇団EXILEにいたので、そのときから啓太を知っていました。劇団EXILEに入って、一緒に旗揚げ公演もしましたし。そのころに「ろくでなしBLUES」という舞台で僕と啓太が絡むシーンがあったんです。で、パっと振り向いたら、啓太がいないんですよ。「あれ、どうしたんだろう?」と思ったら、足を引きずりながら舞台袖にはけていったんです。
町田:(苦笑)
山下:「なにしてんだよ」と思ったら、彼が本番中にアキレス腱を切っていて。それでも、そのまま本番をやり切ったんです。絶対痛いだろうけど、プロとしてそれでもやり切った。根性もあるし、気合入ってるなって思ったんです。
町田:僕はそれが初舞台で。ご一緒させていただいて、現場でも「どうやったらいいですかね」っていう相談をずっと聞いていただいていたんです。
僕が一番すごいなって思ったのは、舞台中に三代目 J Soul Brothersの活動が本格化してきたときで。健二郎さん、ぜんぜん寝てなかったですよね…。
山下:今だから話せますけどね(笑)。
ちょうどデビューしたタイミングと稽古期間が重なっていたんです。今も含めて振り返っても、一番忙しかったのはあの時期じゃないかなって思います。デビューで頭がいっぱいだし、覚えることがいっぱいあるし…。右も左も分からない、でも舞台は本番が近いっていうことで、ほぼ寝ずにずっとやってましたね。
で、同じ劇団の小澤ってやつがいるんですけど…(笑)。
町田:!!!(笑)
山下:僕らが“小澤デー”って呼んでる日があるんです(笑)。
2日間くらい演出家の人に小澤(雄太)がみっちり怒られる日があって。ずーっと怒られてて、「これはチャンスだ!」ってセットの裏に隠れて、立ったまま仮眠して。あいつのおかげで睡眠が取れたので、小澤には感謝してます(笑)。
全員:爆笑
◆山下さんが一番大変なときにお会いになっているんですね。
山下:だから、やっぱり劇団のメンバーは親近感がありますよね。
町田:めっちゃ仲良くしてくださるんですよ。後輩に一番優しい先輩です。
山下:そこ、太字でお願いします(笑)。
◆山下さんはドラマ初主演ですが、どんなスタンスで臨まれていますか。また、町田さんから見て山下さんの座長ぶりはいかがですか?
山下:それは気になりますね…。
町田:じゃあ僕からいいですか(笑)。
山下:いや、やめとく(笑)。
初めての主演ということで緊張しました。でもあんまり考え過ぎちゃうと凝り固まってうまくいかないタイプなので、自分をさらけだして現場に臨もうと。
現場のスタッフさん、キャストの皆さん含め、ポジティブで明るく楽しい現場できたらなと思うので、そういう意味で引っ張っていける存在になれればと思っています。
常に楽しく元気に、いろんな方と話してコミュニケーションを取って、いい空気感で撮影に臨めたらなって頑張っています。
町田:緊張とかはまったく見えなかったですね(笑)。
山下:(笑)。
町田:僕、健二郎さんが初主演だって撮影に入る直前くらいで知ったんです。ずっとやられているイメージがあったので。緊張してるのも見えなかったので、今聞いてすごいなって思いました。
現場に来て、健二郎さんがいない日もあるんですけど、みんなテンションが違うんですよ。健二郎さんがいないと、あそこまで明るくワーって笑ったりまでにはならなくて。
今日健二郎さんいないね、ツッコミしてくれるお兄さんがいなくて寂しいね、みたいな。
山下:それは君がつまんないからでしょ!盛り上げなさいよ!
全員:爆笑
町田:そうなんですけど(笑)。オチとかまったくない話をしちゃうんです…。
って、健二郎さんがいるときは、今みたいに現場が和むのですごいなって。僕もそういうふうにできたらなって思うんですけど、たぶんできないので(笑)。
山下:そう言っていただけてうれしいです(笑)。
◆山下さんが座長としてムードメーカーになっているんですね。
町田:そうなんです。撮影の初日が合コンのシーンだったんですよ。で、けっこうみんな本当の合コンっぽい感じで探り探りになって(笑)。
山下:はじめましてだったもんね(笑)。
町田:そのとき、僕らはぜんぜんコミュニケーションが取れなかったんですけど、健二郎さんが自分から率先して笑いを取ったりしてくれて。
山下:盛り上がるなら最初は嫌われてもいいやって思って(笑)。僕、人見知りしないんですよ。でも、人見知りする人は僕みたいなタイプは苦手だと思うんです。それでも関係なしにコミュニケーションを取っていかないと、今後の撮影がうまくいかないと思って、どんどん話していこうって。空気を作っていきたいなっていうのがあったので。
◆山下さんはキリっとしたイメージがあるんですが、この作品では三枚目の役柄を演じてみていかがですか?
