崎山つばさ&鈴木愛理「24時間のうちの15分だけ、ドラマの世界観に入って見てもらいたい」ドラマDELI『140字の恋』

特集・インタビュー
2021年03月05日

ドラマ好きな人のみならず、何か新しいエンタメを探している人たちへ、面白い(delicious)ひと時を届ける(deliver)期間限定の新ドラマ枠『ドラマDELI』が読売テレビで35日(金)よりスタート。その第1弾となる『140字の恋』はTwitter140字小説を基にした、現実と空想世界が交差するラブストーリーだ。主演の崎山つばささん、鈴木愛理さんにドラマの裏話やSNS事情について聞いた。

◆脚本を読んでの感想を教えてください。

崎山:Twitter小説を題材にしてる作品なんですけど、昔、携帯小説みたいなものを読んでいた時があったので、それが今やTwitter小説になってるんだっていう時代の移り変わりを感じましたね。今時ではあるけど、大人の方が見ても楽しめる作品だと思います。

鈴木:140字の恋』ってタイトルとあらすじを見た時の印象と、脚本を読ませてもらってからの印象がいい意味で違うというか、脚本を読んでから「なるほどね」ってなることが多かったです。ひと筋縄ではいかない展開や謎も多くて、いろいろ考察しながら見てもらえると楽しめると思います。私が演じる辻糸華ちゃんには秘密があるんですが、秘密があるということを知った上で見ていただくと、より物語が分かりやすいかなって思いますね。

崎山:僕が演じる粒谷脩平は車椅子生活をしています。車椅子で生活する時の目線とか、普段の自分では気づけない部分があると思ったので、車椅子に自分が乗って生活してみて、演じるというよりも粒谷に近づくという感覚で役作りをしました。

◆今作は2人芝居ですが、演じてみていかがでしたか?

鈴木:実際にお会いして読み合わせをさせてもらった時に想像がパチンとハマった感じがしたので、撮影期間は2日間だったんですけど、しっかりと粒谷と糸華としていれました。今日が会うの4日目なんですけど、逆に今日のほうが緊張してしまうぐらい(笑)、現場ではすごいナチュラルに役のまんま入れた気がします。

崎山:2日しかないって決まってたし、糸華と脩平の関係性的に初めて会ったっていう空気感だともったいないなって思ったので、なるべく僕はいろいろと鈴木さんのことを知れるように質問していたつもりではいたんですけど、いかんせん撮影時間も迫っていたので…。ただカメラとかあったからね。

鈴木:2日間でお互いを撮ったりして。SNSにあげる用の写真を撮っておいてくださいって渡されたカメラが結構距離を縮めてくれた感じがありましたね。

◆実際に会う前と印象は変わりましたか?

鈴木:もう少し厳しい? 真面目? な方かなって思っていたんですけど、明るいしユーモアたっぷりな方だったので、すごい現場が明るくなったなって気がします。

崎山:いやいや! スタッフさんも明るい方が多かったんですけど、鈴木さんが急に掛け声をかけたり、そういうのを率先してやってくれて現場の雰囲気を良くしてくれてました。

鈴木:時間が限られてるので、一歩間違えるとみんなピリピリし出すから、それはよくないぞって思って(笑)。

◆物語のキーになる「Twitter」はお2人にとってどんな場所ですか?

鈴木:Twitterって140字以内なので、書き方で発信のされ方や拡散のされ方が変わってくるなって思います。私は、今日のご飯の話とかしょうもないことしか書いてないんですけど(笑)。もともと「140字小説」を書いてる方を1人フォローしているんですけど、その方を見てると短い文章の中での起承転結がうまくなるんじゃないかなって勉強も含めてTwitterを見てます。

崎山:すごいよね、ちゃんとそれで物語を作れるっていうのは。

鈴木:ちゃんとオチまでありますからね。

崎山:僕は自分じゃできないなって思う。もともとそんなにSNSが得意な方ではないんだけど、インフルエンサーの人は本当に凄いなって感心します。僕は時代に取り残されてます…。でもTwitter小説は面白いなって思いました。粒谷も何気なくやっていて反応がきてうれしくて更新してたっていうのもあると思うんですけど、僕も自分だってことを隠したアカウントでTwitter小説を書いてみるのも面白いのかなって。

鈴木:じゃあ1個書いていただいて。

崎山:いやいや…(笑)。

◆深夜放送のドラマにちなんで、夜寝る前のルーティンになっていることはありますか?

鈴木:健康オタクなので、ただ体のことだけを考えた過ごし方をしてます。温熱グッズを使ったり。あと、これを言うとモデルみたいで…というか、モデルなんですけど(笑)。ハーブティーを調合してくれるお店があって、それをウォッカにつけて自分用の養命酒を作れるっていうのを教えてもらって最近やってます。自律神経を整えたり、体を芯から温めたりする効果があるんですけど、普段はお酒を飲まないんですけど、それは寝る前に少しだけ飲んでます。

崎山:僕は全然ないなぁ。これを言うと、モデルっぽく思われちゃうかもしれないんですけど…。

鈴木:ねぇ!(笑)

崎山:水を1杯寝る前に飲むっていうぐらい(笑)。あと夜ふかしが苦手なので、基本的には11時とか12時とかいわゆるゴールデンタイムって言われる時間に寝るっていうぐらいですかね。

◆お2人とも健康的ですね。お2人にはアーティストという共通点もありますが、作詞をする際に意識していることはありますか?

