FOD/フジテレビで配信放送中のドラマ『シンデレラはオンライン中!』に出演中のついひじ杏奈さんと山下航平さん。主人公の恋のサポートをしつつ、ついひじさん演じる池本海が山下さん演じる直井先輩に片思いしているエピソードも描かれています。お互いにアイデアを出した胸キュンシーンのことなど、撮影中のエピソードをいろいろ教えてくれました。
◆ついひじさん演じる池本海がひと目ぼれするイケメンの先輩・直井俊介を山下さんが演じていらっしゃいます。お二人は同じ事務所ですが、こういう間柄の二人を演じることになった時はどう思われましたか?
ついひじ:私はラブコメに参加するのが初めてだったんです。相手役が山下さんだったので、緊張しなくて良かったです(笑)。「ここはこうしようか」って二人でいろいろ考えながらやらせていただいたので、リラックスしてできました。
山下:僕も同じくやりやすかったです。
◆オンラインゲームの中で出会って恋が芽生えるお話ですが、この設定を聞いた時はどう思いました?
ついひじ:こういう出会い方もあるんだって思いました。でも今はSNSで出会うのが当たり前のようになっているので、今こそ皆さんに見ていただきたいドラマです。
山下:オンラインは一番ソーシャルディスタンスが保てますからね。最先端の恋愛じゃないかなと。今は対面でなかなか会えない状況ですからね。人と人とのつながりを超えた先、マッチングアプリで恋愛に発展した人も増えていますし、新しい恋愛の形を描いて面白いと思いました。
◆海はテンションの高い女の子ですが、普段のついひじさんと比べて似ている部分はあります?
ついひじ:基本あまり似てないかも。私は大人しいと言われることのほうが多いので、海ちゃんみたいな役は体力を使いますね。終わると「はぁ…」ってなるくらい大変で。でも一花(中村里帆)にわがままなところは似てるなって思います。私も親友にわがままを言ってしまうので(笑)。
◆山下さんは直井との共通点は?
山下:自分をアゲようとかそういうことじゃないけど(笑)、直井は友達をすごく大事にするので、そこが似てるかなって思います。友達とゲーム開発会社を経営しているんですが、いい意味でお調子者の広木(三浦獠太)にも寄れるし、朝陽(瀬戸利樹)と真面目な話もできるし。って、結果、自分のことをよく言ってるみたいになっちゃった(笑)。
◆ついひじさんは海を演じて、直井のどんなところを好きになったと思いますか?
ついひじ:自由奔放な海ちゃんに対して、直井さんは大人っぽいですよね。デートの場所を決めてくれたり、リードしてくれそうなところにキュンとしたのかなと思います。
山下:ストーリーの流れで海と直井がどんどん仲良くなっていったとしても最終的に尻に敷かれるのは直井だろうなって思います(笑)。
◆山下さんは海みたいな女の子をどう思いますか?
山下:あれだけ愛情表現できるってすごいと思いました。好きな人に真っすぐいける子って今はあまりいないと思うんです。みんなどうしても気持ちを隠しちゃうじゃないですか。好きなら好きって言えばいいのに!
ついひじ:いや、無理でしょう(笑)。それが言えないから恋愛相談があるんです!
◆山下さんは好きってはっきり伝えられるんですね。
山下:いや言えないです!(即答)
ついひじ:え~(笑)。
山下:ドラマを見ている側からすると「ここで言えばいいのに!」ってムズムズするじゃないですか。海ちゃんはそこをはっきり言うのですてきだなって思います。勢いのある女の子も魅力的だと思いました。
◆中村里帆さん演じる一花と瀬戸俊樹さん演じる朝陽の主人公二人の恋愛はついてはどう思いました?
ついひじ:初心者だからこそ悩みながらも二人一緒に成長していけるんだと思います。そういう恋愛、憧れるなって思いました。
山下:直井目線で見ると朝陽はかわいいなって(笑)。初恋を経験して一喜一憂している姿も含め、かわいいなって思いました。
ついひじ:直井先輩は朝陽の親みたい(笑)。何事も朝陽を中心に考え過ぎですよね。
山下:そうなんですよね。でも終盤に朝陽について悩む一花のことを本当に思いやっている海ちゃんに言われて気が付く場面もあります。そこは「いいこと言うな、海ちゃん」と思いました。
ついひじ:そのシーンはすごく緊張してましたよね。
山下:だって二人でちゃんとお芝居をするのはその日が初めてだったから。
ついひじ:私も緊張してたけど、山下さんがそれ以上に緊張していたからリラックスしてできました(笑)。
◆同年代の俳優さんが多い現場だったと思いますが、雰囲気はどんな感じでしたか?
山下:ずっと和気あいあいだったよね。
ついひじ:そうですね。すごく仲良くなりました。山下さんが一発芸を持っていて(笑)。韓国語のネタで(笑)。
山下:韓国語でサンドイッチを作り方を説明する……やったほうがいいですか?
◆お願いできるのであれば(笑)。
山下:滑ったら困るな…。韓国語でサンドイッチの作り方!“パン・ニ・ハム・ハサムニダ!!”
ついひじ:これをほぼ初対面の人たちの前で披露したので、すごい! と思いました(笑)。尊敬しました。
山下:僕はみんなと早く仲良くなりたかったので、自分のキャラを知ってもらうのが一番だと思ったんです。なので一発芸をやったら打ち解けることができました。
ついひじ:すごい。私は絶対無理です(笑)。
◆ついひじさんは初対面だと人見知りするほうですか?
