◆そんなゲームの世界を実写映画化した今作。受付嬢役は、オーディションだったそうですね。
オーディションはポール(監督)とskypeでお話をさせていただきました。海外の作品でのオーディションを受けるのは初めてだったのですが、ポールはすごく気さくでフレンドリーな方で。作品に関する説明などをフランクにお話ししてくださいました。海外の作品に出演した経験はないですが、この映画に対してすごくパッションを持っていると英語で熱意を伝えました。最後にポールが「南アフリカで待ってるね!」とひと言おっしゃって、skypeが切れましたが、それはつまり、出演できるということなのか、それとも見学に来てもいいということなのか。その言葉がどういう意味なのかとそわそわしていました(笑)。
◆正式に合格だと知らせを受けたのは?
数日後に事務所の方から出演が決まったと報告がありました。ただ、現地に行くまでは本当に決定なのか不安でした(笑)。
◆ハリウッドデビューが決まったわけですから、その喜びもあったのでは?
今回、たくさん取材をしていただいて「ハリウッドデビュー」と皆さんが言ってくださるのですが、私自身その実感があまりないんです。映画のエンドロールで自分の名前を見ても何か不思議というか。本当にあれは私なのかなと。なので自分がハリウッド女優! みたいな感覚は全くないです(笑)。夢のような幸運が舞い降りたと思っています。
◆受付嬢役に対してはどうアプローチされたのですか?
ポールからは、ゲームの受付嬢がそのままあの世界から飛び出してきたかのように演じてほしいと事前にお話を頂いていたので、ひたすらゲームの映像を見て、ストーリーや、スクリーンショットしたものを見たりと、とにかく研究をしました。まずはゲームの受付嬢に成り切る。その上で、本当に1人の人間として実在するようなリアリティーも加えられたらいいなと思っていました。