崎山:それすごい気になります。参考にしたい。

鈴木:いやいや、普段から気づいたことからメモしておくぐらいで、私も一人きりで作品を作ったことはまだないんですよ。大学の先輩のシンガー・ソングライターの山崎あおいちゃんと、私が書いた詞を基に曲を書いてもらって、構築していく感じで。でも歌に限らず、自分の言葉って11個癖があるじゃないですか。メモの段階では、自分っぽいのに音数を決められた中にはめていくと当たり前の言葉になっちゃうっていうのが嫌なので、自分っぽいとか、これは残したいとか、そういうのを大事にしています。まだまだですけどね。

崎山:勉強になります。

鈴木:歌詞書かれるんですか?

崎山:書くんですけど…僕もその時に思ったり感じたりしたことをノートに書いて、そこからさっき鈴木さんもおっしゃってたような自分だからこそ書ける言葉で歌詞にするっていうのを意識しながら書いてますね。なので、きれいになりすぎないようにするっていうか。殴り書きの歌詞でも気持ちが届けられるような歌詞にしたいなって思いながら書いてます。どこかで誰かの歌詞を聴いているから、自分の言葉のように書いちゃったりする瞬間もあるんですけど、そこで「あれ? これ聴いたことないかな?」っていうのは消して、違う言葉に変えたり。

鈴木:今回のドラマの主題歌にしていただいて「きみにだけ人見知り」っていう曲は、私が詞を書いてるんですけど、この曲は昨年のおうち時間の時にインスタライブをやって、ファンの人にどういう恋愛してるのかを聞いて、みんなで話しながらあおいちゃんと作っていった曲なんです。

崎山:そうだったんですね。

鈴木:それが、たまたま今回のドラマの内容と合っていて。面白いなって思ったのは、こういうストーリーだって思って作った曲も、視点とか歌う状況が変わると違う曲に感じられるんですよね。恋愛の曲だったのに、人の背中を押す曲に変わったり。今回の「きみにだけ人見知り」も恋愛の初対面で久しぶりっていう人見知りっていうよりかは、知ってる人だからこその人見知りみたいな、そういうふうに捉えてもらえる曲として皆さんにも届けばいいなって思ってます。

◆最後にドラマの見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします。

崎山:空想の世界の話なら1話完結として見てもらえるんですが、4話見てもらった時にいろんなことがつながってくるので、1話も見逃してほしくないです。24時間のうちの15分だけ、ドラマの世界観に入って見てもらいたいです。

鈴木:関西ローカルの放送ですが、見逃し配信もあるので、通勤の合間にスマホでも見れるドラマです。恋愛ドラマっていう軸はあるけど、空想の世界は結構コメディでクスッと笑えるコントっぽい回もあったり、私と崎山さんのいろんな表情が見られるので、いろんな方に見てもらいたいです。

PROFILE

崎山つばさ●さきやま・つばさ…1989113日生まれ。千葉県出身。B型。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズのほか、舞台「幽白書」「LOOSER~失い続けてしまうアルバム~」、ドラマ『御茶ノ水ロック』、映画「クロガラス」「死神遣いの事件帖傀儡夜曲」などに出演。

鈴木愛理●すずき・あいり…1994412日生まれ。千葉県出身。B型。℃-uteのメンバーとして活躍後、18年にソロデビュー。同年、日本武道館コンサートを開催。Ray専属モデル。主な出演作にドラマ『Iターン』など。ラジオ『鈴木愛理 あいりまにあRadio』(RKBラジオ)などに出演中。

番組紹介

ドラマDELI140字の恋』

読売テレビ(関西ローカル)

202135()深夜放送開始(15×4週)

(放送終了後、TVer/GYAO/ytvMyDo!で見逃し配信)

<STORY>

事故により車椅子生活を余儀なくされた粒谷脩平(崎山つばさ)は、140字小説に魅了されていた。粒谷流の楽しみ方は、ただ読むだけでなく、作品を基にしてリアルな空想を繰り広げていくというもの。そんな粒屋の空想に登場するのはいつも同じ、粒谷自身ともう一人、ツイッターの彼女”と名付けた女(鈴木愛理)だった。そんなある日、新しく引っ越してきたという隣人があいさつにやってくる。目の前に現れた辻糸華と名乗る彼女は、まさに空想上の人物だと思っていた“彼女”だった。

●photo/関根和弘 text/渋谷なつき stylingOBU-(崎山) 衣装協力/トラディショナル ウェザーウェア

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<応募締切>
2021年3月19日(金)23:59

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