2月14日(日)より放送スタートとなる大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合ほか)のリモート会見が先日開催され、主演の吉沢亮と脚本を手掛ける大森美香が登壇した。
『青天を衝け』は大河ドラマ60作目となり、新1万円札の顔となる実業家・渋沢栄一の波乱万丈な人生を、大森美香のオリジナル脚本でフレッシュに描く。渋沢を演じる吉沢亮は、まず「ついに放送まで1か月を切りましたが、撮影はもう淡々と半年以上続けてきているので、今のところあまり実感がないんです」と明かす。
続けて、先日第1話を見たといい「今まで大河ドラマのような重厚感は感じられないかもしれませんが、すごく生活感があって生きるということに寄り添った作品だなと。生命力に溢れていてエネルギッシュで、心から面白いと思えたので安心しました」とホッとした表情を見せた。
一方の大森も「第1話の冒頭から、もう既に第2話が見たくてたまらなくなりました。新しい吉沢さんを開けられた気がしていて、これはどんどん見ていきたいぞと。地に足の着いた力強さが感じられて、この栄一さんをもっと見たいという思いでいっぱいです」と喜びを口にする。
出演が決まってから、今もなお渋沢について探り続けているという吉沢。改めて「本当に色々なことに挑戦されているし、一歩間違えたら死んでしまうような瞬間も経験しながら生き抜いてきた人で、調べれば調べるほどにカッコいいなと思います。そして、僕が演じていて思うのは『お札になる人だな』って。幼い頃からお金の尊さみたいなものを誰よりも考えている人だなと感じます」と印象を語った。
さらに、会見中には渋沢の幼なじみでのちの妻となる尾高千代役の橋本愛と、生涯に渡って信頼関係を結ぶ徳川慶喜役の草彅剛からのメッセージ動画も到着。橋本は印象に残っているシーンについて「幼い頃からみんなと遊んでいた神社で栄一さんから告白されるシーンです」と。
「今、本番直前までマスクをしていなくてはいけないのでテストの時は目しか見えていなくて。本番で初めて表情を見たときに、すごく必死に伝えてくれているのがわかって、とても愛しい気持ちになりました」と撮影を振り返る。
続けて、草彅は「吉沢くんとはこれから素敵なシーンがたくさん生まれるんじゃないかなと思っています。本当にドキドキワクワクできる作品なので、是非とも日本中の皆さんにおすすめいただけると嬉しいです」とアピール。
そのメッセージを受け、吉沢は「たたずまいと言いますか、草彅さん自身が持っておられるオーラが本当にすごくて。出会いのシーンは『慶喜の存在感に負けられない!』と思って僕も熱量が上がったので、草彅さんのおかげでより良いシーンになりました」と感謝を述べた。
そして、最後は「ひとりの人生をここまで丁寧に描くというのは大河ドラマならではじゃないかなと。ひとりの人間が一生をかけて体験するものを1年間で凝縮して体験できるっていうのは、人間としても役者としても成長していかないと太刀打ちできないと思うので、すごく良い経験をさせていただいています」と。
「今の時代だからこそ、たくさんの方に見てもらいたい作品になっています。是非皆さん一緒に盛り上げてくださると嬉しいです」と視聴者へのメッセージを寄せ、会見は締めくくられた。
大河ドラマ『青天を衝け』は、いよいよ2月14日(日)から放送スタートとなる。
番組情報
大河ドラマ『青天を衝け』
NHK総合ほか
2021年2月14日(日)放送スタート ※初回15分拡大
毎週日曜日 後8・00〜8・45ほか
WEB
番組HP:https://www.nhk.or.jp/seiten/
番組Twitter:https://twitter.com/nhk_seiten
番組Instagram:https://www.instagram.com/nhk_seiten/
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