◆では、先輩のお2人はいかがでしたか?
悠木:私はそんな座長のようなつもりはなく、純粋にいいなと思った時に素直に言ってしまうだけなんですけどね。それに、最初からスキルのパラメータバランスがすごく整った人ばかりが集まっているなという印象があったんです。私も一緒にいて勉強することばかりでしたし、二人の演技を横で見ていたら、“私ももっとやらなきゃいけないことがたくさんあるぞ!”って思えて。そんなことを強く感じ出したころに、三森ちゃんがキュアアースとして作品に参加し始めたので、私は三森ちゃんからたくさんの安心感を頂きましたね。
三森:現場ではお母ちゃんとお父ちゃんみたいな感じだったよね、私たち(笑)。
悠木:確かに(笑)。
三森:それに面白かったのが、キャラクター同様、私たち自身の個性もお芝居の組み立て方も、みんなバラバラで。私はいつも直感で動いちゃうんだけど、あおちゃん(悠木)は私の演技に対して一つひとつを理論立てて説明してくれて。ひよちゃん(河野)はすごく知りたがり(笑)。「この時、三森さんはどういう感情で演技をされてるんです?」っていろんなことを聞いてきてくれるの。
河野:いつも細かい質問ばかりですみませんでした…(笑)。
三森:ううん。そうした質問をくれるから、私も逆に気づくことが多かったし、疑問を持つことはいいお芝居につながっていくからね。で、そこに誰よりも感受性が豊かななっちゃん(依田)がいてくれて。最後の収録の日はずっと泣いちゃってたよね。
依田:恥ずかしい…。むせび泣いてました(苦笑)。
三森:だって、駅のホームに着いてもずっと泣いてたもんね。知れば知るほど個性的な4人が集まっていて、それがすごく楽しかったですね。
悠木:そう言えば、三森ちゃんと私もこれまで現場が一緒になることはあったけど、しっかりとお話をしたことってなかったよね。
三森:うん、そうだった。
悠木:それが、今回はお芝居に対する考え方を聞ける機会もたくさんあって。本当にこの一年間をこのチームでやれて良かったなって思います。