第1回令和小説大賞の大賞を受賞した同名小説をドラマ化した『星になりたかった君と』(日本テレビ 1月4日(月)・5日(火)深0・59)。人生に迷う主人公の青年・秀星(眞栄田郷敦)と惹かれ合っていく、心臓病を抱えた少女・那沙を演じる渡邉美穂さんにインタビュー。
◆お芝居のお仕事についてはどんな思いがありますか?
芸能界に入る前は、自分にお芝居ができるとは思っていませんでした。この世界に入ることも夢のまた夢でしたし、自分には無理だろうなと思っていました。こうしてアイドルになれただけで奇跡だなと思っているので、今回こういう形でドラマに出させていただけると聞いた時はとてもうれしかったです。過去の自分に「私、ちゃんとやれたよ! 大丈夫だから頑張って!」って言いたいです(笑)。諦めずに続けてきてよかったなと思います。
◆グループを離れて1人でお芝居することに不安はなかったですか?
意外と不安はなくて、楽しみの方が大きかったです。昔の私だったら、きっと不安の方が大きかったと思います。今は慣れない環境、初めての環境にどんどん飛び込んでいろいろ学びたいという気持ちになっているので、“何でもかかってこい!”ぐらいの気持ちでやらせていただいています。
◆以前から演技力を高く評価されていますが、お芝居を学んだ経験は?
グループに入る前は、特に何かをやってきたということはありませんでした。少し前まで普通の女子高生だった私が、突然「撮影が始まります」と言われて、何も分からないままドラマ『Re:Mind』のオーディションに連れて行かれて(笑)。あの時は正直心が折れました。全く手ごたえがなくて、オーディションに受かっても“何で私なんだろう…?”しかなかったです。その気持ちを変えてくれたのが舞台「あゆみ」。重要な役どころを任せていただいて、自信がつきました。ほかにも、舞台「マギレコ(マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝)」やドラマ『DASADA』をさせていただいて。少しずつですが、成長してこれたかなと思っています。