◆今回のドラマで共演を果たすまで、親子であることを公表していなかったお2人。その間、松谷さんは、舞台「転校生」や、映画「ブレイブ-群青戦記-」に出演し、キャリアを積まれてきたわけですが、そもそもこの道を志すきっかけは、どんなところに?
松谷:西田敏行さんとお話しさせていただいた経験が、1つのきっかけになりました。
松崎:西田さんは、せがれが生まれる前から、大親友で飲み仲間なんだけど、ある時、僕が仕事で約束していた飲み会に参加できなくなって、代役としてせがれを行かせたんです。
松谷:僕が大学2年のころだったと思います。西田さんのことは、小さいころから知っていたのですが、その時は、あまり“すごい人”という意識がなくて。僕にとっては、“西田のおっちゃん”くらいの感じでした(笑)。
松崎:高校までは朝から晩まで野球漬けで、それしかやってなかったから芸能界自体に興味がなかったんだよな。
松谷:大学に入ってからは野球を卒業して、新たな目標が見つけられずにいた時にそういう機会があって、初めて父抜きで西田さんとお話をさせていただいて。いろいろとお聞きする中で、役者の世界に興味を持つようになったんです。