石川:私も何度もオーディションを受けさせてもらっていたので、“ついに私もプリキュアになれるんだ!”という感動がありました。今の小さなお子さんたちにとって、“強い女の子=プリキュア”だと思うんです。その一人になれたことが本当にうれしくて。その一方で、プリキュアになる以上は、子供たちにとって見本となるような人間にならなきゃって姿勢を正す思いでしたね。
瀬戸:みんなが言うように、私も“ついに受かった!”という心境でした。私の中ではもう、プリキュアのオーディションは毎年の恒例行事のようになっていて。“今年もこの季節がきたな”って感じていました。それくらい何度も挑戦させてもらっていたので、本当に念願でした。受かった時は、うれしさ以上に、周囲の反響の多さにびっくりしましたね。保育関係の仕事をしている友人からも連絡が来たりして。今は、その友人から子供たちの反響を聞くのも楽しみです。
日高:私も決まるまでの間はずっとワクワクドキドキしっぱなしでした。オーディションではファイルーズさんと一緒に今回の役と同じまなつとローラとして掛け合いもしたんですよね。
ファイルーズ:そうでした!
日高:その時からすっごく楽しくって。それだけに、お互い決まったと知った時は本当にうれしかったです。また余談なんですが、私には姪っ子が2人いて、まさにプリキュア世代なんです。なので、役が決まってから情報が解禁になるまで、早く家族に言いたくて仕方がなかったです(笑)。
◆テレビアニメの放送はまだスタートしたばかりですが、あらためて皆さんが演じるキャラクターの魅力はどんなところだと感じていますか?
ファイルーズ:(夏海)まなつは底抜けに明るくて、誰とでもすぐに仲良くなれる子。その純粋無垢さが、多くの人から愛されるポイントなんだろうなと思います。また、彼女には「トロピカってる~!」という口癖があるんですが、自分にしかない言葉を持っているというのは、言い換えると自分自身を持っているということにもつながると思うんですね。そうした芯のある女の子が私も大好きなので、演じていてすごく楽しいです。