「with online」で連載中の婚活世代の女子たちのリアルな声が詰まった同名漫画を矢作穂香さん×伊藤健太郎さんのW主演でドラマ化。それぞれ違った結婚観を持つ4人の女子たちが、「結婚」へ向けて奮闘する恋愛模様を描く。その婚活女子を演じる堀田茜さん、瀧本美織さん、筧美和子さん、Nikiさんにインタビュー。
◆役どころについて教えてください。
堀田:私が演じる沙代は、バリキャリのOL。我を忘れて働いていたら気づくと29歳になっていて、周りはもう結婚して子供を産んでいて、自分だけ取り残されたような気持ちになっているんです。「普通でいい」が口癖なんですけど、その「普通」のハードルが実は高いということに気づいていないんです。
瀧本:美晴は長年付き合った涼太(佐藤流司)となかなか次のステップに踏み出せず、「このままでいいのかな」が口癖。新しい恋に向かおうとマッチングアプリに登録したら、時田君(奥野壮)と出会うんです。私自身と年齢がさほど変わらないので、人生の大きな決断に悩む彼女を複雑な気持ちで演じています。
筧:美和はあまり思っていることを言えないタイプで、セフレの慎君(吉田仁人)にすごく都合のいいように扱われています。それでも「喜んでくれるかな」と慎君の言うことに従ってしまう。うわべだけの“かわいい”を宝物のように大事にしていて、演じていて少しつらくなりました(苦笑)。
Niki:「退屈なのよね」が口癖の茜は、取引先で出会う五十嵐君(濱尾ノリタカ)とも距離を詰めていくんですが、過去の経験から恋愛に対してなかなか素直になれないんです。私はお芝居が初めてだったので、現場で監督に一から教えてもらいながら演じました。分からないことが多かったので、皆さんにもたくさん質問しちゃったんですけど、優しく教えてくださって。初めてがこの作品で良かったなと思いました。
◆4人の中で共感できるキャラクターはいますか?
堀田:沙代かな。サバサバしていて、姐御気質なところに憧れます。
瀧本:自分が演じている美晴ですかね。美晴の口癖の「このままでいいのかな」が自分にもあるかも。なかなか沙代ちゃんみたいにスパッと決めていけないなと思いました。
筧:私は、沙代ちゃんと自分が演じている美和に共感する。沙代は、お酒を飲みながらわぁーと話をしているんですけど、そこが普段の自分に重なる。わりと思ったことが出ちゃうタイプで(笑)。美和は、過去の自分を押し殺していた時に重なって分かる部分が多いです。
Niki:茜ですね。普段は思ったことをポンポン言えるけど、恋愛になると素直になれなかったりするところは少し自分も似てるなと思いました。
◆もし実際に自分が婚活するとしたら、どんな方法を使うと思いますか?
堀田:この仕事をしていなかったら、アプリかな。
堀田以外 おお!
堀田:友達がカジュアルにアプリを登録していて、「今日飲みに行く?」みたいな感じで使っていたんです。アプリに登録して出会いを求めてるのを拒絶するのはもう古いんだなと感じました。会社勤めをしていたら出会いって限られるし、その中でそういうツールを使わないともったいないというか。一度きりの人生だし、いろんな人と会うのもいいかなという軽い気持ちで試すのもアリだなと思います。
瀧本:時田君みたいな人に出会えるとしたら、私もアプリやってみたいな。あとどういう方法があるんだろう?
筧:合コンとか街コンとか?
