千葉:正直懐かしいナンバーが占めるんだろうなと思っていたので、面白い一枚になった気がします。僕は最近w-inds.って僕らだけじゃなく、スタッフさんやファンの方々も含めてw-inds.なんじゃないかなと思っていて。
橘:確かに。みんながw-inds.の一員だよね。
千葉:だからこそ、ここまで寄り添い合ってこれたのかなっていう気がしています。
◆またこうしてアルバムを通して、2人の音楽に対する真摯な姿勢、ひたむきな情熱やこだわりが如実に表されたことで、ファンの方たちもあらためてw-inds.を応援してきてよかったなと実感できるんじゃないかと。
橘:そうであってもらえたらうれしいですね。逆に、w-inds.を応援していることが恥ずかしいとか、w-inds.のファンであることを隠したいとか思われてたら、僕たちがやってきた20年は一体なんだったんだって、やり切れない気持ちになりますから(笑)。
千葉:でも、昔は結構「陰ながら応援してます」とか言われてたよね。
橘:言われてたね~。
千葉:いやいや、「陰行くなー!」っていう(笑)。
橘:僕たちは王道なアイドルではなかったから、ファンの方からしてもそことの差別化が難しかった部分はあると思います。でも、最近は音楽性が好きで、w-inds.の音楽をみんなに広めたいと思ってもらえる応援の仕方をしてもらえることが多くなって。それがとてもうれしいですし、ありがたいなと思っています。
◆デビュー当初はアイドル要素が強めでしたが、そこに留まるのではなく、海外に視野を向けて自分たちの音楽を追求。パフォーマンスのスキルを上げ続けた結果、世界中から認められるダンスボーカルグループとしての地位を確立しましたよね。
橘:正直、王道を行くアイドルの皆さんと同じ土俵に立っても勝ち目がなかったですから。そう考えたら違うところを探すしかないなというのは、今思っても賢明な判断だったと言うか、間違ってなかったと思いますね。