◆作品の印象はどうですか?
千葉:今回は、普通の恋愛ドラマではない楽しさがありました。結婚して夫婦になった後の回では、芝居が現実的になるというか。子役の子と一緒に演じることも多かったですし、子供が寝ている時に2人でコソコソ話をしたりするシーンも楽しかったです。
西野:新鮮でしたよね。撮影中、赤ちゃんが大泣きしちゃうこともあって。毎日一緒に過ごしているお父さんお母さん方は大変だと思うんですけど、その全力で泣いている姿が私はいとおしく思えてきて。撮影で何度も会っていましたが、毎回癒やされましたね。
千葉:撮影がちょっと空いてまた会った時に、赤ちゃんの体が大きくなっている感覚もあって。この時間というのは一瞬で、尊いものなんだなと感じました。
◆子育てを疑似体験してみて、具体的に大変だなと思ったところは?
西野:以前から、抱っこをすると腕の筋肉がつくみたいな話を聞いていて。それが本当でびっくりしました。体力面でも気持ちの面でも大変なんだなと感じました。
千葉:意思疎通ができない分、こちらが赤ちゃんの気持ちを察することがきっと大事なんだなと。でもそこがだんだん分かってくると楽しいんでしょうね。
◆お互いを見て、それぞれ将来どんなお父さんとお母さんになりそうですか?
西野:現場で赤ちゃんを上手にあやしている姿を見ていると、子煩悩なパパになりそうだなと思いました。私はうまくできなくて、気まずくなっちゃうんですよ…。赤ちゃんと気まずくなるっていうのもどうかと思うんですけど(笑)。
千葉:そうだったの?(笑) でもそうやって、対等に接している感じがすてきだなと思う。
西野:なるほど。あえて目線を下げない感じですか?
千葉:うん。僕も、例えば自我が芽生えた5歳ぐらいの子と接する時はそういうことを意識するようにしていて。子供も、子供扱いされないのはうれしいんじゃないかな。