UVERworldインタビュー「ライブでしか伝わらない思いを感じてほしい」Hulu『TOKYO BEAT FLICK』出演

特集・インタビュー
2017年08月09日

「LIVE1本勝負! 曲間のMCもノーカット」のコンセプトを持つ、動画配信向け音楽番組『TOKYO BEAT FLICK』に、3年1か月ぶりとなるニューアルバムをリリースしたUVERworldが登場。


ライブでしか伝わらない自分たちの思いみたいなものを感じてほしい(TAKUYA∞)

UVERworld

◆メディアにはあまり登場しないUVERworldが、今回出演を決めた理由は?

TAKUYA∞:自分たちはとにかく多くの人にライブに来てほしい気持ちから音楽をやっているんですが、自分たちも実際、スマホで音楽を聴くし、スマホでライブを見ているんですよね。だから、この番組をきっかけに、会場に来てもらって、ライブでしか伝わらない自分たちの思いみたいなものを感じてほしいと思い、番組出演を決めました。次のツアーに向けて、ウォーミングアップしている状態のときに、僕たちを初めて見る方にも届くような、こういった番組でライブをさせてもらえることはありがたいです。

◆ライブハウス規模のスタジオでライブをすることに関しては?

TAKUYA∞:あまり知られていないと思うんですが、僕らって、CDの制作期間に疲れてきたときに、息抜きとして200~300人規模のライブをしているんで、今日の収録もそんな感じに似ていたと思います。最近は、会場がどこであろうが、テレビカメラの前だろうが、自分たちのライブではどんなことをするべきか、ということも分かっているので、自然と自信を持ってライブができましたね。

UVERworld

◆今回のセットリストに対する、こだわりはありますか?

TAKUYA∞:単にニューアルバムからだけでなく、ライブでは定番になっている楽曲も。あとは最近、「男祭り(男性限定ライブ)」のことばかり言ってきたこともあってか、女の子のファンが焼きもちをやいているんですよ。だから、あえて女の子たちが喜ぶバラード「SHOUT LOVE」も入れてみました。

◆3年1か月振りのニューアルバム「TYCOON」ですが、あえて“大物”という意のタイトルを付けた理由は?

TAKUYA∞:「TYCOON」ずいぶん昔から気になるワードだったんですが、やっと使えるときが来たなって。僕らは1年の半分ぐらいライブをしているので、製作期間は1年半ぐらいですが、この3年で大きく成長できたと思っているし、CDに収録できる最長時間でもある78分59秒を使って、内容も深さも、過去の作品を逸脱したものになったと思う。ただ、もうちょっと早くできたかも? 僕が曲を書けなかったようなスランプみたいなものはなかったんですが、年々上がっている自分たちのハードルを超えるため、いろんなアレンジをして、それでできた50曲ぐらいから絞ったため、余計に時間がかかってしまいました。

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◆メジャーデビューから12年、音楽との接し方について、何か変わったことはありますか?

TAKUYA∞:音楽に対する思いや付き合い方というものは、僕らの中では2周ぐらい回っているような気がするんです。それで、今は根拠のない自信ばかりだった中学時代に音楽を始めたときの初期衝動に戻ってきた。根拠がある中、音楽を純粋に楽しんでいるような気がします。それに、自分的には20年、このバンドになってから17年、ずっと楽曲を書き続けてきて、ようやくまともな曲を書けるようになってきたなと思ってきているんです。「十年書いて、初めて自分の書きたい小説を書ける」と言っていた作家の感覚に近いですが、時間と曲数を重ねたことで、それを多くの人に聴いてもらうことに対しての喜びと自信みたいなものが自然に付いてきたんです。

真太郎:確かに、音楽との付き合い方が変わっていった部分と、ずっと変わらない部分があります。楽しみながらライブしたり、ツアーを回ったりしたい気持ちはある中、自分たちのお客さんがどんどん増えていくことに対する戸惑いは、正直ありました。でも、そうやって応援してくれる、みんなへの感謝の気持ちを持つことによって、バンドとしての活動は大きく変わったかなと思います。

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◆今年2月、さいたまスーパーアリーナで、アーティスト史上最大となる2万3000人を動員した「男祭り」に関しては、どのような展開になるのでしょうか?

TAKUYA∞:そもそも、年齢や性別、国籍関係なくメッセージを伝えているはずなのに、僕らのファンは99%が女性だったんです。でも、僕らが憧れてきたバンドって、カッコいい男のファンもいたわけで、それで「男祭り」を始めたんです。あえてメディアに出ずに、ファンとUVERworldとの時間が長かったからこそ、そういう結束力のようなものは強くなったかもしれませんが、正直おなかいっぱいなんですよ(笑)。でも、最終的には東京ドームまで行ってやりたいですね。

◆最後に、動画配信されるHuluで、お気に入りのコンテンツなどはありますか?

TAKUYA∞:僕は『SUPERGIRL/スーパーガール』とか、海外ドラマを家でよく見ます。

誠果:俺も家で見る派。『ウォーキング・デッド』は、全話見るのに時間かかりましたけど、好きですね。今は早く次の「シーズン7」が見たいです。

克哉:期間限定でアニメが見られるときは、まめにチェックしますね。ツアーなどの移動中でも見ますけど、自分のiPadを滞在するホテルにあるテレビと接続して見ています。やはり大きい画面で見たいので(笑)。そのコンテンツの中に、自分たちのライブが入ることはうれしいし、家でゆっくり見たいですね。「よっしゃ、見るぞ」と気を張らずに、気軽な感じで!

 

■PROFILE

UVERworld
TAKUYA∞(ボーカル)、克哉(ギター)、誠果(サックス)、真太郎(ドラム)、信人(ベース)、彰(ギター)の6人から成るロックバンド。2000年活動開始。2005年メジャーデビュー。
9thとなる最新アルバム「TYCOON」が発売中。

 

■番組情報

「TOKYO BEAT FLICK」
#3 UVERworld
Huluで8月11日(金)より配信開始

<セットリスト>
1. WE ARE GO
2. DECIDED
3. Q.E.D.
4.零HERE~SE~
5. IMPACT
6. SHOUT LOVE
7. LONE WOLF
8. RANGE

©NTV
 
●text/くれい響

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