◆今作は世界240以上の国と地域で配信されていますが、日本人の笑いや、カルチャーという部分を考えながら演じることはありましたか?
僕がそこを意識することはあまりなかったです。でも三谷さんは、配信で海外の人も見られるようになるということを頭においた上で、せりふよりは動きや顔の表現で笑えるようにというのでこういうキャラクターになっていったと言っていて。だから実際に作るのが大変なのは“字幕”ですよね。1話で舎人のPCのキーボードの「M」のキーが無くなって、謝罪文の「“も”うしわけありません」が打てない!ってとこで笑いが生まれるシーンがあるんですが、そういうのをどう英語で表現したのかな、とか。あとは冷蔵庫からお味噌を持ってくる、みたいなことを海外の人たちが見てどう思うのかなとか。そういう部分も面白そうですよね。
◆ではあらためて、見てくださる方にメッセージをお願いします。
演じている最中にも皆さん「かわいい」って言ってくれたんですが、舎人真一くんが、すごくキュートな子になっています。音楽や間に入るアニメーションもおしゃれなので、隅々まで見てほしい。笑えておしゃれで、この作品を知ってると自分がちょっとおしゃれな人に思えるというか。見終わった時に笑顔で「やられた!」と思えるこの感じを、多くの人に味わってほしいです。
番組情報
『誰かが、見ている』
Amazon Prime Videoにて独占配信中
<STAFF&CAST>
脚本/演出:三谷幸喜
出演:香取慎吾、佐藤二朗、山本千尋、長野里美、宮澤エマ、夏木マリ
ゲスト:くっきー!(野性爆弾)、西田敏行、髙嶋政宏、寺島進、稲垣吾郎、山谷花純、近藤芳正、松岡茉優、橋本マナミ、八嶋智人、さとうほなみ、小日向文世、大竹しのぶ、新川優愛、小池栄子
<STORY>
ありえないハプニングばかり巻き起こす舎人(香取)の不思議な魅力にとらわれ、壁の穴から彼の生活をのぞき見するようになった隣の部屋の住人・次郎(佐藤)。ある日、次郎の娘・あかね(山本)は、舎人の日常を勝手に動画配信することを思い付いて…。
©2020 Amazon Content Services LLC
●photo/干川 修 text/寺田渓音