◆テレビアニメの放送は2月に最終回を迎えました。この一年間を振り返っていただくと、どんな思い出がありますか?
河野:私はすごく成長させていただけたなと感じています。最初のころは、アフレコでせりふを合わせるだけで精いっぱいだったんです。せっかくこんなにもすてきな方々と共演できているのに、掛け合いを楽しむ余裕もなく、“まずは自分の仕事をしないと”っていう思いが強くて。でも、そこから徐々に自然と(平光)ひなたでいられるようになっていって。夏が終わるころからかな…。“今日のこのシーンだけは、ひなたらしく私が引っ張っていこう!”って思えるようになったんです。すごくおこがましいんですけど。
悠木:そんなことない! そういう気持ち、すごく大事!!
河野:でも、そんな自分になれたのも、皆さんがひなたと共に私を育て上げてくださったからだなと感謝の思いでいっぱいです。
依田:私も最初は出演できることへのうれしさがありつつ、ずっと必死でしたね。“とにかく頑張って乗り切らないと!”って気負っているところもあって。そうした中で…これ、ずーっと言いたかったことなんですが、悠木さんがいつもめっちゃ褒めてくれるんです!
河野:そう! ホント、励みになりました。
悠木:そうだったね(照笑)。でも、言っておくけど、私誰でも褒めるわけじゃないからね。
依田:(河野に)ねぇ、聞いた!?
河野:ね! うれしい〜!!
依田:私が悩んでいる時、悠木さんが「あそこ、すごくよかったよ!」ってさり気なく声をかけて褒めてくださったりして。その言葉に私は勇気をもらって、どんどん挑戦していくのが楽しくなっていったんです。悠木さんはこの一年間、ずっと私たちにとって座長であり、キュアグレースのような存在でしたね。