堀田:お見合いサイトも。
瀧本:友達の知り合いとか、紹介で会ってカジュアルに始まるのもいいと思います。
筧:音楽とか映画とか趣味が合えばいいなと思うので、好きなことが同じ人同士の集まりがあったら、行くかも。相性が合う人が見つかりそうだし。
Niki:私も自然な感じがいいな。恋愛する気同士で会うのが、つまらないというか。偶然友達が友達を連れてきた、みたいな感じで会って、そういうところから始まるのも楽しいかなって思います。
◆ドラマの見どころを教えてください。
Niki:先を見据えて恋愛をしたらいいんだなと勉強になりました。4人のタイプもバラバラで、見ている方もきっと誰かに当てはまると思います。撮影中の女子会のシーンは近い将来、自分もこんな女子会をしてそうだなって思いながら撮影をさせてもらいました。
筧:20代って、目の前のことで精いっぱいで、足元がすごくグラグラしている中で、どうにか立っているような感じだと思うんです。この作品は「分かる」って思うところもあったり、1つひとつの言葉に背中を押されたりとか、発見があって。女性の味方だし、希望がある作品だなと思いました。今そういう状況にいる方に見ていただきたいですし、男性やいろんな年代の方にも、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
瀧本:自分が思う幸せというのをたくさんの女性に見つけていただきたいなと、この撮影をしていて思いました。男性が見ても「女性はこんなこと考えているんだ」と新たな発見もあるかもしれないので、そういったところを楽しみながら女性にも男性にも見てほしいです。
堀田:27歳の今の自分に刺さる作品に出会えたことがすごくうれしい。同世代の女の子に勇気とか、明日も頑張ろうって思ってもらえる作品だなと強く感じています。ひと言ひと言に自分も考えさせられるし、たくさんの女性に共感してもらえると思います。
■プロフィール
堀田茜
●ほった・あかね…1992年10月26日生まれ。東京都出身。雑誌「CanCam」専属モデル。過去の出演作に『トドメの接吻』『3年A組-今から皆さんは、人質です-』など。映画「キスカム!?COME ON,KISS ME AGAIN!?」が公開中。
瀧本美織
●たきもと・みおり…1991年10月16日生まれ。鳥取県出身。過去の出演作に連続テレビ小説『てっぱん』『刑事ゼロ』『仮面同窓会』など。映画『HOKUSAI』が待機中。
筧 美和子
●かけい・みわこ…1994年3月6日生まれ。東京都出身。過去の出演作に『ゆうべはお楽しみでしたね』『知らない人んち(仮)あなたのアイデア、来週放送されます!?』『あなたの番です』、映画「犬猿」など。
Niki
●にき…1996年10月15日生まれ。兵庫県出身。雑誌「JJ」「with」「steady. 」「JELLY」のレギュラーモデルを務める。本作が連続ドラマ初出演。
■ドラマ情報
ドラマ特区『ピーナッツバターサンドウィッチ』
MBS
毎週木曜 深0・59~
tvk
毎週木曜 後11・00~
チバテレ
毎週金曜 深0・00~
テレ玉
毎週水曜 後11・30~
とちテレ
4月9日(木)スタート
毎週木曜 後10・25~
群馬テレビ
4月9日(木)スタート
毎週木曜 後11・30~ほか
<無料見逃し配信>
TVer、MBS動画イズム、GYAO!ほかにて無料見逃し配信
<見放題独占配信>
TELASA、auスマートパスプレミアム、J:COMオンデマンド、milplus
出演:矢作穂香 伊藤健太郎 伊藤修子/堀田茜 瀧本美織 筧美和子 Niki
奥野壮(O-AOX) 佐藤流司 吉田仁人(M!LK) 濱正悟 濱尾ノリタカ 一ノ瀬竜 忍成修吾 ほか
原作:ミツコ『ピーナッツバターサンドウィッチ』(講談社「with online」連載中)
総監修:スミス
監督:椿本慶次郎、山岸一行
脚本:伊達さん、下田悠子
制作:ソケット
製作:『ピーナッツバターサンドウィッチ』製作委員会・MBS
©『ピーナッツバターサンドウィッチ』製作委員会・MBS©ミツコ/講談社
●Photo/関根和弘 text/田中ほのか hair&make/梅原さとこ styling/黒田匡彦、西村衣純