千葉:最初のころは与えられたものをただこなすといった感じで、自分たちの意見が通らないことのほうが多かったんです。でも、少しずつアルバムの中で自分たちのやりたいことがやれるようになって、「CAN’T GET BACK」からシングルでも自分たちが本当にやりたい音楽を形にすることができて、それをたくさんの人たちに評価してもらえたことで自信につながりました。
◆まさにw-inds.は自ら道を切り拓いてきた印象がありますが、毎回大きな壁が立ちはだかるだけでなく、時には四方八方を取り囲まれてしまうようなこともあったと思います。自分たちの音楽とパフォーマンスを武器に数々の障害を乗り越えていく中で、心が折れてしまうような瞬間はなかったですか?
千葉:それはなかったですね。
橘:僕は基本的にスーパーポジティブなので、おかげさまでここまで頑張って曲も作れるようになりましたし、壁があったことが逆にありがたいなと思っています。何より純粋に音楽が好きだからこそ、ここまで徹底的に突き詰めていくことができたんじゃないかなと。もちろん今もその部分は昔と変わらないし、この先も変わることはないと思います。
◆涼平さんは、昔から取材の合間に少しでも時間があるとダンスをしていて、その姿を見るたびに本当にダンスが好きなんだなと計り知れないダンス愛を感じていました。
橘:懐かしい! ずーーっと踊ってましたね。
千葉:アハハハハハ!
橘:ライブで台湾に行った時も、わざわざブレイクダンスをやるために、台湾のダンススタジオを借りて練習してましたし。
千葉:やらないと不安なんですよ。ライブでやる内容を確認するためにというわけではなく、単純に自分のスキルが落ちるのが嫌で。踊らないと昨日より下手になるんじゃないかなって気になっちゃうんです。
橘:とにかく練習するというストイックさはすごいですし、めちゃくちゃ偉いんですけど、ライブの本番前にいきなり手首痛いとか言い出して。それはやりすぎでしょって(笑)。
千葉:2~3時間集中して練習するから、疲れちゃうんです(笑)。アップはできてるんですけどね。