ファイルーズあい&花守ゆみり&石川由依&瀬戸麻沙美&日高里菜「全員で戦っている姿に感動しました!」

特集・インタビュー
2021年03月23日

テレビ放送が始まったばかりのアニメ『トロピカル〜ジュ!プリキュア』が早くもスクリーンに登場。「映画ヒーリングっどプリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」と同時上映される「映画 トロピカル〜ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボダンスパーティ!」(2021年320日(土)全国公開)は短編作品ながら、「トロプリ」メンバーの個性がたっぷりと詰まった内容に。そこで、キュアサマー/夏海まなつ役のファイルーズあいさん、キュアコーラル/涼村さんご役の花守ゆみりさん、キュアパパイア/一之瀬みのり役の石川由依さん、キュアフラミンゴ/滝沢あすか役の瀬戸麻沙美さん、ローラ役の日高里菜さんに作品の見どころをお聞きするとともに、自身が感じる役の魅力をたっぷりと語っていただきました!

◆最初に、出演が決まった時の気持ちを教えていただけますか?

ファイルーズ:オーディションに受かったという報告を受けて、真っ先に頭に浮かんだのは子供たちの顔でした。というのも以前、アルバイトで保育関係のお仕事に携わっていたことがあって。直接子供たちと接することも多く、みんながプリキュアのお弁当箱やハンカチを持っているのを見ていたんですね。その時のことを思い出し、“あの子たちも喜んでくれるかなぁ”っていう思いがありました。

花守:私はこれまでにも『ヒープリ』のエレメントさん役などいろんな役でプリキュアに関わらせてもらっていましたが、まさか自分がプリキュアになれるとは思っていなかったので驚きました。しかも、(涼村)さんごちゃんというすごくかわいい子を演じさせてもらえることになって。個人的なことですが、最近の出演作品では自分自身と向き合ったり、葛藤と戦ったりするような役が多かったので、さんごちゃんのような役は自分でも意外に感じたんです。ただ、彼女にも彼女なりに、どうすれば自分らしくいられるか悩んでいるところがあって。そうした部分で通ずるものがあったのかも…と思いましたね。

石川:私も何度もオーディションを受けさせてもらっていたので、“ついに私もプリキュアになれるんだ!”という感動がありました。今の小さなお子さんたちにとって、“強い女の子=プリキュア”だと思うんです。その一人になれたことが本当にうれしくて。その一方で、プリキュアになる以上は、子供たちにとって見本となるような人間にならなきゃって姿勢を正す思いでしたね。

瀬戸:みんなが言うように、私も“ついに受かった!”という心境でした。私の中ではもう、プリキュアのオーディションは毎年の恒例行事のようになっていて。“今年もこの季節がきたな”って感じていました。それくらい何度も挑戦させてもらっていたので、本当に念願でした。受かった時は、うれしさ以上に、周囲の反響の多さにびっくりしましたね。保育関係の仕事をしている友人からも連絡が来たりして。今は、その友人から子供たちの反響を聞くのも楽しみです。

日高:私も決まるまでの間はずっとワクワクドキドキしっぱなしでした。オーディションではファイルーズさんと一緒に今回の役と同じまなつとローラとして掛け合いもしたんですよね。

ファイルーズ:そうでした!

日高:その時からすっごく楽しくって。それだけに、お互い決まったと知った時は本当にうれしかったです。また余談なんですが、私には姪っ子が2人いて、まさにプリキュア世代なんです。なので、役が決まってから情報が解禁になるまで、早く家族に言いたくて仕方がなかったです(笑)。

◆テレビアニメの放送はまだスタートしたばかりですが、あらためて皆さんが演じるキャラクターの魅力はどんなところだと感じていますか?

ファイルーズ:(夏海)まなつは底抜けに明るくて、誰とでもすぐに仲良くなれる子。その純粋無垢さが、多くの人から愛されるポイントなんだろうなと思います。また、彼女には「トロピカってる~!」という口癖があるんですが、自分にしかない言葉を持っているというのは、言い換えると自分自身を持っているということにもつながると思うんですね。そうした芯のある女の子が私も大好きなので、演じていてすごく楽しいです。

花守:さんごちゃんの魅力はとにかく優しいところですね。ただ、彼女には、自分が感じる“かわいい”をどのように大切にしていこうかと悩んでいるところもあって。そんな時、まなつちゃんに出会い、影響されて、一歩ずつ前に踏み出していくんです。その姿がとてもカッコよくて。これからどんどんすてきな女性になっていくんだろうなと思いますし、同時に、いつまでもその優しさや“かわいい”を大事にする思いを持ち続けてほしいなという気持ちで演じさせてもらっています。

