美濃焼で知られる岐阜県多治見市を舞台にしたコミック『やくならマグカップも』(通称『やくも』)がアニメ化! 陶芸の世界にのめり込んでいく女子高校生たちを演じるのは田中美海さん(豊川姫乃役)、芹澤優さん(久々梨三華役)、若井友希さん(成瀬直子役)、本泉莉奈さん(青木十子役)の4人。放送開始を間近に控える彼女たちに、作品の魅力をたっぷりと伺いました!
◆“女子高校生×陶芸”という、これまであまりなかった組み合わせの青春ストーリーですが、原作漫画や台本を読んだ時の印象はいかがでしたか?
田中:作風自体はゆるふわ〜な感じで、すごくかわいいんです。そうした中で、陶芸という意外なテーマを扱っていることへのギャップに驚いたのを覚えています。それに、これまで陶芸というと少し難しい世界をイメージしていたのですが、いざ触れてみると色鮮やかな器やバリエーション豊かなアイテムがたくさんあって。“これはきっと、女の子はハマるぞ!”って思いましたね。
芹澤:原作もそうですが、ものすごく物語に引き込まれるんですよね。みんなが土をいじっている姿や姫乃ちゃんが悩んでいる様子がたくさん描かれているんですが、そこに陶芸が持つ温もりが加わることでよりかわいらしさが増していって。
本泉:うん、原作は絵のタッチが繊細で柔らかいから、癒やされるしね。それに、ただかわいいだけじゃなく、登場人物それぞれの葛藤や悩みにフォーカスしたエピソードもあるので、いろんな角度から楽しめる作品になっていると思います。
若井:私は岐阜県出身なので、多治見市はよく知っている街なんです。そこが舞台の作品ということで、“どんなお話なんだろう?”とワクワクして原作を拝見したら、誌面から多治見ののどかさや自然の豊かさがあふれ出ていて。特に多治見って夏の気温がものすごく高いんですが、夏の川場のシーンでは暑さが伝わってきて、“分かる! こんな感じなの!!”ってすごくリアルでした(笑)。