◆今回、清野さん、大城さんをはじめ、出演するゲストの方々はオカルトかいわいで著名な方ばかりです。
杉野:スタジオに皆さんが集まる機会があって。最初は「清々しいスタジオだな」って思っていたのに、なぜか帰る時、時空が歪んでいるように感じたんですよ。やっぱりそういう人たちがたくさん集まっているからかなって思いました。
清野:まず一堂に会さないメンバーですもんね。大島てるさんと「ムー」の編集長・三上さんは初対面だったんですが、大島さんは引っ越しする時は毎回お世話になっているし、「ムー」は小学校低学年のころから児童館で読みあさってましたからね。お会いできた時は感動しました。
大城:僕も引っ越しするたびに大島さんのサイトは見ています。
◆大城さんは昔から怪奇現象に遭遇することが多いそうですね。
大城:そうなんですよ。高校生の時は“悪魔のピータ”を見ましたね。その頃、同級生の家によく遊びに行ってたんですけど。そのお母さんが霊媒師さんで、霊を自分の中に一度取り込んで家に連れて帰ってから供養するらしいんですよ。それで、いつも家の中で「バーン!」とか「カタカタカタ」っていうポルタ―ガイスト現象もすごくて。
ある日、僕がその家に1人でいる機会があったんですけど、台所の冷蔵庫の上になんか気配を感じるんですよね。ぱっと見たら、角生やして緑色で鎧みたいなのをまとって、先っちょが尖った鉄の棒を持ってあぐらかいていて。「おまえ誰や!」って聞いたら、こんな怖い顔して「ピータや!」って言うんです。本当の話です。ご当地の悪魔やねん。
杉野:こういう感じでチャンスさんが明るく楽しくお話をしてくれて場が和むことが多かったです。ムードメーカーでしたよね。
◆実際に、死を身近に感じたことはありますか?
大城:僕は拳銃を2回突きつけられたことがあって。映画館でバイトをしていた時なんですけど。あの時は本当に怖かったですね。それ以来、普通のことがこんなに幸せなことなんだなって思いました。
清野:僕は、結構周りで人が亡くなることが多いので。だから人ってあっけなく死んじゃうものなんだなって。そういう覚悟というか、諦めみたいなものは常に持ってますよね。
杉野:僕も割と清野さんの考えに似ているかもしれない。僕も死ぬのはそこでお役目が終わったんだなって。そうなるようになっていたんだなって思うタイプです。
大城:修行なのかなって思います。死ぬ時は修行を卒業した時で、まだ死なないのは宿題が残っているんだろうな。
清野:杉野さんは現世に執着がないんですか?
杉野:死ぬのは怖いですよ。まだまだいろんな人とやりたいことたくさんありますし。でも死ぬことになったら、それはそれでその時が来たのかなと思います。
清野:僕が杉野さんくらいハイスペックで生まれてきていたら、めちゃくちゃ現世に執着すると思いますよ。長生きして人生楽しみ尽くしたいと思っちゃいます。
杉野:いやあ、ありがとうございます(笑)。