石川:(一之瀬)みのりも、まなつと出会って大きく変わっていった女の子ですね。本を読むのが大好きで、一人になりがちなところがあったけど、戦うプリキュアを目の当たりにして、自分も誰かのために戦いたいと考えるようになる。そうやって、本当になりたかった憧れの自分の姿になっていくんです。きっとテレビアニメを見てくれている子供たちにとってプリキュアも憧れの存在で、その意味では、みのり自身も子供たちと同じような気持ちでプリキュアに力や勇気をもらったのかなって思います。

瀬戸:(滝沢)あすかはやはりスタイルの良さも魅力ですね(笑)。また、見た目や言葉使いから少しクールな印象があるのですが、周りのことをしっかり見ているお姉さん的存在でもあって。過去に経験したある出来事から、最初はみんなと仲間になることに抵抗を感じていたんです。でも、やっぱりまなつたちを放っておけなくて。そうした情に厚いところもある、すごく優しい子ですね。

日高:ローラちゃんはみんなと違って人魚なんです。それだけでも特別な存在ですが、おしとやかそうに見える雰囲気とはまた違った一面があり、結構ちゃっかり者だったりして。そのギャップがかわいいです。キュアサマーに対するツッコミ役かと思いきや、ローラ自身もぶっ飛んだところがありますし(笑)。収録でも、キュアサマーに負けじと頑張ってギャグでやり合っています(笑)。

◆「映画 トロピカル〜ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボ♡ダンスパーティ!」が間もなく公開となります。収録してみていかがでしたか?

ファイルーズ:実はまだテレビアニメの本編ではキュアフラミンゴにお会いできていなくて(※インタビュー時)

瀬戸:うん、そうなんだよね。

ファイルーズ:全員がそろって戦うということがまだなかったので、こうして映画でご一緒できてすごくうれしかったですし、みんなで敵と戦う姿に感動しました。

瀬戸:私もプリキュアに変身して、みんなと同じシーンにいられるだけでうれしかったです!

石川:全員で戦ったことで、より“プリキュアが始まったぞ!”という気持ちになりましたよね。

日高:そうですね。プリキュアと言えば、やはりバトルシーンが魅力の一つだし、今回もそれぞれの戦い方に違いがあって、そうした個性も見ていて楽しかったです。

花守:私も、ますます“早くテレビアニメでもみんなと戦いたい!という思いが強くなりました。それくらい、映画の中ではそれぞれのキャラクターの魅力が発揮され、全員が輝いているんです。

石川:また、テレビアニメのエピソードはまだみんなが出会って間もないので、全員で和気あいあいとしている姿が逆に新鮮で。こうした日常がこれからのテレビアニメではどんどん描かれていくんだなと思ったら、よりこれからの収録が楽しみになりました。

瀬戸:あと映画を見て思ったのは、短い物語ではあるんだけど、そうした中でもキュアサマーの存在感がすごいんです! 私、圧倒されちゃったもん!!

ファイルーズ:えっ、ホントですか!? うれしいです!

瀬戸:キュアサマーは、見ているだけで自然と笑顔になっちゃう。うまく言葉で伝えられないんですが、“あなたがいてくれてよかった!”と心から思えるんです(笑)。

日高:分かる〜! その意味でも、今回の映画はまさしく『トロピカル〜ジュ!プリキュア』らしい、見ているだけでハッピーになれる作品なので、ぜひ劇場で楽しんでほしいですね。

 

PROFILE

●ふぁいるーず・あい…1993年7月6日生まれ。東京都出身。O型。主な出演作に『ダンベル何キロ持てる?』(紗倉ひびき役)など。

●はなもり・ゆみり…1997年9月29日生まれ。神奈川県出身。O型。主な出演作に『ゆるキャン△』(各務原なでしこ役)など。

●いしかわ・ゆい…1989年5月30日生まれ。兵庫県出身。AB型。主な出演作に『進撃の巨人』(ミカサ・アッカーマン役)など。

●せと・あさみ…1993年4月2日生まれ。埼玉県出身。O型。主な出演作に『呪術廻戦』(釘崎野薔薇役)など。

●ひだか・りな…1994年6月15日生まれ。千葉県出身。A型。主な出演作に『ブラック・ブレット』(藍原延珠役)など。

作品紹介

『トロピカル~ジュ!プリキュア』
ABCテレビ・テレビ朝日系 毎週(日) 前830900

「映画トロピカル~ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボダンスパーティ」全国公開中

<キャスト> 
声の出演:ファイルーズあい、花守ゆみり、石川由依、瀬戸麻沙美、日高里菜ほか

photo/干川 修 text/倉田モトキ ©ABC-A・東映アニメーション ©2020 映画ヒーリングっどプリキュア製作委員会

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