華村あすかインタビュー「うれしすぎて震えました」『RIDER TIME シノビ』

特集・インタビュー
2019年03月27日

昨年、ドラマ『宮本から君へ』で初ドラマにしてヒロインの大役を射止めた女優の華村あすかさんが、3月31日(日)より東映特撮ファンクラブで独占配信される『RIDER TIME シノビ』のヒロインに抜擢。初アクションにも体当たりで挑んだ本作の見どころを伺いました。


離れるのが寂しくなる、あったかい現場でした

華村あすかインタビュー

◆昨年末にカレンダーを発売された際に「来年は悪女かアクションに挑戦したい」とおっしゃられていましたが、早速その念願がかないましたね。

 そうなんです! 私、前からずっとアクションがやってみたかったんです。よく「言葉にするとかなう」と言いますけど、あれって本当だったんですね(笑)。

◆今回の神蔵紅芭という役はオーディションだったそうですが、手応えはありましたか?

 それが、実は全然なくて…。たくさんの方が受けてらっしゃったので、正直ダメだろうなと思っていたんです。そしたら後日、マネージャーさんから「おめでとうございます」と連絡があって。他のお仕事の帰り道で、人通りの多いところを歩いていたので、サイレントにそっと喜びました(笑)。心の中で跳び上がるくらいうれしかったんですよ!? うれしすぎて震えましたから。

華村あすかインタビュー

◆演じる神蔵紅芭の役どころについて教えてください。

 紅芭は、仮面ライダーシノビを“シノビ様~”と呼ぶくらい大好きな女の子。多和田(任益)さん演じる兄の蓮太郎に頼りなさを感じながらも、実はすごくお兄ちゃん思いで、ご飯を作ってあげたりもする賢くて真面目な“デキる忍者”です。そんな頼りないお兄ちゃんが、まさかシノビ様だとは知らないんですけどね(笑)。

◆ジオウの本編にも登場したシノビですが、演じられる多和田さんはどんな方ですか?

 多和田さんの印象…もうだいぶ打ち解けているので思い出すのが難しいですが、お会いする前はクールな方なのかなと思っていたんです。でも、最初からすごく積極的にコミュニケーションをとってくださいました。さすが関西のご出身だなと(笑)。実は初日の最初の撮影が、物語のクライマックスに当たるシーンだったので、当然兄と妹として出来上がっていないといけないですよね。だから余計に気を遣ってくださったのかもしれません。すぐに本当のお兄ちゃんのように距離を感じず撮影に臨むことができるようになりました。

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◆デキる忍者として臨んだ、念願のアクションはいかがでしたか?

 蓮太郎と紅芭は忍術大会に出場することになるんですが、その中でアスレチックを走ったり飛んだりしながら戦うんです。最初は頭で考えている以上に難しくて、ずっとへっぴり腰でしたが、アクション監督の渡辺淳さんから腰の位置や重心のかけ方を教わって改善していきました。足と足の幅や、脇の締め方だけでこんなにも変わるんだって。その甲斐あって、最後はデキる忍者に少しは近づけたかなと思います。

◆では特にハプニングもなく?

 えっと…、一度、板と板の隙間に落ちて画面から消えて、「紅芭どこいった!?」ということがありましたが(笑)、すごく楽しい経験をさせていただきました。アクションだけでなく、役作りについても柴﨑(貴行)監督から「ここのシーンは前のこのシーンとつながっているから、こういう気持ちで演じてほしい」というように、すごく細かくアドバイスを頂きました。今までこんなに細かく演技指導をしてもらったことがなかったので、勉強になりましたし、吸収することが多かったです。

華村あすかインタビュー

◆特撮作品ならではの経験がたくさんできましたね。

 そうですね。スタッフさんもさることながら、TTFC(東映特撮ファンクラブ)のエキストラさんが150人近くいらっしゃって、こんなに大勢の方が携わっているんだって驚きました。あとは、本物の仮面ライダーを間近で見ることができたこともですね(笑)。目の前で、あの軽やかでキレのあるアクション…、テレビで観るのともまた違うすごさがあるんですよ! あとは、朝が早くても、少し肌寒くても、皆さんすごく明るいんです。居心地が良くて、自分が早く終わっても、その場から離れがたくて少し残ってしまったり。それだけに撮影はあっという間に感じました。もっともっとアクションもお芝居もしたかったのに!(笑)

◆そこは3年後の2022年に『仮面ライダーシノビ』が放送されることを期待しつつ(笑)。では視聴者の方にメッセージをお願いします。

 見どころを“ココ!”と絞るのが大変なくらい、全3回ですが濃い内容だと思います。仮面ライダー作品らしく命懸けで悪と戦うシーンもあれば、蓮太郎と紅芭のコミカルなやりとりもあって、全体を通して心が躍る作品になっています。私個人としては、初めての、そして念願のアクションだったので、そこはぜひ見ていただきたいです。今の自分にできることは全て出し切りました!

 

■PROFILE

華村あすかインタビュー

華村あすか ●はなむら・あすか…1999年3月18日生まれ。山形県出身。A型。昨年、女優デビュー作となったドラマ『宮本から君へ』でいきなりヒロイン役を射止め、シンデレラガールとして注目を集めた。その後もドラマ『神酒クリニックで乾杯を』『面白南極料理人』などにゲスト出演。今年、さらなる活躍が期待される若手女優の1人。

 

■作品情報

「RIDER TIME 仮面ライダーシノビ」仮面ライダージオウスピンオフ
「RIDER TIME 仮面ライダーシノビ」

映像配信アプリ「東映特撮ファンクラブ(TTFC)」で3月31日(日)より毎週日曜3週連続で全3話配信

原作:石森章太郎
脚本:金子香緒里
監督:柴﨑貴行
出演:多和田任益、華村あすか、財木琢磨ほか
 
photo/中村圭吾

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