戦後を舞台に、日本初の航空会社の設立を描いたスペシャルドラマ『エアガール』(テレビ朝日系)が3月20日(土)午後9時から放送される。激動の時代の中、戦後初のキャビンアテンダント(CA)=“エアガール”を目指す小鞠を広瀬すず。また、日本の空を取り戻すために奔走する三島を坂口健太郎が演じる。ドラマ初共演となる2人に、物語の魅力や撮影現場の様子、そして気になる小鞠と三島の関係性を直撃!
◆最初に台本を読んだ時の印象から教えていただけますか?
広瀬:航空事業についてほとんど触れたことがなかったので、何もかもが新鮮でした。しかも日本に初めて民間の航空会社が出来たのが、まだ60年ほど前だったということも衝撃的で。勝手にもっと古くからあったと思っていたので驚きました。
坂口:僕もそうですが、飛行機って普段あまりにも身近すぎて、そこにどんな歴史があるのか、ご存知ない方も多いと思うんです。もちろん、このドラマで描かれていることが全てではなく、当時はもっともっといろんな苦労があったと思うのですが、こうして日本初の航空会社の設立に尽力した方々のことを知ると頭が下がる思いですし、それを題材にした作品に参加させてもらえることに喜びを感じました。
◆お二人とも空の仕事を目指す役どころです。広瀬さんはパイロットになることを夢見つつ、エアガールという仕事に挑む小鞠役ですが、演じてみていかがでしたか?
広瀬:最初は私に務まるのかなと不安でした。でも、衣装合わせでユニフォームを着た時に気持ちが入って、少し安心できたのを覚えています。実際にCAの方にも所作の指導をしていただいたのですが、“絶対にお客様の筋肉を使わせない”ということを大事にされているなど、知らないことがたくさんあったので、すごく勉強になりました。
坂口:言われてみると、確かにそうだね。飛行機に乗っていて力を使うことってないかも。
広瀬:それはCAさんのお心遣いなんです。絶対にそのスタンスを崩さないという姿勢がとてもカッコよかったですね。それに、いろんなサービスに対して細かく気を配っていて、 “私たちは常にお客様から見られている”という意識も忘れないようにされている。そうした姿を見ていたら、“私も頑張らないと!”という思いになりました。