スーパー戦隊シリーズの45作目『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系 (日)前9・30)が3月7日にスタートする。今作は、主人公・五色田介人(ごしきだ・かいと)が変身するゼンカイザーたちが並行世界を手中に収めようとする悪に立ち向かう物語。ゼンカイザーはレッドではなく“レインボーカラー”、仲間は全員人間ではなく“ロボット”と、斬新な設定で早くも話題を呼んでいる。そんな異色作で介人役に挑むのが、駒木根葵汰(こまぎね・きいた)さん。新たな正義のヒーローをまさに日々“全力全開”で演じている若手俳優の新星にインタビューを敢行した。
◆介人役に決まったと知ったのは、いつごろですか?
昨年11月の終わりごろですね。動画オーディションがあるからと事務所に呼ばれて。「きっとスーパー戦隊のオーディションはダメだったんだな。でも、次へ進もう!」と気合を入れて、カメラの前で紙に書かれた質問に答えていったんです。で、最後にまた違う紙を渡されて「そこに書いてある言葉を即興で自分なりに解釈して、役に合わせて言ってみてください」と指示されて。よく分からないままその紙を見てみたら「合格しました!」と書いてありました(笑)。
◆サプライズだったんですね(笑)
そうなんです。でも、僕としてはちゃんと教えてほしかったなって(笑)。スーパー戦隊から気持ちを切り換えて、動画オーディションとして臨んでいたので、大したリアクションもできなくて(笑)。紙に書いてある文面を見ても、本当かどうか疑っちゃうじゃないですか。
◆でも、うれしさはこみ上げてきたのではないですか?
確かにうれしかったのですが、なかなか実感は湧かなくて。自分が主演させていただくことを秘密にしておかなければならなかったので、それも要因かもしれません。撮影が始まってからも、心の片隅に少しふわふわした気持ちがあって。でも、今年に入って1月の制作発表で情報解禁されて、いろんな方から祝福のメールを頂いて。それでやっと実感が湧いてきました。今は主演としての覚悟と責任感をしっかり持って日々撮影しています。