ついひじ:そうですね。
山下:でも里帆ちゃんとはすぐ打ち解けてたよね。
ついひじ:はい。今でも仲良くしています。二人ならなんとか…。大人数が苦手なのかも。里帆ちゃんは雑誌のモデルをしていて、前からファンだったんです。オーディションの時にお会いして「一緒にやりたい」と思って。年は里帆ちゃんのほうが1つ上で、たくさん話しかけてくれて仲良くなりました。
山下:すごく仲良かったよね。僕は緊張するとずっとしゃべっちゃうんです。男3人の中で僕が一番年下なので、2人に対してどういけばいいのかを考えて、かわいがってもらえたらいいなと。それで一発芸をしたり明るくするようにしたりしていました。
◆劇中では“頭ポンポン”とか王道の胸キュンシチュエーションがいろいろ出てきますよね。
ついひじ:頭ポンポンは一緒に考えましたよね。山下さんがどうしようかって悩んで(笑)。
山下:その場面の台本には「爽やかな笑顔」としか書いてなかったから、笑顔だけじゃちょっと弱いよねって話になり、杏奈ちゃんから「頭ポンポンしてください」ってアドバイスをもらいました。
ついひじ:キュキュンすることと言えばそれかなって(笑)。
◆実際にやってみた山下さんの感想は?
山下:他にも壁ドンもしたんですが、海ちゃんの反応がすごいかわいいんですよ。
ついひじ:私、壁ドンするって知らなくて…。
山下:監督と相談して、「壁ドンをしたいと思います」「壁ドンよりもっと面白いことしよう!」「じゃあ肘を壁に置いてだんだん近づいていきましょう」ということになりました。
ついひじ:まだ来る、まだ来るってビックリしました。
山下:その時の海ちゃんの表情がかわいくて。
ついひじ:近い近い近い(照れ)ってなりました(笑)。実際は顔が近すぎて何も見えないんですよ。鼻くらいしか見えなくて。逆にドキドキしないんです。
山下:そうか。じゃあもう少しソーシャルディスタンスがあったほうがもっとキュンキュンくるかもね(笑)。
◆今回ガッツリ共演してみて、お互いの印象は変わりました?
山下:最初はミステリアスな印象でした。ボーカーフェイスというか、表情に出さない人だなって思っていたんですけど、芝居を通してどんどん人間が分かってくると、ニコニコして笑顔がすてきなんです。根は明るい女の子なんだなと思いました。
ついひじ:初めて会った時はすごくスマートな大人っぽい印象を抱いていました。実際は緊張しやすいところがありながらも率先して場を和ませてくれました。あと瀬戸さんに甘えていたので、甘え上手なんだなって思いました。
山下:そこは間違いないかも(笑)。瀬戸さんは包容力があるので、「瀬戸さん! 瀬戸さん!」とずっと懐いていました。瀬戸さんも優しいので、「やめろよ~」って言いながら受け入れてくれるんですよ。直井としても朝陽が好きだし、山下としても瀬戸さんが好きです。
ついひじ:私は山下さんみたいな性格に憧れます。友達が増えるんだろうなって。
山下:幅広くいろんな人と友達にはなれるけど、濃い関係の友達はなかなか難しいかもしれない(笑)。
ついひじ:そんなことないと思いますよ。山下さんみたいな方が1人いたら現場も明るくなるし、私もしゃべりやすかったです。
山下:そのためにも過去のすべらない話を7本くらいストックしてる!
ついひじ:ホントにすごい!(笑)
山下:みんなが沈黙しちゃうと、大丈夫かなって気にしちゃうんだよね。オレが気にすることでもないけど。
ついひじ:それもそれで疲れそうな(笑)。
山下:これがまた疲れないんだよ(笑)。
PROFILE
●ついひじ・あんな…2000年9月21日生まれ。群馬県出身。O型。主な出演作にドラマ『わたし、定時で帰ります』『#リモラブ~普通の恋は邪道~』、映画「ヤウンペを探せ!」など。
●やました・こうへい…1999年1月25日生まれ。広島県出身。A型。主な出演作にドラマ『世にも奇妙な物語2019 秋の特別編』『10の秘密』『来世ではちゃんとします』など。
番組情報
『シンデレラはオンライン中!』
フジテレビ 毎週(火)深1・25~1・55
FODで毎週火曜日12時最新話配信中
<STAFF&CAST>
脚本:三浦希紗、萩原恵礼 企画・プロデュース:田淵麻子
プロデューサー:小林和紘/竹田浩子 監督:佐藤さやか/本間利幸
出演:中村里帆、瀬戸利樹、ついひじ杏奈、山下航平、三浦獠太ほか
<STORY>
名門私立大学2年生の一花(中村)は、オンラインゲーム「天愉」のランキング1位レオンと親しくなる。レオンの正体は大学のプリンス・朝陽(瀬戸)だった。朝陽に告白され、付き合うことになるが、平凡な一花と朝陽は釣り合わないとネットの裏掲示板で炎上してしまう。いっぽう、一花のルームメートの海(ついひじ)は、朝陽の友人の直井(山下)にひと目惚れしてしまい…。
●photo/関根和弘 text/佐久間裕子 hair&make/石川尋美
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2021年3月2日(火)23:59