山下:基本的には三代目J Soul Brothers の中でも三枚目なんですけどね(笑)。僕、関西出身っていうこともあるのかもしれないですけど、面白いことが好きだし、ふざけるのも好きなんです。三枚目の環境で育ったといってもいいかもしれない(笑)。もちろん二枚目もできなきゃいけないので、どっちの顔も持っていたら強いのかなとは思っています。そこのいいところ取りができたらなという感じでやっていますね。
◆素の山下さんを知っている町田さんからすると、幸助さんというキャラクターはいかがですか?
町田:僕もやっぱり三代目 J Soul Brothersのかっこいい健二郎さんってイメージなんですけど、しゃべるとめちゃくちゃフレンドリーなんですよ。そこは幸助さんにぴったりだなって思いますね。
◆お2人ともスーツ姿が大変お似合いですが、お互いにご覧になっていかがですか?
町田:健二郎さんとても似合ってますよ。
山下:ほんっとっすか!うれしい(笑)。
啓太は背が高くてスタイルがいいから似合いますよね。
ただちょっと堅い…。公務員っぽい(笑)。
全員:爆笑
町田:もう…(笑)。これ、撮影に入ったときからずっと言われてるんですよ。公務員って。
山下:いいじゃない。めっちゃいいよ。
町田:ほんとですか!?若干トラウマになりかけてるんですけど(笑)。
◆それでは最後に本作の見どころをご紹介ください。
山下:「Love or Not」は、非常に真っすぐでピュアな恋愛ドラマです。恋愛したいときだったりとか落ち込んだときだったりとか、ぜひドラマを見て気持ちを盛り上げて新しい恋愛に向かってほしいなと思います。
町田:男女3人ずつの話ということでラブコメではありますが、青春群像っぽいところもある楽しいドラマになっています。ぜひお楽しみください!
■PROFILE
山下健二郎●やました・けんじろう…5月24日生まれ。京都府出身。
三代目 J Soul Brothersメンバー。
2010年、劇団EXILE JUNCTION#1「NIGHT BALLET」に出演。
同年9月、三代目 J Soul Brothersにパフォーマーとして加入。
パフォーマー以外に役者としての活動のほか、ラジオやイベントのMCを務めるなど、活動の幅を広げている。「Love or Not」でドラマ初主演を果たす。
町田啓太●まちだ・けいた…1990年7月4日生まれ。群馬県出身。
劇団EXILEメンバー。
2010年8月に行われた「第3回劇団EXILEオーディション」に合格。
同年12月、舞台「ろくでなしBLUES」で俳優として活動を開始。
以降、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。
■作品情報
出演:山下健二郎(三代目 J Soul Brothers) 本仮屋ユイカ 町田啓太 浅見れいな 八木将康 水沢エレナ 他
演出/脚本:水田成英(FCC)・浅見真史/ ますもとたくや・岸本鮎佳
企画:森下正樹(エイベックス通信放送)・清水一幸(フジテレビ)
プロデュース:三宅裕士、龍貴大(エイベックス・デジタル)・鹿内植、田淵麻子(フジテレビ)
プロデューサー:浅野澄美(FCC)・竹田浩子(FCC)
配信開始日:3月20日(月)
話数:全10話(毎週月曜更新予定/1話25分)
特設サイト
(dTV)http://video.dmkt-sp.jp/ft/s0006030
(FOD)http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4a52/
公式SNS
Instagram アカウント:loveornotdtvfod
Twitterアカウント:@loveornotdtvfod
<ストーリー>
インテリアデザイナーとして働く真子(本仮屋)は、小学生の頃にいじめから助けてくれた初恋の相手を忘れられず、恋愛に対して積極的になれずにいた。
そんな真子に、初恋の相手と同じ名前の幸助(山下)から、突然メールが届く。
「オレの事覚えていますか?久しぶりに会いたいから連絡ください」
22年ぶりの再会に胸躍る真子だったが、現れた幸助はイメージとはかけ離れていて…
1通のメールをきっかけに出会った男女6人の恋の行方は――。
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